岩手県は、不足しているバスの運転手を確保するため、運行業者に対して新規採用者の試用期間の給料を一部補助する方針を固めました。対象期間は入社から半年間で補助率は経費の3分の1、1人当たりの補助上限は40万円程度で調整しているようです。運転手募集や育成に関連する経緯費、女性運転手用のトイレ整備など職場環境改善のための補助も設ける方向で、高齢化や人材流出が深刻化する現状に歯止めをかけ、「地域の足」の維持に注力するとのことです。
補助事業の対象は、県内で乗り合いバスを運行する、県交通、県北自動車、JRバス東北の3社が想定されており、19年時点で835人いた3社の運転手が23年は640人と195人減少しました。これは高齢化による退職に加え、業界を超えた人材獲得競争の激化と新型コロナウイルス禍を契機とした離職が進んだためです。
県は関連事業費約1700万円を盛り込んだ2024年度一般会計当初予算案を2月14日召集の県議会2月定例会に提案する見通しとのことですが、2024年問題でも人手不足が予想されていましたので、もっと早く予算化すればよかったなと思います。
見出しは 県、バス運転手の給与補助 と給料じゃなかったので窮余を使うことが出来ました。なお、県交通は「岩手県交通株式会社」という民間の会社です。