10日の紙面に大きな見出し マリ助産所建設 暗礁 を見てすぐに「難産」が浮かびました。
盛岡市の盛岡青年会議所が寄付集めに協力し、アフリカ・マリで進めてきた助産所の建設作業が、武装集団の襲撃によって見通しが立たない状況に陥っているというのです。マリはアフリカ大陸にある共和国で貧困国の一つと記憶していましたが、検索したところ下から18位で、貧困の原因には紛争・戦争が多いこと、政治情勢が不安定であることも含まれていました。
助産所の建設は盛岡が東京五輪のホストタウンになり、盛岡第二高校出身の女性が長年現地で活動してきた縁から立ち上げたプロジェクトで、襲撃で左官らが殺害され、政情不安と治安悪化などで支援団体も現地に入れないでいるそうです。同会議所は、同市がホストタウンに登録されたことをきっかけにマリでの活動を始め、21年に女性のための識字教室を建設しており、助産所は第2弾の位置づけで新生児・妊産婦の死亡率低下と女性の雇用創出を掲げ、昨年10月の開所を目指していたものです。
混迷の様子を紹介する記事に、クーデター、イスラム過激派、PKO撤退、ワグネルが含まれていますので、察しが付くと思います。
なお、盛岡青年会議所は第1弾の活動に対し高い評価を受け、全国の青年会議所の優れた事業を表彰する「AWARDS JAPAN2021」でグランプリを獲得していたそうですが、知りませんでした。
混迷は記事にあったので使いましたが、後ろに「助産」「難産」と「ん」が続くので「混乱」として「ん」を追加すれば面白かったかなと思っています。今週は入選が3回となり、「ん」を使い果たさなけりゃいいなと思います。