不妊治療、はじめました。

自身の備忘録のため、そして今この瞬間に不妊治療を頑張っている皆様と繋がりたい…。
そんな思いで徒然に書いていきます。

36. 5回目の採卵の方針決定!

2024-08-28 08:44:54 | 日記

5回目の採卵に向けた診療方針を決めました。

これまでと変更する事は2つです。

 

①タイムラプスの活用

タイムラプスは、培養器に内蔵されたカメラによって、培養中の卵を自動撮影する技術です。培養器から取り出すことなく正確な評価が可能になるものです。

今までは培養状況の確認のため、私の卵を培養器から出して、確認し、また入れる、という作業をしてもらっていました。

 

この培養器から出し入れする環境の変化が、私の卵にとってはストレスになっている可能性があったので、タイムラプスを使うことで、ストレス軽減により成長促進につなげていく方針です。

 

 

②初期胚での凍結

これまでは着床率が高い胚盤胞を目指していました。しかし、なかなか成長しないこの状況では、胚盤胞にこだわるよりも、移植できる胚を増やす方が妊娠への近道だと、改めて初期胚での凍結を提案されました。これも次回から採用します。

 

5回目の採卵方針が決まったところで、今回はエコー検査のみ実施しました。

モニターに映った卵胞の大きさを見ると、2センチ前後の卵胞がいくつか見えました。「大きいものが沢山ある!」と喜んでいたら、先生から「卵子には過熟があり、採卵適正時期を過ぎた卵は質が良くない」と言われました。卵子の過熟という言葉を初めて聞き、衝撃でした…。

卵は、力を蓄えれば蓄えるほど良いわけではなく、適切な時期を過ぎるとダメになる。本当妊娠と言うのは知れば知るほど奇跡的なことだなぁ、とため息が出てしまいました。

 

また、ホルモン剤の連日注射のため、卵胞の成長が速くなっている、とも言われました。そのため今回のエコー検査で確認された卵胞は、4日後に採卵することになりました。

 

短期集中プランは、本当に診療テンポが良いです。もちろん身体の負担や、仕事の調整をする労力は大きくなっていますが、「次の診療は生理が始まるまで保留」といった宙ぶらりんな期間がないのは、心理的に少し楽に感じるのが、唯一の救いです。


35. 3・4回目の採卵結果。今回も…。

2024-08-28 08:21:31 | 日記

3回目の施術から約1週間半。旦那さんと受精結果を聞きに行きます。

 

結果は…今回も惨敗。

 

3回目の施術で取れた卵8個のうち、成熟卵は2個。その2個とも受精はしたけれど、1個は受精卵から変化なし。もう一つは初期胚まではいきましたが、そこから成長が止まりました。

さらに、畳み掛けるように、4回目の施術で取れた1個は未成熟だったため、受精もできなかったとの報告も。

 

3、4回目の施術結果から先生が取れた仮説は2つです。

 

①未熟卵が多い件

 

今回採れた卵のうち、成熟卵は全体の3割以下でした。これはかなり低い確率だそうです。先生の仮説としては、GーCSFプライミングの影響で、未熟だった卵胞が覚醒し、採れる卵の量は増えたけれど、まだ卵子がその成長に追いついておらず、未熟卵が多いのでは、とのこと。

 

ちなみに、前回疑問に思った「採卵数が少ない件」については、施術期間が短いと、採れる数が不安定になる事はあるので、心配無用とのこと。それだけは一安心。

 

②胚盤胞にならない件

 

取れた成熟卵は2つとも、初期胚の段階で成長が止まっていました。これは1、2回目の採卵の時も同じでした。

先生の仮説では、胚盤胞への成長が途中で止まってしまうのは、卵が環境変化のストレスに弱いのではないか、とのこと。

 

この2つの仮説から、次回からの診療方法を決めていきました。


34. 4回目にして、初の無麻酔での採卵施術

2024-08-23 08:08:40 | 日記

4回目にして初の、麻酔なしでの採卵施術の日が来ました。

3日前から不安で、前々日の夜が一番落ち着けませんでした(前夜は逆に覚悟が決まったのか、ぐっすり眠れました(笑)。

 

事前調査で見つけた2つの意見、「もう二度と嫌だ」と「思ったほどの痛みじゃなかった」、どちらになるだろうかとドキドキしながら、施術を受けた結果…。

 

想像していたよりも痛みは少なかったぁぁ!!

 

それは、まず何より先生の技術力の高さのおかげだと思います。針を刺す瞬間、採血のときのようなチクリとした痛みは感じましたが、それ以上の痛みはそんなになく、短時間でさっと施術が終わった印象でした。看護師さんに「あっという間に終わった感じでした」とお話しすると「患者さんに負担をかけないよう、先生が技術を高めているんだよ」と教えてくれました。

先生にも看護師さんにも介護士の皆様にも本当に頭が上がりません。いつもありがとうございます。

 

痛みが少なかったと、少しほっとしたのも束の間、徐々にお腹の痛みが広がってきました。湯たんぽを当て楽な姿勢を探しながらごそごそ。それでもきつかったので、鎮痛剤を飲み、またごそごそ。鎮痛剤が効いてきた30分後位には落ち着けました。

 

それでも麻酔ありの時よりも痛みの程度は低かった感覚でした。なぜだろうと考えてその訳に思い至りました。

今回は、意識があった分、ピアニッシモの痛みから徐々にフォルティッシモの痛みへ変わっていく過程を感じられたため、痛くない姿勢をごそごそ探しながら、痛みを和らげることができました。

しかし、麻酔なしの前回3回は、意識が戻った途端に、フォルティッシモの痛みが襲いかかってきて、ごそごそ動くことすら辛かったのです。

おそらく痛み自体の大きさは変わらないと思います。でもだからこそ、過程が大事だなぁとつくづく思いました。

 

 

さて、ごそごそしている中、卵の数の結果が来ました。

 

採卵数は1個。

 

…ちゃんと採れた。0個の可能性もあるから、1個採れたことはありがたい。

頭では、そうわかっていても、やはり今までより激減のため、ショックは大きかったです。

この数の変化は、右卵巣からのみの採卵だったからか、麻酔なしのため取る卵胞が少なかったからか、それともたまたまなのか…次回診療時に先生に確認します。

 

頭では「次回の診療で先生に確認すれば良いや」と思っていても、心の方ではショックから立ち直っていませんでした。でも旦那さんに「今回は1個だったよ」と話したら、「選ばれた1個だね」と言われて、少し心が軽くなりました。いつも支えてくれてありがとう。


33. 4回目の採卵施術日決定!麻酔の有無は…

2024-08-20 07:47:37 | 日記

4回目の施術に向けたエコー検査とホルモン検査を実施。ホルモン検査の結果、エストロゲンの値が最高値に!先生から「もう卵が飛び出してきそう」と言われ、採卵は2日後に決定しました。

 

しかしこの採卵日、午後から、どうしても仕事が抜けられず、麻酔なしで実施することが強制的に決定されました。私の性格上、どちらでも良いと言う状況だとなかなか決めることができないので、逆に踏ん切りがついてよかったと思い込みました(笑)

もちろん不安は大きかったので、看護師さんに採卵施術手順を1から10まで確認し、イメージを固めました。細かい事までくどくど確認をする私に、嫌な顔をせず付き合ってくれた看護師さん。本当に感謝感謝です。そのおかげで脳内シミュレーションができ、当日に向けた覚悟を備えることができました。頑張るぞっ!

 

 

話は戻ります…。

私の生理周期では、翌週から月経開始予定でした。さすがに生理中は採卵施術は無いだろうと思い、先生に確認をすると「短期集中プランの場合、生理周期はぐちゃぐちゃになる」と言われました。今までは生理周期に合わせた採卵スケジュールだったので、なんとなく施術日の想定がついていましたが、これで今まで以上にスケジュールが読めなくなりました(^◇^;)

そして、生理中でも施術はするのだそうで…。「採卵室がスプラッタな状態になりそうですね」と冗談めかして言ったら、「短期集中プランの場合は、ホルモンの関係上、生理が始まってもそんなに血は出ないよ」と言われ、ちょっとだけ安心。

 

それにしても、いつも論理的な口調で説明される先生の口から“ぐちゃぐちゃ”と言う単語を聞いた時、スプラッタ映画が一瞬頭をよぎってしまい、ちょっと笑ってしまいました(^◇^;)先生、失礼いたしました。


32.麻酔はするべきか、せずにいくか、それが問題だ

2024-08-17 08:39:38 | 日記

4回目の採卵施術に向けての検査を始める前に、1つ大きな選択を迫られました。

 

それは採卵時に麻酔をするかどうかということ。

 

これまで3回は全て静脈麻酔で行ってきました。この麻酔当然ですが、料金が発生します。月に1回程度であればちょっと財布が痛いなぁ位で済んだかもしれませんが、ただこれから月に2〜3回施術をすると考えると、麻酔代がバカにならない(^◇^;)

 

しばらく無麻酔での採卵についての検索魔と化しました。ネットに上がっていた声は、見事に真っ二つ。

つまり『めちゃくちゃ痛い!次は絶対静脈麻酔!』という声と『予想よりも痛くなかった〜』という声です。

 

人によって痛みへの耐性も違えば、卵巣の位置、卵胞の位置、そして先生の技術力でも変わってくるとは思いますが、こうも見事に分かれるとは…。

一番困るパターンに陥りました。

 

もちろん旦那さんや看護師さんにも相談をしました。旦那さんからは「お金は気にせずにやればいいよ」と言われていましたし、看護師さんからは「施術時間は2 〜3分だから、そんなに怖がらなくても大丈夫」とも言われました。

 

さて、どうするか。次回の採卵まで悩んでみようと思います。