家具の病院

家具の修理は、『家具の病院』にお任せください!

家具修理 ダニエル「家具の病院」 椅子張り修理

2019年01月21日 | 修理事例(張替)
約150年前に西洋から伝来した西洋家具造り。日本では横浜が発祥とされ【横浜クラシック家具】と称され現在にその伝統技術を受け継ぐ、横浜元町のダニエル。そのダニエルが構える家具修理工房が【家具の病院】である。

今回修理に入ってきた椅子は、イタリア製のクラシックチェア。

入院後、キレイに分解されパーツを再度組み立て工程を施し、椅子張り工程にはいる。


一番最初に行う工程は、ウェビングテープを張り、スプリングの底を支え、座り心地を演出する。

最近はこのウェビングテープをビニール製やゴム製のモノを使用するところがほとんど。
すると、経年劣化が早く、3年から5年で劣化が始まり10年もすると輪ゴムのバリバリっとなったような状態になってしまう。
ここがポイント! ダニエルでは、昔から麻の帯のテープを使う。麻は経年劣化がほとんどなく30年使用していも多少伸びる程度で、ズッボッと椅子の座面が抜け落ちてしまうことはない。

その後、スプリングを一つ一つ乗せ、単独のスプリングを同じく麻のテープで結っていく。
  
このバランスが全て。このバランス一つで座り心地が変わる。張りを残しながら、弾力性のある掛け心地を演出する。このように、単独スプリングを一つ一つ結っていくこともとても熟練の技が必要。

見事に結いあがったスプリングの出来栄えは見事。
その後、クッションの上に綿を引き、強度がある麻を一枚ひく。

  
フレームの枠に合わせて土手を製作。以前はここにワラを使用してた。現在はウレタンの堅いモノを使う。
古いモノでワラが出てきた場合は、そのままワラを使う。


土手が出来たら、その上にシュロやワラ、ヤシの繊維を入れる。
ここがポイント!! 現在はここで一枚ウレタンを置いて布地を張って終わり。
ダニエルでは、スプリングの弾力性を上げるために耐久性の高い前記の植物繊維を入れる。今回はヤシ。


シュロやワラは長い間の使用に対してウレタンよりも、高い耐久性がある。
また、自然素材で体にも環境にも優しい。



最後に、ウレタンを施す。
そして、ご依頼の革を用意し張っていく。

  
今回のご依頼では、背中の籐張りの色直しも一緒にご依頼いただきました。
ここがポイント!! 普通椅子直し、張替屋さんは【椅子のグラ直し】や【塗装修理】はやらないか、外注。
そのために、一貫した製品管理ができなかったりコストが高くなったりする。
ダニエルの場合は、既存のダニエル家具製造ラインがあるために、全ての工程においてダニエル、生粋の職人集団が修理を一貫して行う。 そのため、出来上がりに村が無くキチンと一貫した管理ができるのである。

 
最後は鋲を丁寧にひとつひとつ打ち込み、張り上がり。

簡単に見える鋲打ちでさえ、まっすぐ均等に、頂いた4脚ともに同じように打つのは至難の業。
このようにして、【椅子の修理】がおこなわれる。

日本で手に入らない、シュロや馬毛等の天然素材は海外からの輸入品。ダニエル自身がモノづくりをする一方で海外輸入商品の総代理店をいくつも兼ねているからこその離れ技と言える。

良いモノを長く使う。家族のパートナーである家具を次世代に受け継ぐ。その使命を持って今日も職人たちは家具造りに励んでいる。

ちなみに、今日椅子張りを行った職人、今村君はダニエルが解説する【家具の学校】の生徒さんから職人になった一人。
【家具の学校】は家具の病院の付属機関。修理して使うモノづくりを体験してもらうと始めた学校は、今年で13年目。

写真から昔の家具を復刻したない様が新聞でも紹介されています。『吉田茂元首相邸』の件



家具修理】・【家具の学校】、どちらもお問い合わせは、ダニエル【家具の病院】で受付可能。

ホームページでは各ブログで【修理内容】や【学校の授業】内容をご覧いただけます。


★★★★ダニエルオフィシャルホームページ(www.daniel.co.jp)★★★★

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ドレッサースツール の修理事例紹介

2017年07月05日 | 修理事例(張替)

ダニエルの「家具の病院」に入院した家具の修理事例紹介です。

「想い出のドレッサースツール」張替事例

ダニエル「家具の病院」

 

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アーコール3Pソファ張替

2016年11月24日 | 修理事例(張替)

人気のイギリスの老舗家具メーカーアーコール社のソファです。

クッションのへたりとクッションカバーの擦り切れが気になっていたお客様です。

お選びになった張り布はダニエルNo3-99メイ、

アーコル社の雰囲気にぴったりです。

クッションの硬さも見違えるようにしっかりとして、

座り心地も元通りになりました。

大切にされた家具は、世代を超えて受け継がれていくものです。 

ダニエル家具の病院』がそのお手伝いをいたします。   電話 0120-497669


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ソファの張替&テーブルの塗り替え

2016年08月01日 | 修理事例(張替)

ソファの張替 

長年使われたソファとテーブルの塗り替えをさせていただきました。

 

革張りの椅子は、経年変化と劣化によって色が剥げたり、革がひび割れてしまっています。

 

テーブルの天板も同じく、劣化で色が褪せてしまっています。また、お茶やコップの結露による輪染み。

これを横浜元町ダニエルの熟練職人達の手で綺麗に修復します。

今回は修理工程が無いのですが、モノの見事に綺麗になり、納品されました。

テーブルも見違える様です。

 

Before                     

 

After

Before

After

少しくたびれていた応接セットが蘇りました。

 

これまた、20年は使えそうです。

家具の修理は「家具の病院」へ

見積もり無料、相談無料 電話0120-497669 kagunobyouin@daniel.co.jp

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ソファの張替

2015年12月07日 | 修理事例(張替)

 薄いピンク色のソファで、汚れが気になり、

座面のウレタンもへたってしまい座り心地も悪くなりました。

 新しくお選びになった布はモケットです。

手触りがベルベットのような優しさがあります。

しかしとても丈夫な布です。

写真ではかなり光っていますが、

実際は黄色がかった茶色で以前より豪華な感じが出ています。

中身のウレタンも全て新しくなり、座り心地も元通りになりました。

 

大切にされた家具は、世代を超えて受け継がれていくものです。

ダニエル家具の病院』がそのお手伝いをいたします。電話 0120-497669

 

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室内リフォームにあわせて、ソファもリフォーム(張替・塗替・木部修理)

2015年08月17日 | 修理事例(張替)

広い庭に面した、気持ちのよいリビングには

ゆったりとしたソファとテーブルが置かれていました。

しかし、長年室内犬を飼っていたのでソファの木部は傷だらけとなり、

革のダメージも大きいです。

室内のリフォームを期に大事なソファも完全リフォームすることになりました。

         

ダニエルでは、ただ張替をするのではなく、木部のメンテナンスも重要視しています。

木部の補強はもちろん、塗り替えも行います。

今回はこのすべてを行いました。

木部はパーツごとに取り外し、補修し、塗装を剥離して塗り替えました。

深い傷はやや残りますが、結果ほとんど新品同様に生まれ変わりました!

お客さまにも大変ご満足いただけました。

    

 

大切にされた家具は、世代を超えて受け継がれていくものです。 

ダニエル家具の病院』がそのお手伝いをいたします。

お問い合わせ先
電話:045-311-4001
フリーダイヤル:0120-497669

 

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ソファの革 補修

2015年06月30日 | 修理事例(張替)

今日のご紹介は革張りソファの補修・修理。

今回の患者さんは紫外線や乾燥による革張りソファのひび割れです。

 

全体は特に問題なくご使用になられる程度なのですが、座面のところだけひび割れが発生してしまいました。

本来であれば、全体張替がおすすめですが、座面だけという事で、座面の実の張替も可能ではあります。

しかし、他の部分の革と質感や色目が合わず、張り替えた箇所だけ余計に目立ってしまうことがあります。

そこで今回は、現状のソファに着色を施して、色調整を行います。

 修理後です。

座面の革の割れ自体を修復することはできませが、全体的に着色することで、今まで目立っていた割れが目立ちにくくなりました。

更には全体着色の為、バランスよく補修が完了いたしました。

お客様のお手持ちの家具の修理に関しては、ケースバイケースで対応しております。

現在お困りのことや、ご質問がございましたら何なりとご相談ください。

家具修理専門 「家具の病院」

電話0120-497669 10時~18時 

オフィシャルホームページはこちら

 

 

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椅子の張替 デスクチェア 「家具の病院」

2015年06月30日 | 修理事例(張替)

20数年お使いいただいた、デスクチェアの張替依頼をいただきました。

 

座面と手掛けのところは、さすがにすり切れてしまい、中身のウレタンが露出。

フレームはもちろん、機構も全く問題ないので全体張替をすることに。

 

数ある布地のサンプルからお気に入りの布地を選定いただき、横浜:ダニエルの「家具の病院」へ持ち込み。

熟練職人が原稿の布地を丁寧にはがし、ウレタンも含めて全て交換。

 

座り心地も購入当時の座り心地にもどり、布地も真新しくなり、まさに新規購入をしたかのよう。

 

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張替でイメージチェンジ!

2015年03月28日 | 修理事例(張替)

長年ご愛用の椅子、ソファをご新築のお部屋に合わせてイメージチェンジされました。

元はオーソドックスなクラシックタイプの布でしたが、クラシックモダンに変身いたしました。

                     

 

写真ではやや表現しきれていませんが、

シックなグレーの地にまるで金箔を散らしたような生地をお選びされました。

結果は、見違えるような気品のある豪華な逸品に仕上がり、お客様にも大変喜んで頂きました。

大切にされた家具は、世代を超えて受け継がれていくものです。

ダニエル家具の病院』がそのお手伝いをいたします。   電話 0120-497669  

 

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メディカルシート(ダイニングチェア)

2015年01月21日 | 修理事例(張替)

張替前はクラシックでやや重厚な感じのダイニングチェアが、

黄色いストライプも鮮やかに、おしゃれで軽やかなチェアに生まれ変わりました。

 

       

張替修理でお客様が一番大変なのは、

たくさんあるサンプルから張布を選ぶこと。

でも

張替の醍醐味でもあります。

椅子の形状や、

部屋のインテリアに合う『1枚』を選ぶ過程を、

楽しんでいただければ幸いです。

        

大切にされた家具は、世代を超えて受け継がれていくものです。 

    『ダニエル家具の病院』がそのお手伝いをいたします。   電話 0120-497669

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