もう可成り昔のことになります 私が中学三年生の頃(丁度50年くらい前かな)
釣りが好きな同級生と初めて夜釣りに行った時の事ですが 夏休みに自転車に乗って海まで二時間半くらい掛かる
天草の一歩手前の不知火町のズッと先の方まで行きました。もう天草の一歩手前の三角町(さんかく町ではありません みすみです)^^;
私と同級生はそれまで川釣りばかりいていましたので海の魚ってすげぇ引きが強いそうだよー
なんて事を勝手に決めちゃってねぇ それに海へ行けば大きいのが釣れるって皆言いよるなー 俺達も行って見ろばい!
そういうことになって 未だ川釣りの道具しか持ってないのに何も知らず威勢良く出発したのですが・
お金もあまり持ってなかったので祖母から作って貰った握り飯と水筒だけ持って自転車をこいで坂道を上り下りしながら
やっとの思いで目的地に着いたときはもうクタクタでした^^;
着いたらもうやがて暗くなってきたので電気浮子というものに取り替えて釣ったのですが何も釣れません
その内にキンギョ(ネンブツ鯛)が友達の竿に掛かってきたので「うわー、何やそりゃ?」とか言って
初めて見た魚に騒動していました。チラホラとススキの幼魚(セイゴ)が釣れたりしてました。
小さいけれど初めて見る魚にワクワクしながら夜の蚊の大群に刺されながらも釣り続けていました。
そして今思えば満潮前だったのでしょうねえ 目の前の先の方にトラックのシートみたいな色の物が左方向へと
流れていきました。友達と2人でヤッパリ海はすげえねぇ 流れていく塵も太かとばっかりだね そう言いながら
相変わらず小さな魚を釣っていたんですが。その内に満潮になって下げ潮へと流れが変ったのか今度は右方向へと
流れが変りました。海の流れは楽しいね アッチ流れたりコッチ流れたりとか言っていたところ先程のトラックのシート
みたいな物が いや実際にトラックのシートだったのです それが目の前直ぐ近くをユックリと流れて来ました
なんか邪魔になるよなぁ と2人で言いながらシートを避けるようにして仕掛けを投げていたのですが
相棒の投げた仕掛けがシートに当たって上げようとしたら道糸まで絡んでしまったのです
「ちぇっ、仕方ないなー そう言って2人で道糸を引っ張ってユックリ。ユックリとたぐり寄せました。
2人とも明かりは用意して無くて堤防の外灯の明かりだけ頼りに釣ってたので薄らとしか見えないので
相棒に「どうや ちゃんと外れそうか?」と聞いたら「一寸待ってやってみるばい」そう言ってシートに
手を伸して外していたら「太かゴムバンドで巻いてあるばい そのバンドに針がぬかっとる」
そう言うから私がすかさず釣り具箱からハサミを取り出して「ほれ、これで切ってしまうたい」
そう言ったので「うん、その方が早かろねえ」と言ってゴムバンドを切ってしまった時の事です
シートがバラバラと解けて何やら中から見えてきたのですが 服の布地みたいな物が見えた瞬間に
シートがクルッと回転して反対側を向いた時に2人とも一瞬声が出ませんでじーっとその物体を見詰めていました
時間にして何秒だったでしょうか分りませんが「私が何かこらぁ・・ひゃぁ、 おいにぐっぞ(逃げるぞ)」
そう言って2人とも道具はそのままにして国道の方まで走って行きました。自転車置いたまま走ったんです
兎に角、明るい照明のあるところを探してやっとの事で息を整え直しました
そして車が通るのを待っていたのですが 中々真夜中に一台も通ってくれません
2人ともガタガタ震えて声も出ないような状態でした。暫くしてようやく現状に納得したのか
少しだけ頭も回転するようになり 近くの農家の玄関を叩いて 此れ此れ然々と説明したら
なんとそこの農家の人も気持ち悪いから先ず一番に警察に来て貰えと言って警察に電話してくれました
農家の人もこんな真夜中にイタズラでは無いなと直ぐ思ったのでしょうねえ・・
それから暫くしてパトカーの音が聞こえてきて現場は明々と照らされて一所だけ真昼のようになりました
そして、又パトカーの音が何台も続けて聞こえてきて近くの農家の人も沢山集まってきました。
刑事みたいな人が3人くらい来て浮かんでいる死体をカメラにとって
そして堤防の上に死体を上げました。少しだけ発見したときの状況を聞かれて「中学生だけで夜遅く釣りはダメだぞ」
と言われて「自転車で帰るにはもう無理だろうから送ってやれ」とパトカーの警官に言って
明日朝からまた話を聞くからちゃんと直ぐ寝とけ」と言われた・・
驚いたのは真夜中にパトカーで帰ってきた私を見た 家人でした(笑)
警官が説明してくれたので叱られもしなかったが 刑事が言うように早く寝とけと言われてもねぇ
あの光景が瞼に完全に焼き付いちゃって眠れなかった・・・・
あくる日の朝 警察が迎えに来て現場まで乗せて行き2人で説明をさせられた
「お前達が自転車乗って帰れるように連れてきたとばい」そう言われたので又渋々自転車漕いで
家まで帰りました それから半年ばかりしてから殺人犯が逮捕されたとニュースが流れてから
友達と2人で初めて同級生等に威張りながら 発見時の話をしちゃいました^^;
それまでは2人も怖くて思い出したくなかったのですねー
いやぁしかし 真夜中の釣り場で死体なんて見るもんじゃありませんよー
暫くは夜釣りなんて出来なくなります 此は間違いないですなー。
それでは今夜はこの辺で終ります 皆様又明日も楽しい一日に成りますようニィ
おやすみなさ~いzzz
コタツ犬です^^
釣りが好きな同級生と初めて夜釣りに行った時の事ですが 夏休みに自転車に乗って海まで二時間半くらい掛かる
天草の一歩手前の不知火町のズッと先の方まで行きました。もう天草の一歩手前の三角町(さんかく町ではありません みすみです)^^;
私と同級生はそれまで川釣りばかりいていましたので海の魚ってすげぇ引きが強いそうだよー
なんて事を勝手に決めちゃってねぇ それに海へ行けば大きいのが釣れるって皆言いよるなー 俺達も行って見ろばい!
そういうことになって 未だ川釣りの道具しか持ってないのに何も知らず威勢良く出発したのですが・
お金もあまり持ってなかったので祖母から作って貰った握り飯と水筒だけ持って自転車をこいで坂道を上り下りしながら
やっとの思いで目的地に着いたときはもうクタクタでした^^;
着いたらもうやがて暗くなってきたので電気浮子というものに取り替えて釣ったのですが何も釣れません
その内にキンギョ(ネンブツ鯛)が友達の竿に掛かってきたので「うわー、何やそりゃ?」とか言って
初めて見た魚に騒動していました。チラホラとススキの幼魚(セイゴ)が釣れたりしてました。
小さいけれど初めて見る魚にワクワクしながら夜の蚊の大群に刺されながらも釣り続けていました。
そして今思えば満潮前だったのでしょうねえ 目の前の先の方にトラックのシートみたいな色の物が左方向へと
流れていきました。友達と2人でヤッパリ海はすげえねぇ 流れていく塵も太かとばっかりだね そう言いながら
相変わらず小さな魚を釣っていたんですが。その内に満潮になって下げ潮へと流れが変ったのか今度は右方向へと
流れが変りました。海の流れは楽しいね アッチ流れたりコッチ流れたりとか言っていたところ先程のトラックのシート
みたいな物が いや実際にトラックのシートだったのです それが目の前直ぐ近くをユックリと流れて来ました
なんか邪魔になるよなぁ と2人で言いながらシートを避けるようにして仕掛けを投げていたのですが
相棒の投げた仕掛けがシートに当たって上げようとしたら道糸まで絡んでしまったのです
「ちぇっ、仕方ないなー そう言って2人で道糸を引っ張ってユックリ。ユックリとたぐり寄せました。
2人とも明かりは用意して無くて堤防の外灯の明かりだけ頼りに釣ってたので薄らとしか見えないので
相棒に「どうや ちゃんと外れそうか?」と聞いたら「一寸待ってやってみるばい」そう言ってシートに
手を伸して外していたら「太かゴムバンドで巻いてあるばい そのバンドに針がぬかっとる」
そう言うから私がすかさず釣り具箱からハサミを取り出して「ほれ、これで切ってしまうたい」
そう言ったので「うん、その方が早かろねえ」と言ってゴムバンドを切ってしまった時の事です
シートがバラバラと解けて何やら中から見えてきたのですが 服の布地みたいな物が見えた瞬間に
シートがクルッと回転して反対側を向いた時に2人とも一瞬声が出ませんでじーっとその物体を見詰めていました
時間にして何秒だったでしょうか分りませんが「私が何かこらぁ・・ひゃぁ、 おいにぐっぞ(逃げるぞ)」
そう言って2人とも道具はそのままにして国道の方まで走って行きました。自転車置いたまま走ったんです
兎に角、明るい照明のあるところを探してやっとの事で息を整え直しました
そして車が通るのを待っていたのですが 中々真夜中に一台も通ってくれません
2人ともガタガタ震えて声も出ないような状態でした。暫くしてようやく現状に納得したのか
少しだけ頭も回転するようになり 近くの農家の玄関を叩いて 此れ此れ然々と説明したら
なんとそこの農家の人も気持ち悪いから先ず一番に警察に来て貰えと言って警察に電話してくれました
農家の人もこんな真夜中にイタズラでは無いなと直ぐ思ったのでしょうねえ・・
それから暫くしてパトカーの音が聞こえてきて現場は明々と照らされて一所だけ真昼のようになりました
そして、又パトカーの音が何台も続けて聞こえてきて近くの農家の人も沢山集まってきました。
刑事みたいな人が3人くらい来て浮かんでいる死体をカメラにとって
そして堤防の上に死体を上げました。少しだけ発見したときの状況を聞かれて「中学生だけで夜遅く釣りはダメだぞ」
と言われて「自転車で帰るにはもう無理だろうから送ってやれ」とパトカーの警官に言って
明日朝からまた話を聞くからちゃんと直ぐ寝とけ」と言われた・・
驚いたのは真夜中にパトカーで帰ってきた私を見た 家人でした(笑)
警官が説明してくれたので叱られもしなかったが 刑事が言うように早く寝とけと言われてもねぇ
あの光景が瞼に完全に焼き付いちゃって眠れなかった・・・・
あくる日の朝 警察が迎えに来て現場まで乗せて行き2人で説明をさせられた
「お前達が自転車乗って帰れるように連れてきたとばい」そう言われたので又渋々自転車漕いで
家まで帰りました それから半年ばかりしてから殺人犯が逮捕されたとニュースが流れてから
友達と2人で初めて同級生等に威張りながら 発見時の話をしちゃいました^^;
それまでは2人も怖くて思い出したくなかったのですねー
いやぁしかし 真夜中の釣り場で死体なんて見るもんじゃありませんよー
暫くは夜釣りなんて出来なくなります 此は間違いないですなー。
それでは今夜はこの辺で終ります 皆様又明日も楽しい一日に成りますようニィ
おやすみなさ~いzzz
コタツ犬です^^