先ずは、拙僧の手に食らいついてくれた忌々しい障泥烏賊の姿を・・
丁度一キロくらいでしたがスカリの中で活かしておいて帰り際に絞めちゃって
帰り着いてから急いで冷凍しちゃいました そして解凍して食べたらマヂで柔らかくなって
甘味も増してねぇ まぁアミノ酸分解が起きてたのでしょうなぁ 最高点でしたよ^^
夕方遅くなり風が穏やかになりとても良い凪になりました これこれ・・夜釣りはヤッパリ凪でなきゃねぇ
海面には大手スーパーの街灯の明かりがくっきりと浮かび列を成している。
町の体育館のおっきな明かりがユラユラと海面で揺れていた。
実はこの日は障泥烏賊の泳がせ釣りの餌となるアジがまったく釣れないでいたんだけど
釣友の第八信洋丸の船長が先日釣って餌に使った残りを大きなスカリに入れて活かしておいてくれたのだ
これはラッキーなことだったので心の中で手を合わせて感謝して大事に使わせて頂くことにした
辺りはもう薄暗い、第1投を投げるにはベストな時合だと思って急いでアジを付け餌にして
思いっきり遠投した。暫くして浮子が立ったのを確認して竿尻を固定した。
そして直ぐに浮子がどっちの方向へ流されていくか確認しようとしたらケミホタルが見当たらない
あれっ?今投げたばかりでまだ二十秒くらいしか経ってないのにおかしいなそんなに早く食付いてる筈は無いんだが?
そう思って目を凝らしてあちこちと視野広くケミホタルを探したがまったく見当たらない
そうかぁ やっぱり喰ってきてるのかぁ そう思った私は、バッグからタバコを取り出して一服始めた
大体、浮子が沈んでからタバコ一本吸い終わったくらいが一番いい合わせのタイミングなのだ
仕掛けはがまかつの「お墨付き」という奴で落下傘針が二つ付いていて感度良く深く突き刺さる
やがてタバコを吸い終わって仕掛けを上げにかかった。 巻き取るとグイッ、グイッと引っ張って反抗している
間違いなく針が刺さったなぁ・・そう確信した私は針が外されないようにユックリと丁寧に巻き上げた
先ずは一匹目、500g程の可愛い障泥烏賊でした。小っちゃいけどこれくらいのがあんまり硬くなくて
味も抜群なのだ^^ 早速スカリの中へポチャリといれて泳がせた とても元気であるよかったなぁ^^
さぁそして第二投目のアジを付けて、また思いっきり遠投した。ケミホタル付けた浮子が勢い余って
ポチャリと着水したら浮子が沈んだ。浮子を確認しようと浮かんでくるのを待っていたが浮かんで来ない
あれっ? 此は確実におかしいようだなぁ 少しだけ沈んだままのケミホタルが海面にボヤーッと見える
そしたらなんとジワジワと沈んで行くのだ・・これはもう喰っているのだと分かり今度は
四分ほど経ってから巻き上げました。ジワジワと巻いたらグイグイと引っ張る。ちゃんと針掛かりしてるようだ
そのままユックリと巻いて海面に姿を現したのは、これ又、さっきのと同じサイズの障泥烏賊でした^^;
此も難なくタモに納めて小さいながらも早くも二匹目ゲット・・・・
夜の寒さに備えて防寒着を着込んでいたので汗が出てきた
タモは6mの長い奴でそれを竿尻の所で持って精一杯腕を堤防から真下に伸してやっとの事で獲物に届く
此が何とも重く感じて可成りの重労働なのだ(笑)
針から外した獲物をスカリの所まで急いで走って持って行く スカリに入れた時にはクタクタである
それでも気合いを入れて3投目を投げる ポチャッという音と共にケミホタルを確認できた
そして竿尻を固定して暫く休憩やなーと思って再度浮子を確認しようとしたら なんてこったい
またケミホタルが見当たらない まさか・・そう思ったが やはり思った通り早くも食付いていたのだ
ヤレヤレ 少しくらい休ませてくれよ もう爺さんになってしまって体力も無いのだぁ
そんなことをブツブツと言いながら巻き上げ始めたのだが これも又、先ほどとサイズは一緒だった。
もう此の時には膝がガクガクと音を立て始めていた^^; もう暑くて汗が止まらなくなったので
防寒着を脱いだ 肌着一枚なんだが丁度良い 暫く涼んでから今度は第四投・・・
これは、もう力が抜けていて失敗して堤防の際、所謂、足元にポチャリと落ちた。
でも、もうすぐに投げ治す気力も無かったのでそのままにしておいた どうせ食付いては来ないだろうから
暫く身体を休めようと思った。冷たいドリンクを飲んで堤防に背中をもたれて深々と腰を落とした。
昨夜も睡眠不足で運転してきてそのまま釣り場へ来たから躰も普通じゃ無かったのだ
鉛のように重たい・・ 汗も完全に引いたところで風を惹かないようにまた防寒着を着た
そして仕掛けを投げ治さなきゃ根掛かりしちゃうかもなぁと思ってリールを巻いたら
何とぉ、浮子はそのままの状態で障泥烏賊が食っていたのである これには私も初めての経験だったので
驚いたのなんのってぇ 四回投げて全部に食付いていたのであーる しかし、この頃には潮も一段とひいていて
タモが届かない状態になっていた。悪戦苦闘したけどとうとう針から外れてしまい逃げていった。^^;
それから気合いをまた入れ直して6回程投げましたがその全てが投入後30秒以内で喰ってきたのであ~る
でも悲しいかなその全てがタモが届かないと言う事で敢え無く敗退・・・・
そして潮が満ち潮に変り水位が高くなってきたところを狙ったんですが 潮が変ったらまったくアタリ無し(涙)
こりゃダメだと言う事でもう敢え無く撃沈っす 車の中でイビキをゴーゴーとかきながら意識不明になっていました
まぁしかし今迄の経験の中で障泥烏賊がこんなに何かの養殖場の魚のように次から次へと爆食いしたのは初めてでした
貴重な体験させて貰ったなぁと海に感謝しました。
と言うところで今夜はこの辺で失礼しまーす。 明日は楽しい土曜日をお過しくださいねぇ
おやすみなさ~いzzz