破戒僧 黒蓮 人情釣り道楽

日々の出来事や 仏教説話 釣りの記事を書きなぐっております
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う~む(--;)一体何故?

2023年06月05日 18時13分59秒 | 近況

日曜の深夜から出発して六時頃に現地へ到着した
まぁ見事なまでの凪であった しかし私の胸には嫌な予感が有った。
いつも、こうなんだ 来たときは素晴らしい凪で喜ぶんだが昼前後から風が吹き出し強風になるんだよねぇ
今回に限らずいつも天気図を確認して来てるんだけどねぇ(--;)
釣友達の言う事には、ここ暫くは毎日そんな状態が続いているとかぁ・・
朝からは風一つ無いような凪だけど必ず昼からシケるってぇ。
去年はある程度天気図の通りに風も吹いていたんだけど 今年になって何故か決まったように
強風になる 一時的に風音がするような強風になるのだぁ(T0T)
昨日は、午前中、絶好の釣り日和だったのだが潮時も悪かったせいか(到着時が満潮だった)
昼少し過ぎまで下げ潮が流れていたのであまり期待していなかったんだが~
私の釣り座(ポイント)では上げ潮に殆どアタリが有るのだよねぇ
仕掛けを作って第一投してみて「ヤッパリ、サバ子がハンパないなぁ・・これじゃぁオキアミなんて
使っていたら永遠に釣れることは無いなぁと思って サナギとカニを餌に変えた。
時折、ゴソゴソと何やら突くが正体が分らない(--;) まぁ気の利いた魚ならいいんだけど・・
多分潮の流れが反対なのであまり食い気が無いのかも知れない
潮変り後を期待して のんびりと竿入れを繰り返した いつまで経ってもアタリすらない・・
私は、置き竿にして手洗いバケツに手を入れ手を洗っていたのだが その時に~
針が水面にとどいていたのだろうが餌は殆ど着いていない状態だったので気にも留めなかったのだが
「ガシャ」と音がしたので振り向けば竿もろとも海の中へ・・・
慌ててタモでリールの部分を引っ掛けてたぐり寄せ上げてみようとすると何やらちょっとばかり
手応えが有って下の歩へと潜ろうとする。難なく上げたのは足の裏サイズのメジナだった。
それもおかしな事に殆ど素針にくいついてきたのだから驚いた
まぁ餌が残っていたにせよサナギを使用していたのでまさかメジナがサナギを食べるなんてと不思議だった
長い釣り人生の中で過去に一度だけサナギでメジナを釣ったことを思い出した
やはり水面をユラユラと動いているとイキナリ下の方から突進してきて食いつくのだろうなと思った。
さて、そんなハプニングもあって少しは状況が変わるかなと思っていたら、又アタリはなしのつぶてなのだ
時刻は、そろそろ正午になる 未だに下げ潮の流れが続いている・・
正午のサイレンが(今はオルゴール)が鳴った・・

いよいよ、問題の午後からの風の時間だが嫌な予感がする(こわっ)
きゃぁ 案の定、無風だったのが北西風がそよそよと吹き出して一時間後には強風に変わった
くわぁぁ! 一体何なんだよこれはぁ あんなに天気図も安心できるものだったのにぃ
何人もの釣友が台風一過の大漁を目指してやって来てるんだがぁ・・

潮変りとともに風が出てくるんだよねぇ(昔の漁師は月の出月の入りの時に風が出る)なんて事を
言っているんだがぁ ヤッパリねぇ月の出月の入りは潮変りの時刻に近いもんねぇ^^;
風は堤防の真横から吹きすさぶ 裏も表も釣りにならない 
「クソッ」このままオメオメ引き返せるかってんだぁ 頭にきたぞぉ>_<
真面に釣っていたら釣りにならないから 落とし込みに変えた
堤防壁際を風を避けるようにして蟹を着けてスルスルと落とし込んだ
そろそろ着底する頃だなと思ったのでボトムより50cmほど上で止めた 潮は抜群の流れをしている
まぁ落とし込みだからチヌ狙いになるわけだが・・
色々と考える暇も無く糸がピーンと張った と同時にひったくるようなアタリがあった。
ギャッ! 何だこれはチヌじゃ無いぞ 凄い勢いで沖へと走る 暴れるわ暴れるわで短い落とし込み竿
(BJスナイパー)がアメのように曲がる やはり魚が掛かってからは長い方が戦いやすいなぁ・・
何てことを思いながら糸を出したり巻いたりしながらしのいでいたら流石に相手も疲れたのか
海面近くにまで浮いてきた 何やらギラギラと光っていたので なんだぁやっぱりチヌかぁと思った
しかし水面に浮いたその姿を見たら愕然とした「ヘダイ(平鯛)」であった・・
そうかぁコイツだったから針掛かりと同時に凄い勢いで沖走りしたんだなぁ・・
まぁ重量にして1.5kg程度だったかなぁ スカリ入れようとしたがグッタリとしていたので
そのままクーラーに入れた^^

さぁ折角の獲物がヘダイだったので気を取り直して第二投を落とし込む今度も蟹餌だ・・
今度は着底するまで落とし込んだ・・すると微妙に糸が張ったり緩んだりを確認できた
少しばかり送り込んでやる 送り込んだ分だけまた糸が張る 「食ってるな」実感した・・
勢いよく合わせるとコイツもイキナリ走り出す ハンパない 先程のような沖の方へと
走る暴れ方ではない 下に潜ろうとするんだが これもジッと我慢していると後はあっさりと
浮いてきた 海面に現れた獲物は「イラ」であった 別名ハトポッポとい言う奴だ(笑)
やれやれ、外道の二連チャンかぁ 頭にくるなぁ そう思って今度は反対の裏側の方を釣ってみた
此処でも驚いたことに一投目から大きなアタリが出た 糸を止めたと同時にひったくるようなアタリ。
だがぁ 掛けた瞬間は大人しかった 三秒以上経ってからじわじわと重くなりそして暴れ出した
糸がジャンジャン出ていく こりゃ参ったなぁ 周りは船の係留用のロープが何本もぶら下がっているのだ
ちょっと難しいかなぁ 頭の中に「バラしても仕方無いかなぁ」なんて馬鹿な考えが浮かんだ(こらこら)
こりゃ、チヌのデッカい奴に違いないかもなぁ 何て考えながら出したり巻いたり繰り返した
運が良かったのかハリスも道糸もロープにあたることなく傷が入らなかったので
やったの思いで浮いてきたんだが 「アチャー」また外道だぁ(T0T)
とは言え今度の外道はチヌよりも嬉しいお客様だった2kg程の真鯛だった
コイツの方がチヌよりも旨いのだぁ♪ 喜んだ私は、次々に投げ反す 風は強くなる一方だが
アタリが止まらない 何なんだ一体、この状況はぁ 下げ潮の時と打って変わって食い気が凄い・・
この後クエの幼魚やらキジハタ オキアミでメジナと色々と上がってきたんだが
もう風がとんでもなくなり竿を持っていてもアタリなんてとれなくなったので涙を呑んで竿をたたんだ。
沖の方から釣友達が続々と帰ってきた 風でどうもこうも出来ないと言って怒ってた^^;
彼等の話では沖縄の県魚「グルクン」が大量に入ってきていてお手上げだったそうなぁ(笑)
南の魚が徐々に北の海域へと上がってきてる
今まで居た「ボラ」「フグ」が全くいなくなってしまった 地元の人が言う「ボラを一匹も見なくなった」
一昨年くらいまでは、邪魔になるくらいにウヨウヨいたんだが 一体何処へ行ったのだろう?
フグも年中いたのだが今では全く居なくなった アジも居なくなったしチヌも非常に数が少なくなってしまった
もう元の久玉湾に戻ることはないのだろうか?・・・だとしたら寂しすぎる。


この他の獲物は治まらなかったので次の機会に・・
真鯛さん お腹がパンパンになっていた(笑)