福井県の武生信金で不正融資問題が発生し、そのことについて北陸財務局への通報があったのかどうかなどを共産党の議員が国会質問したという記事。
「同財務局への通報をめぐっては、同信金職員が2000年と05年に計3度にわたり、同財務局に電話で通報したことが、この職員に対する福井新聞の取材で明らかになっている。」
この問題の概要は・・・
「同問題では、実質的な従業員が3人の寿喜娘酒造(本社越前市、3月に自己破産申請)に対し、同信金が約15億の巨額融資を実行し、融資の限度額を超えた後は迂回(うかい)融資を続けた。大門委員は「検査官が入ったら容易に把握できるはず」とした上で「分かった時点でなぜ処分を下さなかったのか」と追及。金融庁側は「個別金融機関に対する検査内容にはコメントは差し控えたい」とするにとどまった。
同問題では同信金の元職員らが、不正融資により同信金に損害を与えたとして元・前理事長を県警に告発。同財務局の立ち入り検査に対する妨害容疑でも、出資者である会員が同信金の嘱託職員を告発している。また同信金や会員が、元・前理事長や現役員らに対し損害賠償を求める民事訴訟を起こしている。」
「攻めのガバナンス」と言いながら、国会質問では攻められっぱなしのようです。それにしても、今時、こんな不正融資をやっているとは・・・。監査人にもとばっちりが来るかもしれません。
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