東証2部上場の食品スーパー、マルヤが、2007年2月期決算で在庫や仕入れに関する不適切な会計処理が見つかったため、社長が引責辞任したという記事。
不適切な会計処理の概要について(PDFファイル)
不正の手口は、仕入計上時期の繰延と商品在庫の水増しというありふれたものです。2007年2月期の影響額は約3億円と大きいとはいえませんが、会社の規模を考えると無視できる金額ではありません。
ただ不思議なのは、2007年2月期は修正前でも減損会計による損失があるため大きな赤字(修正後で47億円の赤字)になっていたのに、3億円程度の焼け石に水にもならないような不正をやる意味があったのかということです。現場をコントロールし切れていなかったのでしょうか。
ちなみにこの不正は、みすず監査法人からの指摘で発覚したものだそうです。
最近の「不正経理」カテゴリーもっと見る
最近の記事
カテゴリー
バックナンバー
2000年
人気記事