「これから逮捕者が出る……」
「真相」というほどの新しい情報はありませんが、東芝の不正会計事件を取り上げた記事。
すべては内部抗争が原因という書き方です。
「東京・浜松町の東芝本社で会見した田中社長は、「予算達成の位置づけが高かった」と語った。背景にあるのは「ノルマ問題」という説明だが、それだけではないというのが多くの関係者たちの見方である。」
「「やはり大きかったのは、'13年のあの事件です」
東芝社員は言う。
「当時の会長だった西田さんが、社長だった佐々木さんを切った。『西田vs.佐々木』の人事抗争が勃発してから、社内の空気が以前とは変わったものになった」」
「前出とは別の東芝社員は言う。
「今回の不適切会計問題が明るみに出た際に、反佐々木派の幹部が色めき立ったように、語っていました。現在までに発覚している不適切会計500億円超の過半を占めるのが、佐々木氏の出身母体である電力などのインフラ関係の案件だったため、『佐々木氏の責任問題を追及すべきだ』と。
しかし、いま第三者委員会は西田氏の出身母体であるパソコン事業で不適切な会計処理がなかったかも調べている。ここで何かが出てきた時、最悪の形での泥仕合が幕開けしないか心配です」」
問題の拡大を防ごうとするのなら、監視委の調査が始まってからすぐに、明らかにおかしい工事進行基準関連の約500億円の虚偽記載について公表したうえで、その他の細かい微妙な項目は訂正報告書を出すときに明らかにするという方法もあったと思われます。しかし、経緯を見ていると、あれもある、これもあるというように、どんどん問題を拡大させているようです。もちろん、粉飾体質が会社全体に広まっているのなら、しかたがありませんが、もうちょっとやりようがあったのではないかと、外から見ると感じます。
表紙が「東芝粉飾「新日本監査法人」の責任」となっています。
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新日本としては「会計評論家 細野祐二」にはあれこれ言われたくないでしょう。
東芝「不正会計」刺し合いで泥沼
とうとう噴火した西田・佐々木の「怨念」戦争。経団連会長人事の「西室裁定」で後遺症か。(FACTA)(記事冒頭のみ)
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