英国エンドースメント審議会ののれんに関する報告書ドラフトの概要(PDFファイル)(「第487回企業会計基準委員会の概要」より)
9月21日に開催された企業会計基準委員会の会議資料のひとつです。
英国では、のれんに関する報告書(「Subsequent Measurement of Goodwill: A Hybrid Model(のれんの事後測定:ハイブリッド・モデル)」)を検討中で、この資料ではその概要が紹介されています。
「 提案されているハイブリッド・モデルは次の償却及び減損に関する事後の会計処理、並びに開示に関する取扱いを組み合わせたモデルである。
(1) 経営者が見積る耐用年数にわたり償却を行う。耐用年数について、反証可能な推定や上限は設けないが、見積りに考慮する要因に関するガイダンスは提供される(例えば、シナジーや集合的な人的資源の価値などののれんの構成要素の
検討など)。
(2) のれんの帳簿価額のうち、回収が見込まれない程度を反映するように、兆候に基づく減損テストを行う。
(3) 通常の重要性の制約に従い、企業は次を開示する。(開示も重要視しているようですが、スペースの関係で引用は省略)」
英国のIFRS 財務諸表作成者に対するフィールドテストも行い、このモデルによる財務諸表・開示を作成してもらったようです。
9 月 29 日に開催される会計基準アドバイザリー・フォーラム(ASAF)会議で、この報告書について議論するそうです。
音声による説明はこちらから。
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第487回企業会計基準委員会 Webcast