東証マザーズ上場の「アップバンク」の経理担当元役員(44歳)が逮捕されたという記事。会社から約1億3600万円をだまし取った容疑です。
「発表などによると、××容疑者は2013年6月~15年8月に計21回、同社が運営するネットワーク上にアプリが登録され、その中に広告が掲示されたかのようにみせかけてアプリ開発者への報酬名目で送金するなどし、同社から計1億3600万円をだまし取った疑いがある。
同社などによると、昨年11月、国税局の税務調査で不正送金が発覚。同社は昨年12月、社内調査委員会による調査を発表し、××容疑者が遊興費や滞納した税金などの支払いに使っていたと説明した。」
詐欺容疑「アップバンク」の元取締役を逮捕(毎日)
不正の共謀者には手数料を支払っていました。
「逮捕容疑は、アップバンクが運営するスマートフォン用アプリに広告が掲載されたように偽装し、2013年6月〜15年8月に掲載の報酬として計1億3631万円を同社に支払わせてだまし取ったとしている。同社公表の調査報告書によると、××容疑者は、会社から架空広告の報酬を受け取った協力者に約5%の手数料を支払い、自分の会社に送金させていた。」
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直近の決算については...
2016年12月期 第2四半期決算説明資料(PDFファイル)
四半期報告書-第5期第2四半期(平成28年4月1日-平成28年6月30日)(PDFファイル)
当期から監査人は明治アーク監査法人に変更されています(前任はトーマツ)。
こちらも役員(上場会社子会社)による不正疑惑です。
↓
ウィッツ不正 同意書偽造し支援金詐取 元監査役を立件へ(毎日)
「ウィッツは四谷など各サポート校から出された生徒の支援金申請書類をまとめて提出。国からの支援金を受け取った後、授業料を差し引いた残額を生徒に振り込む仕組みを取っていた。
しかし、複数の関係者によると、四谷キャンパスは、立て替えなどを理由に「(残額は)サポート校に支払われることで同意します」と生徒が認めたように偽造した同意書を同高に提出し、支援金を振り込ませていた。
元監査役の男は四谷キャンパスの運営に深く関わり、同意書を偽造した不正な支援金受領でも主導的な役割を果たしていたという。
単位認定に必要なスクーリング(面接指導)に行かず、リポートも提出していないという元生徒の男性は「筆跡も印鑑も自分のものでない同意書が提出されていた。自分は支援金を全く受給していない。四谷キャンパスにそのまま金が入り、もうかる仕組みだったのでは」と話した。」
(注)元監査役を上場会社役員としていましたが、正確には、上場会社の子会社であるウィッツ社の役員でしたので、訂正しました。
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