会計ニュース・コレクター(小石川経理研究所)

東芝内部資料で判明、中国でも原発建設3年遅れ(日経ビジネスより)

東芝内部資料で判明、中国でも原発建設3年遅れ

東芝は、米国だけでなく、中国でも原発工事が遅れているという記事。

「中国浙江省で建設中の「三門1号機」については、運転開始時期が当初予定から3年以上遅れていることが既に分かっている。一方、残りの3基(三門2号機、海陽1/2号機)については「顧客企業が公表していない」(東芝広報)として、東芝は運転開始スケジュールを明らかにしてこなかった。

 今回、日経ビジネスが独自に入手した内部資料によると、3基全てで少なくとも3年、当初予定から遅れていることが明らかになった。資料によると海陽2号機の運転開始予定は2018年夏。当初計画では2015年3月には運転を開始していたはずだった。」

「米原発事業では工事の長期化により、建設に携わる人件費などが想定を超えて膨らみ、巨額の減損損失計上を迫られようとしている。計画が当初予定から大幅に遅れているのは中国も同じだ。東芝の関係者は「建設コストの超過を巡って中国で争いになったら、WHに勝ち目はない」と話す。」

工事遅延で原価が増えても、それを発注者が負担してくれる契約であれば問題ない(発注者が破綻してしまうとまずいですが)ので、「工事遅延=赤字」ではありませんが、厳しく監視しなければならない対象であることはたしかです。

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