「近未来通信」による巨額詐欺事件で、当時の幹部6人が逮捕されたという記事。
「同社は、格安の通話料をうたったIP電話事業を展開する一方、サーバーの設置費を一般から募る「中継局オーナーシステム」という仕組みで1口1千万円以上で投資を募っていた。当初は全国の約3千人から約400億円を集めたとみられていたが、その後の捜査で約4千人から約600億円にのぼることが判明。しかし、総務省によると、配当に回るはずの通話料収入は04年8月からの1年間で、総売り上げの約2%の約3億円だった。」
「06年9月以降、配当金の支払いが滞り始め、新たに集めた投資金が既存の投資家への配当に回される自転車操業状態となっていることが表面化した。」
形式的には、投資家に設備を買わせて、それを会社が預かって、電話事業を行い、配当するというスキームだったようです(有価証券を発行したわけではないので当時の証取法の適用を免れていたのでしょう)。しかし、実態は、米国のマドフ事件と同じようなポンジ・スキームの変形にすぎなかったわけです。
近未来通信詐欺:破綻3年 社長の行方、依然不明 被害者、募る焦り
首謀者は海外逃亡中です。そういえば、会計士にも海外逃亡中の人物がいましたが・・・。
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