24日の日経にも出ていましたが、積水ハウスが土地取引をめぐる詐欺事件で約55億円の特別損失を計上した問題についての報告書の中身がわかったという記事。
「所有者を名乗る女性に代金を支払う前、実際の所有者から「だまされているのではないか」と指摘する趣旨の内容証明を、複数受け取っていた。報告書は、「最高執行責任者(COO)の経営上の責任は重い」としている。
COOは当時、社長だった阿部俊則会長(66)が務めていた。...」
「詐欺被害、慎重さ欠く」 積水ハウス調査報告書が判明(日経)(記事冒頭のみ)
「(17年)5月上旬、本物の土地所有者と名乗る者から「売買契約はしていない」という内容証明郵便が届く。「別人との取引で偽造されている」との文面も届いたが、積水ハウスは「怪文書」とみなし、十分な対応を取らなかった。」
経営陣の内紛も絡んでいるのでしょうが、被害者という立場なのに、詐欺損害の原因を追及しようとする姿勢は立派です。米原発事業で巨額損失を出し、監査人からは粉飾を指摘されているにもかかわらず、何も調べようとしない東芝とはだいぶ違います。
積水ハウス人事…説明に隔たり 前会長「解任」会社側「経営の若返り」(産経)
「同社は同日(1月24日)の会見で「若返りによる世代交代」と説明し、円満な人事とみられていたが、和田氏は23日、産経新聞の取材に応じ「土地取引をめぐる詐欺事件被害の責任追及をした結果、クーデターを仕掛けられた」と話した。会社側と和田氏との説明が隔たる事態になっている。」
当サイトの関連記事(実は会長の「解任」だったという日経記事について)
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