会計ニュース・コレクター(小石川経理研究所)

“偽りの成長”で全国に被害を拡大させた照明メーカー、破産劇の顛末(Yahooより)

“偽りの成長”で全国に被害を拡大させた照明メーカー、破産劇の顛末

D―LIGHTという昨年8月に事業停止した会社を取り上げた記事。上場会社を巻き込んだ循環取引をやっていました。

「D―LIGHTによる公表の業績は、15年3月期で約55億円だったが、19年3月期には約223億円、20年3月期には441億円と、急成長していることになっていた。

事業停止する21年7月まで、NEXCO西日本と蓄電池の売買取引があるとしてD―LIGHT関係会社との間に商社として取引参加を勧誘していたが、実際は14年5月にNEXCO西日本グループとの業務提携や資本関係は解消していた。この事実の発覚以降、特に19年後半ごろよりD―LIGHTに対する信用不安情報が聞かれるようになった。

こうしたなか、21年6月22日にアジア開発キャピタルが「特別調査委員会の調査報告書受領に関するお知らせ」とその補足資料を発表。アジア開発キャピタルの元役員や子会社とD―LIGHTおよびその他の会社が関与した取引が循環取引だった旨の調査結果が実名で公表され、対外信用は失墜した。」

わずかな口銭しかなくても、売上がほしいという会社がある限り、循環取引はなくならないのでしょう。

当サイトの関連記事(アジア開発キャピタルの調査報告書について)

アジア開発キャピタルの最近のプレスリリース。

(開示事項の再変更)当社における内部管理体制等の改善状況及び改善計画の策定状況に関するお知らせ(PDFファイル)
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