ジャスダック上場のユニバーサルエンターテインメント(旧・アルゼ)のフィリピン高官への接待・巨額送金問題の詳しい記事。会計処理にも関係しそうです。
「ユニバーサルエンターテインメント・・・からフィリピンのカジノ規制当局首脳の側近に巨額資金が流出した問題で、賄賂の疑いを調べている米国とフィリピンの捜査当局の焦点が、同社がマニラのカジノ用地の取引をめぐって支払った2500万ドルに絞られていることが、ロイターの取材で明らかになった。
同社はカジノ用地を購入した際に取得し損ねた一部土地の開発権を確保するため、2010年にこの側近に資金を支払ったものの、残された記録によると、実際は09年に無償で開発権を得ていた。
ユニバーサルはロイターの取材に対し、支払う必要のない資金であったことを認めた。」
「今年2月、同社は過去の会計処理を訂正し、フィリピンに支払った資金のうち1000万ドルが同社に還流していたと発表した。これに関連して土地問題の解決費用2800万ドルを、2500万ドルに減額したうえで、フィリピン事業に関連した固定資産として計上した。2500万ドルは社内の正式な意思決定のある支払いとしていた。
・・・
2500万ドルを支払う必要はなかったと認めたことで、同社は再び会計処理の訂正を迫られる可能性がある。関係者によると、ユニバーサルが上場する大阪証券取引所も2500万ドルの支出の妥当性を同社に問い合わせている。3月18日が大証への回答期限だという。」
仮に、支払う必要のないカネだとすれば、資産性はないので、固定資産過大計上ということにもなります。
大証も含めて、しっかり調べてほしいものです。オリンパスと同じように、海外先行で事件が明らかになるのかもしれませんが・・・。
フリー報告書における主張に対する当社グループの回答(PDFファイル)
ロイター及び朝日新聞による一連の報道に対する当社の見解(2月18日)(PDFファイル)
朝日やロイター以外も報じています。
比の公社元幹部5百万ドル受領か 日本のパチンコメーカーから(共同)
公選法違反 石原宏高 パチスロメーカー(旧アルゼ)のためにやったこと(日刊ゲンダイ)
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