隠れ家-かけらの世界-

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「70年代に試行錯誤していた頃のジューダス・プリースト」で漫遊記

2022年10月11日 00時15分47秒 | スピッツ

2022.10.09
「ロック大陸漫遊記」
FM TOKYO



 10月第3週!
 草野「運転中の方、お仕事中の方、暇こいてる方、いろんなシチュエーションの方がいらっしゃると思いますが、ちょっとした息抜きにしていただけたら」

 今週は、【70年代のジューダス・プリーストで漫遊記】
 ヘビーメタル界を代表するメタルゴッド的バンド。
 ただし彼らがゴリゴリのメタルサウンドを確立したのは80年代になってからで、70年代は「いろいろ試行錯誤していたハードロックバンド」という立ち位置。草野くんは「そういう70年代のジューダス・プリーストが好き」。
 ・・・ということで、この特集です。


 オンエア曲
 01 夢じゃない(スピッツ)

 02 The Ripper(Judas Priest)
 03 Sinner(Judas Priest)
 04 Savage(Judas Priest)
 05 Hell Bent for Leather(Judas Priest)
 06 Exciter(Judas Priest)
 07 Epitaph(Judas Priest)
 08 Just Feeling(金井夕子)


 漫遊前の一曲は、スピッツで「夢じゃない」(1993年、4thアルバム『Crispy!』/1997年、ドラマ『ふたり』の主題歌に採用され、16thシングル)。
 「今日はハードな曲が多いので、ポップめな曲にしようかな」で・・・「夢じゃない」です。
 草野「この間、有明サンセットで優里くんもカバーしてくれて感激しましたが、秋の雰囲気にも合っているかもしれない」
 (高音が若いですね~。ドラマ『ふたり』には河村隆一さんが出演したそうです)

 最初の曲は、「個人的に、Judas Priestでいちばん好きなアルバムから」、「The Ripper 切り裂きジャック」(1976年、2ndアルバム『Sad Wings of Destiny 運命の翼』)。
 この2ndアルバムは、「レッド・ツェッペリンとブラック・サバスとディープ・パープルのおいしいところを全部とったようなアルバム」。
 ハードロックだけど、すでにダークでゴスな要素も兼ね備えて、「独特な世界を味わえる」。
 1stアルバム『Rocka Rolla』もなかなか興味深い作品が収録されているが、「音楽的にまだ定まってなくて、単調で・・・、正直言うとイマイチな感じ」だそうだ。
 でも、ジャケットはベタで、嫌いではない。
  
  (コカ・コーラのキャップで「ロッカ・ローラ」。たしかにベタ)


 ジューダス・プリーストJudas Priestのプロフィール。
 バンドの原型は、1969年にイングランド・バーギンガムで結成されたヘビメタバンド。
 ヘビメタバンドの先達ブラック・サバスもバーミンガム出身。
「そういう意味では、バーミンガム・メタル・シティという感じですね!」
 もともとは、ボーカル、アル・アトキンスを中心に全く別のメンバーで結成された。メンバーが激しく入れ替わる中で、アル・アトキンス氏も脱退。
 のちに「メタルゴッド」と呼ばれるようになったロブ・ハルフォードさんが加入したあたりから、注目を集めるようになり。1974年にインディーのガル・レーベルからデビュー。
 そのころ、のちにサウンドの要となるギタリスト、グレン・ティプトン加入し、9月に1stアルバム、リリース。
 メンバーがかたまってからもドラムスはしょっちゅう代わるけれど、「フロントの4人はとにかくルックスがいい!」。
 とくにギタリスト2人、グレン・ティプトンさんと、K・K・ダウニングさん。それぞれタイプの違うイケメンタイプで、「オレ、中学のこと、すっごい憧れたんですよね」。
Judas Priest - The Hellion / Electric Eye (Live Vengeance '82)
 (1982年のライブだけど、たしかに・・・)
 草野くんが見た目で憧れたミュージシャンの代表格が、この2人とマイケル・シェンカーだそうだ。
 そして、アルバムの邦題に、中学生の心がくすぐられた。「運命の翼」とか「背信の門」とか、ダークファンタジーな雰囲気。とどめは「殺人機械」! 「やばそうな感じは、中学生大好きな世界ですよね」

 
 次は、「Sinner」(1977年、3rdアルバム『Sin After Sin 背信の門』)。

 これは草野くんが最初に聴いたアルバム。
 ライナーノーツは当時まだ若かった、伊藤政則さん。
 この曲、「空耳アワー」でも有名。(YouTubeで見た。ちょっと笑えて・・・)


 メッセージコーナー。

 身近な人にはわかってもらえないし、自分でも訳がわからないけれど、モクモクと湧いてくる入道雲が怖いというリスナーさん。
 「マサムネさんには、人に共感してもらえない怖いものってありますか?」
 入道雲が怖いって、ちょっとわかるそうな。「飛行機から見ると、こんなデカいものを上から見て、神さまに怒られないかなと畏れ多い気持ちになる」とか。
 そして、電車がホームに入ってくるのが怖いので、「後ろのほうで待ってます」。最近あちこちで見られるホームドアが「とってもありがたいですよね」。
 (なんか狙ってないか~?とも思ったけど、怖いというの、わからなくもないな)


 次の曲は、「Savage」(1978年、4thアルバム『Stained Class』)。
 ジューダス・プリーストの魅力と言えば、まずボーカルのロブ・ハルフォードさんのハイトーンボーカル。
 この曲は、「ハイトーンこそメタルの正義!と言わんばかりのナンバー」。
 ロブ・ハルフォードさんのハイトーンのシャウトをたとえるならば、「地獄で鳴く鳥の声」。
 (凄まじい迫り方。でも「鳥の鳴き声」なのね)


 ここで、番組グッズのお知らせ。

 「スタッフの夜なべ作業も終わり」、ようやく販売へ。(一人拍手!)
 かなりお待たせしたけれど、「期待にたがわぬグッズになってるはず! なってるといいなと思います」。
  https://shop.tfm.co.jp/categories/4707505
 Tシャツはピンクとネービーの2タイプ。
 マグカップは草野くんの好みで、ちょっと小さめのサイズ。「使いやすいと思います」
 そして「大人なあなたには」、COEDO Breweryとのコラボでクラフトビール。
  https://coedobrewery.com/products/manyuki_collaboration?variant=43434093445377
 「試飲もして決めた自信作」で、草野くんが「こういうの飲みたいな」と思ったビール。
 (「美メロ」と「ツンタンビート」ってネーミングもいい。でも種類によっては完売?)
 すべての製品に、草野くんが描いた番組のキャラクター、「ロクチャム」(かわいくて、ちょっと尖っている)が・・・。
 「悪ぶってるけど、ロックな悪になりきれてない」、そんなイメージとか。
 (「ロック大陸っぽいキャラクター」、たしかに)


 次は、「Hell Bent for Leather 殺戮の聖典」(1978年、5thアルバム『Killing Machine 殺人機械』)。
 この5thアルバムは、ジューダス・プリーストの70年代最後のオリジナルアルバム。
 「サウンドがちょっと骨太になっていて、80年代以降のゴリゴリのメタルになっていく進化の起点となったサウンドのアルバム。
 草野くんは中学時代、「受験や恋愛でもやもやした気持ちを、この曲を大音量で聴くことで解消していた」。
 (仕事で知り合った少し年上の男性は、大学受験期のモヤモヤをビートルズの『Abbey Road』を聴くことで紛らわしていたらしいが、LPの円盤を25分ごとにいちいちひっくり返さなければならないことを、当時は面倒だとも思わなかったなあ、と感慨深げに言ってた。時代を感じる)

 次は、「Exciter」(1979年、ライブアルバム『Unleashed In the East イン・ジ・イース』)。
 70年代のソニーレコードで伝説的なディレクターと言われた野中規雄さん。チープ・トリックやエアロスミスだけではなく、ジューダスプリーストも彼の担当だった。
 草野「振り返ってみると、『ミュージック・ライフ』の東郷かおる子さんと野中規雄さんの“戦略”によって、オレのロック人生が方向づけられた」
 70年代は、ディープ・パープルやチープ・トリックの日本公演のライブ盤がヒット。
 ジューダス・プリーストもライブバージョンをリリースし、「これにも野中規雄さんが関わっていた」。
 「とてもカッコいい。適度に荒々しい演奏で、これを聴くとスタジオ音源がものたりなくなるような・・・」と。(そういうの、よくわかる)
 4thアルバム『Stained Class』は音がちょっとしょぼいので、それに収録された曲はライブ盤のほうがいいかも、と。
 この曲は、渋谷公会堂もしくは厚生年金会館で演奏されたもの。
 (たしかに、ハンパないド迫力)

 最後は、「Epitaph 墓碑銘」(1976年、2ndアルバム『Sad Wings of Destiny 運命の翼』)。
 2ndアルバムに戻って、「こんなムーディーな曲も歌えちゃうロブ・ハルフォードさんってすごいな」と。
 前にもココでかけたが、「ある意味ジューダス・プリーストらしくない曲。ガチガチのヘビメタになった80年代以上は、こういう曲はなさそう」。
 (あれから、何度か聴いてはいい気持ちになっている。いい声。めちゃくちゃ心地よい声。優しいサウンド)

 ジューダス・プリーストは、80年代に入って、ストレートでヘビーなサウンドを極めて、いよいよメタルゴッド界のゴッドとしての確固たる地位を築いていく。
 草野くんは、80年代のアルバム『British Steal』が彼らの最高傑作ではないかと思うが、でも個人的には、70年代の「アナログで、ちゃんとメロディーがあるハードロックなジューダス・プリースト」が好きなんだそうです。
 現在は、ギタリストのグレン・ティプトンさんは引退したが、バンドは世界中を回ってツアーをしていて、「日本にもファンが多いし、来年以降来日もあるかな? 要チェック!」ということだ。


 特集の最後に。
 70年代は、チープ・トリックやエアロスミスを特集したが、「今後もいろんなバンドを70年代しばりでやるかも」。
 草野「やっぱりオレ、70年代のサウンドの質感が好きなんですよ」
 (こちらとしては思い出たっぷりの曲が多いし、すごくうれしいなあ)

 「ちょっぴりタイムマシン」のコーナーは、金井夕子さんの「Just Feeling」(1978年、2ndシングル/1stアルバム『Feeling Lady』)。
 (イントロは、「恋する凡人」)
 激しめな曲が多かったので、最後は爽やかに・・・。
 大ヒットした「パステル ラブ」の次のシングル曲。「そこまでは売れなかったらしいけど、名曲です。ラジオでよく流れていたと思うんだよね」
 女性ボーカリストとしては低音域が豊かで、「とっても印象に残るいい声」。
 (彼女の声は、聴いていると自然に肩の力が抜けてくる感じがする)

 そして、この曲の作詞作曲の尾崎亜美さん、「コンポーザーとして、すごい方だなと思います」。
 

 そして来週は、【最初聴いたときから盛り上がったナンバーで漫遊記】です。
 最初はピンとこなくても、聴いていくとだんだん好きになる「スルメ曲」ではなく、初めて聴いて、グッときた曲を草野くんなりに選んでくれる。
 (これも楽しみです。特集、いいとこ突いてくれますね)
 「スルメ曲」じゃなく「チューインガム曲」かな???(なるほど。でも個人的には、チューインガムは最初がいちばんおいしくて、あとは・・・)


                              


 気温が上がるという予報だったけど、少なくとも私の周りは終日、低めだった。
 明日は晴れて、どうなるのかな?
 友人が持ってきてくれた柿。大人になってから好きになった果物。

 仕事を終えた夜に、録画しておいた『相棒』の右京・薫コンビのシリーズの再放送を見ているけれど、やっぱりおもしろいな。
 ストーリーもよくできているし、タイプがまったく異なる二人が、結果的に、お互いの欠けたところをカバーしあっている図が心地よい。
 シリーズを重ねるごとに信頼関係が築かれていった過程もよくわかる。

 ドラマ『PICU 小児集中治療室』(ココ)中で、二人が降り立った宗谷本線の林の中にある「南稚内駅」のプラットホームの光景がよかったなあ。
 あそこで半日過ごしてみたい。
 少々疲れている??


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