隠れ家-かけらの世界-

今日感じたこと、出会った人のこと、好きなこと、忘れたくないこと…。気ままに残していけたらいい。

プレベ弾きが選んだプレベの曲~リダで漫遊記

2025年01月29日 20時44分17秒 | スピッツ

2025.01.26
ロック大陸漫遊記
TOKYO FM




 「1月も最終週、そしていよいよ2月ということで、この時期はいつもより3倍速くらいで時間が過ぎ去っているような気がしますが・・・」

 そして番組のほうは、先週に引き続いて、新春恒例の企画【新春恒例・スピッツメンバーと漫遊記】
 マ「自己紹介をお願いします」
 田村「は~い、今年も、よろしく、お願いします。スピッツで~ベースギターやってます、田村です」
 1年前のテーマは「好きなギターソロ」(ココ)。
 田「ギターソロ・・・、もう好きよ! 基本的に。バンドって言ったらギターソロ」
 マ「(笑)ギターも結構もっているしね」
 田「やっぱり、バンドでギターソロなくなったらダメよ」
 マ「ああ、ね、ギターソロ、期待するよね。世代的にね。ギターソロ、なくならないでほしいな」
 田「でもさ、いまだに草野のデモテープ、ギターソロ入ってるよね」
 マ「ああ、お楽しみだからね」

 田「ああ、今日、早口にならないようにしよ」
 マ「よく指摘されるんだよ。オレと田村の回は、すごいロックオタクの早口の回になるって」
 田「ま、それもいいね」
 マ「まあね」
 (いやいや、楽しいのはいいけど、あんまりはやいと・・・オコシがちょっと大変です)


 オンエアリスト
 01 SJ(スピッツ)
 02 ラッコ!ラッコ!ラッコ!(フラワーカンパニーズ)
 03 The last battle(GODLAND)
 04 dmrks(クリープハイプ)
 05 うちで踊ろう(大晦日)(星野源)
 06 それでは、また明日(ASIAN KUNG-FU GENERATION)
 07 二人の夏(愛奴)
 08 ゴロワーズを吸ったことがあるかい(かまやつひろし)


 漫遊前の1曲は、スピッツで「SJ」(2016年、15thアルバム『醒めない』)。
 田「ちょっと渋いのを。『SJ』で~す」
 (イントロの歌詞もボーカルも、なんかヘンに盛り上がって、ヒロインになれる曲です)
 マ「(ロック大陸で)かけたことないかも。たぶんだけど」
 田「ライブもあんまりやらないよね」
 マ「なんかゆったりしてる曲は避けがちというか。番組一発目はアップテンポを選びがちなんだけど」
 田「でもいいよ、かっこいいよ」
 マ「久々に聴くと、ああ~って感じね」
 (ぜひぜひライブで、できればホールとかアリーナがいいかな・・・聴かせてください!!)

 
 今日のテーマは・・・「プレベで漫遊記」

 プレベは、「プレシジョン・ベース」。
 田「本人選曲編」
 実際にプレベを弾いている本人が選んでくれた曲だそうです。
 プレベと言ったらこの人だろうという、田村くんの知り合いのベーシストに「ラジオでかけるならどれがいい?」と尋ねて、それに回答してくれた楽曲、ということ。
 でも「人は選んだよ、人選はしました」(笑)
 「SJ」も田村くんがプレベで演奏している曲。
 マ「(プレベは)太い音って言われてるけど、いろいろあるよね」
 田「レコーディングだと大体2割くらいはプレベで弾く。7割5分がジャズベで。あ、最近はヘフナーとプレベが同じくらいかな・・・。あ、また早口になってるね、もうすでに」
 マ「(笑)」
 一昨年のテーマが「リッケンバッカーのベース」(ココ)でした。
 田「あんまり自分の楽器で縛るのもどうかなと思って(で、去年は「ギターソロ」)。だけど、しょうがないよね。﨑ちゃんも(テーマは)ドラムだし、いいよね、と思って」
 (いいです、いいです、そんなこと全然気にしないで)


 最初の曲は、フラワーカンパニーズの「ラッコ!ラッコ!ラッコ!」(2025年1月、20thアルバム『正しい哺乳類』)。

 ベースはグレートマエカワ。
 去年の『ロックのほそ道』ですでに演奏していて、
 マ「圭介くんがラッコ愛を熱く語ってた」
 田「ラッコのTシャツ着てたもん」
 鳥羽の水族館で、ふるさと納税の返礼として水族館に招待されて「ラッコに会える」というのがあるとか。
 田「それやろうと思ったら、もう締め切ってた、って圭介くん、言ってた」
 (どれだけ好きなんだ)
 フラカンのグレートは、田「プレベしか弾かないんだよ」。
 マ「なんで?」
 田「かっこいいから、って」
 マ「ああ、たしかに。ロックのイメージあるんだよね」
 田「あるある」(って、めっちゃ早口で)
 去年、アイアン・メイデンのライブにグレートさんと二人で行った田村くん。
 (うれしそうにグッズのTシャツを見ている中学生みたいな二人の笑顔がかわいかったですね)
 マ「ああ、スティーブ・ハリス!」
 田「そうそう。もう、これだよ!って思ったもん」
 以前にベースを1本欲しいと思って購入したとき、田村くんから「最初はジャズベがいいんじゃない」というアドバイスがあったそうだ。
 そのとき、「プレベは丸くて太い音って思ったんだけど、スティーブ・ハリスとかって、結構ベキベキいってるじゃん」。
 田「あの人はアタックが強いから」
 マ「アタックでいってるんだ~」
 田「今回もスティーブ・ハリスでいきたかったんだけど、連絡先知らないんだ」(笑)
 go!go!vanillasのプリティくんにも連絡したが、「最近プレベは弾いてません」ということで、外れたとか。
 マ「ウソでも弾いてるって言ったら、かけたかも」(笑)


 プレシジョン・ベースとは?
 プレベは「すべてのエレキベースのさきがけ」みたいなもの。
 「プレシジョン」(precision)は「正確さ、精密」という意味。フレット付きで「正確な演奏ができる」ということ。
 1954年までのテレキャスターの形をしたプレベはコンターがない。「コンター」とは、プレイヤーの体の線に沿ってカットしてあるシェイプのこと。
 田「Stingが弾いているやつには、もうコンターがあるんだよ」
 コンターがないビンテージものは、マ「高いんだ」、田「痛いんだよ」。
  

 次は、GODLANDの「The last battle」(2024年、配信リリース)

 田「日本のプレベ使いと言ったら、ウエノコウジでしょ」
 田村くんの「二大パンクと言ったら、ウエノコウジとポール・シムノンです!」
 マ「オレね、ウエノくんとはちゃんと話したことないのよ、『お疲れ~っす』くらいで」
 ミッシェルのメンバーでは、「アベくんともチバくんともちゃんと話してなくて、Qちゃんくらいしか・・・。なんか背が高くてカッコよくて、怖気ずくという感じがあるよね」(-_-;)
 田「でも、まあ飲み会とかはおもしろかったけどね、ミッシェルとか」
 マ「音もすごいよね。いいよね」
 曲終わりで。
 GODLANDは、DEAD ENDのMORRIE、GASTUNKのBAKIがフロントをつとめるユニット。サポートはウエノコウジとSUGIZO、DEAD ENDのMINATOという、レジェンドによるスーパーバンド。
 田村くんが「ウエノくんに連絡して」、最近のレコーディングのオススメ曲を尋ねたら、「この曲って」。
 マ「すごいね。ゴリゴリいってんな、ベース」
 田「そうそう、ウエノコウジ、この番組聴いてるらしいよ。感動してた。マサムネ君、いいよねって言ってた」
 ちょっと照れてるか? マ「あ、そうっすか。(ウエノくんと?)ちゃんとしゃべりたいんだけどね」(バックで、愉快そうに笑ってる田村くん)
 マ「すごいゴリゴリいってる音が、オレの中でのプレベの音じゃない。こういう音も出るんだ~、という可能性を(感じる?)」
 田「すっごい強く弾いてそうだけど、そんなに強く弾いてない、間近で見ると。(でも)はやい!」
 野球でいうと、「バットスウィングのはやい人」、そんなイメージだそうです。
 マ「それで立ち上がりのいいベースの音になってるんだね」
 田「基本、プレベしか弾かないよね、カッコいいよね」
 マ「そうなんだ。やっぱり、プレベはロックやパンクのイメージがあるからね」
 田「クラッシュとかピストルズとかね」

 そして次は、クリープハイプの「dmrks」(2024年、7thアルバム『こんなところに居たのかやっと見つけたよ』)。
 ベースは「長谷川カオナシくん」。
 田村くんが最初に会った頃は「YAMAHAのベースを弾いていたような気がするが、いつの頃からかフェンダーのベース、プレベを弾き始めた」。
 そこで彼に尋ねたところ、「新作『こんなところに居たのかやっと見つけたよ』「dmrks(黙れカス)」。リフやAメロでリッケンバッカー4001番。サビではプレベ、と1曲の中で弾き分けてみました。全編プレベでないのが恐縮ですが、途中で出現した瞬間プレベらしさみたいなものが確認できておもしろいかと思います」と、丁寧な回答。
 マ「(田村くんは1曲の中で)使い分けること、あるの?」
 最近はレコーディングが早くて・・・。田「オレ、いくらでもやりたいよ。Aメロは・・・、Bメロは・・・って」
 田「でもカオナシがこういうことやってるなら、次のレコーディングでやってみようかな」
 マ「いいかもね」
 田「思っていますよ!」
 マ「無限に可能性が広がるね」
 曲終わりで、田「カオナシ、やっぱりうまいよ」。
 マ「うん、言われてみると、サビ、ぶっとくなった気がする」
 田「そうだし、なんかノリが変わってるよね。カオナシ、いただきましたー。次のレコーディングでオレもそういうこと、します」
 草野くん曰く、ボーカルを別の日にレコーディングする人がいるんだとか。
 田「草野はそういうのないよね」
 マ「おれはその日のうちにホカホカでやりたい感じなんで」

 次の曲は、星野源の「うちで踊ろう(大晦日)」(2021年、12thシングル「不思議/創造」のカップリング曲)。
 ベースはOKAMOTO’Sのハマ・オカモト。プレベの彼は、田「日本国民のイメージになりつつあるんじゃないの?」
 草野くんが検索したら、「プレベ使用ミュージシャン」のトップに彼の名前が出てくるそうだ。
 でも、田「ハマに言わせると、最近は半分くらいジャズベも弾いてるらしい。この間のライブ(ココ)でも、半分くらいジャズベだった」。
 マ「でもなんかプレベのイメージがある。なんで彼はプレベなんだろう」
 田「彼はフェンダー社とエンドースメント契約を結んだんだよ。(プレベの)ハマモデルとか出てるんだよ」
 マ「でも、OKAMOTO'Sはロックのイメージがあるけど、ハマくんはそんなにロックフリークのイメージないじゃない。オシャレだし」
 でも、田「最初にクリームとかやったって言ってた」
 彼らが19くらいのときにスピッツのイベントに出演した際、同じく出演者だったKREVAが病気で出られなくなった。そのとき各バンドが1曲ずつセトリを増やさなくてはならなくなり、田「OKAMOTO’Sがフーのカバーで1曲増やした」ことがあった。
 そのとき、田「10代でフー?って思ったのを覚えてる。ロックっぽいなあと思って」
 マ「ロック魂が根底にはある」
 田「ファンキーなイメージがあるけど、ロックっぽいベースがメチャメチャ上手」
 マ「うまいからね」
 前に「好きなベーシスト」特集をしたとき、「ハマくんと草刈さん(サカナクション)がツートップだったからね」
 ハマくんからの回答では3曲あって、「どれでもいいですよ、プレベっぽい曲を選んでみました」。
 曲終わりで、田「ハマが選んでくれた3曲にOKAMOTO’Sが入ってなかった」。
 田村くんの「えー、OKAMOTO’S、かけようよ」に対して、「いえ、プレイヤーとして選んでくれたので、OKAMOTO’Sは外しました」と返ってきたそうです。
 田「去年の暮れに(一緒に)ライブやったけど、やっぱりOKAMOTO’Sはカッコよかった。ライブバンドだったね」
 ハマくんが休んでいるときの3人編成のOKAMOTO’Sもカッコよくて、マ「やっぱり全員、すごい熱いよね」。
 田「(この前のライブでも)若かったよね。もう30超えてるってよ」
 マ「最初に会ったとき10代だったからね」

 後半に行く前に、田「形はプレベがいちばん好きです」。
 マ「オレもわりと見た目は好きかも」


 メッセージコーナー。
 去年のタムラ回(ココ)で、MARINOの大谷令文さんの名前をきいて、「高校生の頃、私もMARINOのファンだったな」と懐かしくなったというリスナーさん。
 もともとが洋楽ファンだったが、スピッツメンバーと同じく「ジャパメタブームにはそまりました。初めてのロックライブはラウドネスの1stツアー」
 マ「あ、これ、オレと一緒だ! この人、同級生」
 田「あ、マウントとられた。田舎者のオレ」(笑)
 それでもスピッツにはたどり着かず、ひみつスタジオツアーでママ友さんに誘われなければ、「田村さんからMARINOの話をきくこともなく、マサムネさんからX-RAYの湯浅晋さんの名前をきくこともなかった。なによりロックスピリット溢れるスピッツのライブにたどり着くことができませんでした」。
 しばらくロックを聴いてこなかった彼女から、「長いことスピッツを率いてきてくれたリーダーに感謝」というメッセージ。
 (なんか、感動してしまった!)
 そこで、そのリスナーさんに、田「吉井くんがソロをやるときのギターはSNIPERのBURNYさんだから」と新たな情報を!
 マ「しびれるギターだよね」
 田「大谷令文さんとBURNYさんは、オレの中で同じくらいの・・・」
 マ「ジャパメタ好きの彼女(メッセージを寄せてくれたリスナーさん)がスピッツの曲を聴いてくれるようになってるってことは、ある意味スピッツにもジャパメタのDNAが受け継がれてるってことかもしれない」
 田「あるんじゃない?」
 マ「絶対あるよね。アースシェイカーとラウドネスとか44マグナムとか・・・、X-RAYやMARINOもそうだけど」
 田「﨑ちゃんのフィル?とか、結構ラウドネスよ」
 マ「ラウドネスだよね。田村もたまにメタルのフレーズとか入ってくるじゃん」
 田「ラウドネスのマー君、山下さんの手グセとかわざと入れたりするよ」
 マ「テツヤも『恋する凡人』のソロとかはSHARAさん(アースシェイカー)の影響があるしね」

 暮れのチャウデーションで、「跳んで座ってベース投げてステージいっぱい走り回って、ホントに楽しそうに演奏していた」田村くんへ。
 田「生々しいね」(笑)
 そのときステージ上でボーカルマイクを倒してしまうハプニング・・・、「今までもステージ上で、しまったー!ということありましたか?」
 「ヒバリのこころ」で草野くんがステージ袖に行っているときに、田村くんがマイクを倒す!
 田「あのとき、振り向いてたよね」
 すごい音がしたから、「何かな?」と思ったんだって。
 田「オレがステージ上で動くの、邪魔じゃない?」
 (いまさら聞く?)
 マ「(少々苦笑い?)もうお約束になってるから、オレもテツヤも﨑ちゃんもクージーも、ああ、またやってるな、と」
 田「でもあんまりお約束になってたら、動きたくないんだよ、オレン中で」
 (え、そうなの?)
 マ「ああ・・・。昔はテツヤが動いてたけど、今はテツヤの仕事が細かくなっちゃって」
 でも、田「テツヤのエフェクターのシステムをよくして、ちょっと動けるようになったじゃん、前より」
 マ「ああ、そうなのか」
 田「前は、足を踏み分けなくちゃならなかったし」
 そして、こうすればいいじゃん、と田村くんがアドバイスして「動けるようになった」。
 マ「でも、今さら動ける生活には戻れなくなってる?」
 田「でも前回のとき、動いてたよ」
 マ「ああ、動いてた。前には行くようになったね」
 田「左右にも動くよ」
 マ「じゃ、徐々にね」
 田「でもホントは、いっちばん出たいのは﨑ちゃんなんだよ」
 マ「ああ、なるほどね」
 田「歌いたいし、出たいはず」
 マ「(スピッツの)音楽性が違ってたら、客席にダイブしたりしてたかも」
 田「﨑ちゃんが歌って踊れるコーナーができたらいいな」
 マ「なるほどね(笑)。いろんなところにドラムセットがあって、そこを走り回る」
 田「どんなバンドなんだよ」(笑)


 そして次は、ASIAN KUNG-FU GENERATIONの「それでは、また明日」(2012年、18thシングル/2012年、7thアルバム『ランドマーク』)。
 田「日本でどっしりしたベースを弾くといったら、アジカンの山田くん」
 マ「ああ。アジカンは、リズム隊が重いビートでグイグイくるイメージがあるよね」
 田「山田くんが考えたリフで引っ張っていく曲とかあって」
 マ「山田くん、見た目は派手じゃないけど、実はバンドのサウンドとしてベースが前に結構きてる印象あるよね」
 田「曲も書いてるし。アレンジ上、ベースが基礎になってる、とか」
 山田くんからの回答は、「ベースイントロなので、音もわかりやすく、ファンからもわりと人気がある曲なのですが、どうでしょうか」と。
 (気持ちいい楽曲。私も好きです。ベース音、カッコいい)

 そして漫遊最後は、愛奴の「二人の夏」(1974年、デビューシングル/1974年、デビューアルバム『愛奴』)。
 田「最後は、ROAD & SKYの社長、高橋信彦さんです」
 ここで、草野くんの吹き出すような笑い声。
 マ「スピッツの恩人というか、スピッツの所属している大きなグループの社長さん」
 もともと高橋氏はバンドマン。
 クージーは最初に高橋さんの会ったとき、「愛奴のベースの高橋さんですよね」と言ったとか。マ「世代によっては、かなり有名なバンドマン」
 スピッツに最初に声をかけてくれて、事務所として契約して、それからレコード会社を決めた、という経緯。
 田「高橋さんがいなかったら、今のオレらはないよ」
 マ「高橋さんに拾ってもらった」
 で、高橋さんはもともと愛奴というバンドのベーシストで、「紆余曲折あって事務所を立ち上げて」
 ちなみに、愛奴のドラムは浜田省吾さん。
 田「普通は浜田省吾さんを中心に話すよね。でも今日は高橋さん」(笑)
 最初にスピッツのレコーディングをしたとき、田「オレ、まだちゃんとしたベース、もってなかったの」
 そのとき、「オレのを貸してあげるよ」と言って貸してくれたのが、黒いプレベだった。
 そのベースは、高橋さんが愛奴をやるにあたって大学を中退したときに大学からお金が戻ってきて、「これ言っていいのかな、親に内緒で買ったのがそのベースだったって」。
 そのベースで、吉田拓郎のアルバム、愛奴の1st、2ndのレコーディングをした。
 田「スピッツも、1stの半分くらいは、これで弾いてるよ」
 マ「じゃ、愛奴の曲とスピッツの初期の曲は、同じプレベが鳴らしてる」
 ちなみに、この曲は、マ「浜田省吾さんが初めてちゃんと作曲された曲らしいです」。
 ボーカルは、基本は町支寛二さんで、浜田さんは後半を歌っている。
 ココで、少し古いけれど、高橋さんのインタビューが読めます。スピッツについても語っていらっしゃいます。


 特集の終わりに。
 マ「田村の人脈でできた特集でした」
 田「(笑)そうなんだけどさ」
 実際にライブで、リッケンバッカー弾いていたり、プレベ弾いていたりしても、田「実際にレコーディングでは違うベースを弾いてることがあるんだよ」。
 マ「そうだよね、オレも結構レコーディングではレスポール弾いてるから」
 田「オレ、MVで弾いてるベースってレコーディングではほぼ違うんだよね。わざと変えてんだけど」
 マ「映えるやつを使うよね」
 田「そういうことがないように、今回はちゃんと本人に確認したから。確実に、今日の6曲はプレベだよ」
 (なるほど)


 そして今日の「ちょっぴりタイムマシン」は、かまやつひろしさんの「ゴロワーズを吸ったことがあるかい」(1975年、9thシングル「わがよき友よ」のカップリング曲/作詞作曲:かまやつひろし)。
 (イントロは「ヒバリのこころ」???)
 選曲は、これも田村くん。
 マ「この曲は有名で、オレもよく聴くんですけど。誰がベース弾いているかは意識して聴いてなかった。Tower of Powerが演奏してんだね。だからグルーヴが気持ちいい」
 田村くんは、Tower of Powerからこの曲を知ったそうだ。
 マ「ランニングベースが気持ちいい」
 でも、マ「歌謡曲の人脈の人が弾いてるのかと思ってた、ダン池田とニューブリード、みたいな」
 ベースは、Tower of Powerのフランシス"ロッコ"プレスティア。
 ロッコさんは、「16分音符の連打を指弾きで弾く」という奏法。
 田村くんは前にライブを見たことがあったそうで、「まあ、カッコよかったよ」。
 曲終わりで、田「ロッコのベースって、プクプクいってんだよね」
 マ「なんか気持ちいいね。体,ゆすりたくなる」
 田村くんはスピッツがメジャーデビューした頃にすごく聴いてたことがあって、「こんなベース弾けないかな」と思ったそうで、「ま、無理だね」。
 マ「あ、そう。ま、精進してください」(笑)

 最後に、マ「プレベの音聴いてたら、なんか欲しくなった」
 田「いいでしょ」
 マ「形はもともと好きだったし、ジャズベよりロックっぽいイメージがあって。ちょっと、グレン・ヒューズ(ディープ・パープルなど)のイメージもあって」
 田「ああ、ディープ・パープルでリッケンとプレベ、弾いてたよね」
 マ「検索すると、プレベ弾いてる画像が多い」
 そして最後に、田「プレベ聴きたかったら、今年の9月20日にフラカン、武道館(ココ)でやるよ。これ、言っとかないとダメなんじゃない?」
 マ「さっきの『ラッコ!ラッコ!ラッコ!』も聴けるはず」
 田「フラカンの宣伝してどうするよ」(笑)


 そして来週は、「ちょっとマニアックだけど、『フリークビートで漫遊記』」。
 60年代後半に世界的サイケブームが巻き起こり、イギリスではそれに乗っかったバンドがうじゃうじゃ出てきた。
 マ「その中からのちにビッグネームになるミュージシャンもいるんだけど」
 そのころ、低予算で安っぽいサウンドのサイケなバンドが多く、それを「フリークビート」という。
 「そのへんを草野の好みでセレクトしてお送りしようと思います」


 「草野さん、新しい枕カバーが最高です」
 (田村くんの含み笑いが聴こえる)

 田「楽しかったで~す。また来年」
 マ「来年と言わずね、また来てほしいです」(笑)


 今年のメンバー回を終えて。
 毎年、テーマが本当に楽しみ。テツヤくんの場合はわかっちゃってるけど。

 誰に対してもフレンドリーな﨑ちゃん。
 人との関わりをいつも楽しんでいそうな田村くん。 
 ひょっとして、ちょっと人見知り的なあとの二人。
 わからないけどね・・・。
 でも、長く続いたバンドには、こんな感じが絶妙なバランスなのかもしれない。


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