隠れ家-かけらの世界-

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メンバーは結構イケてた~ライブハウスの思い出で漫遊記!

2025年02月11日 20時40分42秒 | スピッツ

2025.02.09
ロック大陸漫遊記
TOKYO FM



 「2月2週目ということで、ね、運転中の方、お仕事中の方、暇こいてる方、いろんなシチュエーションの方がいらっしゃると思いますが、ちょっとした息抜きにしていただけたら幸いです」


 そして今日は、【ライブハウスの思い出で漫遊記】
 最近、古い馴染みのミュージシャンの訃報などで、「自分のライブハウス時代のことをよく思い出したりする」。
 そこで、「スピッツのアマチュア時代を振り返りつつ、当時対バンしたバンドの曲などを聴いてみようかなと思います」。
 基本的に、配信やサブスクで聴けるバンドの曲、ということです。


 オンエアリスト
 01 死にもの狂いのカゲロウを見ていた(スピッツ)
 02 バカになったのに(The ピーズ)
 03 おりこうさん(THE BOOM)
 04 オレンヂバナナ(KUSU KUSU)
 05 いなごが飛んでる(東京タワーミックス)(フィッシュマンズ)
 06 遊ぼう(SKAFUNK)
 07 Heavy Baby(The Groovers)
 08 風~The Wind knows How I Feel~(Mr. Children)


 漫遊前の1曲は、スピッツで「死にもの狂いのカゲロウを見ていた」(1990年、インディーズ時代のミニアルバム『ヒバリのこころ』に初収録/2001年ライブDVD『ジャンボリー・デラックス』に映像収録/2021年『花鳥風月+』にメジャーで初収録)。
 「まだ、ワタクシ、学生だった頃の声が笑えます」
 (声、基本的には変わっていない気がするけど(笑)。私はもう十分に大人だったけど、本当に懐かしい。出会えてよかったです)
 曲終わりで、「サビの出だしが『渚』によく似てるんですけどね」
 (心なしか、曲紹介も含めて、ちょっと早口? 恥ずかしい??)

 最初の曲は、The ピーズの「バカになったのに」(1989月、メジャーデビューシングル)。
 バンド結成はスピッツと同じ、メジャーデビューはスピッツより1年半くらい早かった、という。
 今はTheがとれて、「ピーズ」が正しいバンド名。
 「かっちりしたタイトなマスヒロさん(のちに人間椅子などでも活躍)のドラム」に、「実は引き出しの多いアビさん(安孫子さん)のギターとやさぐれたはるさん(大木温之)の歌が乗っかる」という、「ルーズなようでシャープで攻撃的な音」。
 当時、ライブハウスの店長さんから「『ピーズを見習え、お前らも』ってよく言われてましたね」。
 結成当時は、「このThe ピーズとThe Wellsというバンドの演奏力には結構圧倒されてた記憶があります」。


 インディーズ時代のスピッツは?
 1987年に結成したスピッツの最初のライブハウスは新宿のJAMで、「田村と行ったなあ。デモテープを持っていってライブができるようになりました」。
 当時、横のつながりが全然なかった彼らは、「バンドやってる友達がいなかった」。
 初めて友達になったのは、長崎出身のバンド、クラップス。
 (昔、ツアー中の長崎ライブのMCでこのバンドのことを﨑ちゃんが話していましたね)
 その後、「クラップスつながりで、つれづれ草というバンドとも対バンするようになった」。
 「今は年賀状のやりとりくらいしかしなくなった」けれど、「今思い出してもこの2バンドの完成度は高くて、タイミング次第ではもっと有名になっていたと思う」が、ちゃんとした音源を持っていないので、今日は流せないそうです。


 次は、「あの『島唄』『風になりたい』のTHE BOOMの「おりこうさん」(1989年、1stアルバム『A PEACETIME BOOM』)。
 代々木公園のホコ天でのつながり。お互いに路上で演奏をしていて、そこで知り合った。渋谷の「La.mama」で何度か対バンも。
 メジャーになってからは「ワールドミュージックや沖縄の音楽とリンクした活動が印象的ですが、アマチュアの頃はわかりやすいスカやレゲエを取り上げたビートバンドでした」。
 この曲は、「そんなブームの初期の曲」。
 (私にとってのTHE BOOMもこんな感じだ)
 曲終わりで、「今はあれかなあ、宮沢氷魚さんのお父さんって言ったほうがわかる人、多いかもしれないですね」。


 「イカ天」について。

 1989年、TBSで放送された『三宅裕司のいかすバンド天国』(通称:イカ天)はアマチュアバンドの勝ち抜き番組で、人気を博した。
 スピッツも「新宿JAMの代表みたいな感じで出る?」と言われたが、「お断りした」。「もう怖くてね、当時からテレビは・・・」(笑)。
 そのイカ天から人気が火がついたバンドは多く、スピッツはそれらのバンドともよく対バンをした。おもなところでは、たちくらみ、えび、COR-SEZ、KUSU KUSU。


 次の曲は、そのKUSU KUSUの「オレンヂバナナ」(1991年、3rdアルバム『cajon(カホン)』/3rdシングル)。
 「KUSU KUSUがメチャメチャ人気で、見た目もちょっとアイドル性ありましたし。彼らの音楽はラテンとかアフリカンビートの影響も強くて。オレ、じじいになってから、キング・サニー・アデとかアフロビートのジャンルにはまった時期があったので、振り返るとKUSU KUSUって、マジなエスニックのアフリカンなビートをちゃんとリ入れていたんだなと見直しちゃったんですけど。ちょっと上から目線ですけど」と。
 今回聴き直して、「今さらながら、これ、はまるなあ」と思って聴いてしまいました」。
 KUSU KUSUのベースのSAYくんがまだ高校生で、学校帰り、制服のままライブハウスに入ってそのままリハをやっているのを見て、「まぶしかった。オレもそんな高校生になりたかった。もう戻れないから無理なんすけどね」と。
 以前にココで「あなほり」をかけたので、「今日は・・・。こっちが代表曲って言えるのかな」。
 曲終わりで、「この曲、今アニメのテーマソングになったりしたら、いけそうだよね」。


 スピッツ結成前の話。
 草野くんの初めてのライブハウス体験は、「福岡の警固という街の『DRUM』というライブハウスに客として行ったとき」。
 その後、ライブハウスに行く機会が増え、出演者としては高校生のときに、西陣の「JA-JA」か、薬院の「グリーンビレッジ」が初めて。
 上京してからは、最初に国立の「Liverpool」、そして渋谷の「La.mama」(田村くんのお姉さんの友達のつてで)、新宿「JAM」、下北沢の「屋根裏」(渋谷も行ったなあ)、代々木の「チョコレートシティ」にも「ずいぶん出させてもらいました」。
 そして、新宿「ANTIKNOCK」を経て、憧れの「ロフト」につながる。
 当時バンドを集めてイベントを企画していたナガノさんが声をかけてくれて、「Magic Box Paradise」というイベントに出演。そのイベントには、当時クージーが所属していたMr. Christmasも参加していたという。そのときは交流はまったくなかったそうで。


 そして「そこに参加していた」、フィッシュマンズの「いなごが飛んでる(東京タワーミックス)」(1991年、1stアルバム『Chappie, Don't Cry』/1991年、2ndシングル)。
 彼らは当時、「独特なアコースティックロックという感じだった」。
 (フィッシュマンズだ~)


 メッセージコーナー。
 「SPITZ NOW! ロック大陸の物語展」に行かれたリスナーさんから。
 「ラジオブースの机の上に会ったクマのぬいぐるみはマサムネさんのもの? 本番中に触ってリラックスしているのかなあと妄想していました」
 「ワタクシの私物です」(おお)
 ラジオで一人で話すのはもともと苦手だった草野くんは、このクマさんに話しかける感じで収録していたそうです。
 (仕事中、私がゴンベエに話しかけるのと同じか・・・。すみません、全然違うね)
 このクマさんは、「おそらく、北海道のとある牧場の羊の毛で編まれたもの」だそうです。「優しいあの子」を作るときに十勝のエリアを旅した際に出会ったクマさん。「トカチさん」と名付けた。
 最近はギターケースに入れっぱなしで「かわいそうだったんで、展覧会で日の目を見させてあげてよかったと思います」。

 シュウマイをくるんだら、「皮もあんも余らずにぴったり終了!」。いつも皮が余っていたので「気持ちよかった!」。
 (餃子を作るとき、いつもチャレンジして、あんが余ることが多いなあ)
 「穏やかそうなマサムネさんでも、うまくいかなくて、イーッってなることありますか?」
 草野くんは、ポリ袋を1枚だけ出そうとして何枚も出てくるときに「もーっ」ってなるらしい。それと、スーパーでのポリ袋イライラ。「意地でも水のコロコロやスポンジに頼るまい」とがんばっても、最後には・・・ということもあるとか。


 対バンで印象に残っているバンドは?

 先ほどのクラップス、つれづれ草、The Wells、ピーズ、The BOOM, フィッシュマンズ、たちくらに、えび以外にも、CHU-DOKU、EGGS、アトムスなどなど。
 BILLY THE CAPSというパンカビリーのバンドと、16 Tonsというアイリッシュパンクの要素が強いバンドとスピッツの3バンドで「なぜかツアーを回ったこともありました」。
 また上京してきたバンド、九州のACCIDENTS、THE ROLLING SOBAHTというバンドも「カッコよかったです」。
 NEWEST MODEL、カステラ、THE BELL'S、そしてthe原爆オナニーズなど、「先輩のバンドとも対バンした」。
 また「デビュー、チョイ前には、ピロウズ、マーケッツと対バンしたことがあった」。
 このマーケッツは、「ご存じない方も多いと思うんですが、すごいポップで、オシャレで、見た目もスマートで、しかもいい奴。そのまま続けてたらさらに人気者になってたんじゃないかなと思うんですけど、彼らは大学を卒業と同時にきっぱり解散」。当時は「彼らがやめちゃうのにオレら続けてていいのかな」と身が引き締まる思いだったとか。


 次の曲は、SKAFUNKの「遊ぼう」(1990年、2ndアルバム『Rule of Party』)。
 アマチュア時代のスピッツが「いちばん対バンが多かったんじゃないかな」というバンド。
 のちにジュディマリに入るTAKUYAが在籍していた。
 「スピッツとは全然違う、エレクトロポップやパンクを合わせた音楽だったが、なんか気が合ってね、よく一緒にやってました」

 そして次は、The Grooversの「Heavy Baby」(1990年、2ndアルバム「Rock'n'roll '90」/デビューシングル)。
 The Grooversのツアーに前座として同行したのが、スピッツ初のツアー体験。マイクロバスに2バンドが乗って、名古屋~大阪~京都の旅。
 The Grooversの「ボーカルの西村さんとベースのボブさんはすでにそのときオトナな感じだったが、ギターの一彦くんとドラムのヤスチカくんは同じ年だったので、修学旅行みたいな感じで」。ホテルでビールを部屋飲みしたりして、「楽しかったなあ」。
 ボーカルの西村さんが脱退して、現在は3人組バンドだが、今日の曲は西村さんがボーカルだったときの懐かしい曲。
 そういえば、2006年、ロフト30周年記念のライブで、The Groovers、ピーズ、スピッツが対バンしています(ココ)。


 草野くん曰く、「アマチュア時代にすごいバンドを目の当たりにして、スキルの差を思い知らされショックだったこともありましたけど、今思うと、﨑ちゃんはドラマーとして全然負けてなかったし、田村もテツヤも今聴くと結構いけてるんですよ、昔の演奏も。で、冷静に振り返ると、ボーカリスト草野の力量と曲の問題もあったかな、と思うんすよね。これは決して卑下しているわけではなく、ハードロックやパンクがすごい好きで、そういうビートの強い曲でお客さんを盛り上げたいって思ってたけど、浮かんでくる曲はメロディアスなものばっかで、それをむりやりパンクなアレンジで聴かせようとしてたのが、そのころのスピッツだったんですよ。なので、そのへん未熟だったなとも思うし、でもそれがスピッツの独自の魅力として受け止めてもらえたっていうのは、バンドとして結構ラッキーだったのかな、と振り返ってみて思います」。
 「うーん、どうなんだろう。やってる側の意識はそうなんですけど、聴いてる人はまた違うかもしれないですね」
 (そのきれいにおさまらないところ、どこかいびつなところ、すごい魅力でしたね)


 漫遊最後は、Mr. Childrenの「風~The Wind knows How I Feel~」(1992年、1stミニアルバム『EVERYTHING』/アマチュア時代はシンプルに「風」だった)。
 (ええっ、ミスチル?)

 渋谷の「La.mama」で最初に対バンしたとき、「この雨あがれ」という曲が好きだったそうで、「これ、音源ないんだよね。コアファンの間では結構有名な曲なのかな」。
 「ミスチルはアマチュアの頃から、よく練られたきれいなメロディーで、印象もスマートなバンドだった」が、当時は音も見た目もアクの強いバンドのほうが人気が出やすかったので、「ミスチルにしてもスピッツにしても、当時は地味なバンドと思われていたのでは」。
 この曲も「今聴くとポップですごい!って思うけど、当時は地味に聴こえてた人も多かったかもしれない」。
 曲終わりで、「桜井くんの声もやっぱ若いっすね」。
 (私にはあんまり変わらないように聴こえたな。本当に完成された曲、という感じだな)


  
 ビデオなんで、しばらく見てないなあ。スピッツ、地味にちゃんといます。

 そして今日は最初からタイムマシンに乗ってしまったような内容だったので、「ちょっぴりタイムマシン」はお休みです。
 「来週また、運転再開しますので」

 特集の最後で、「名前を出し忘れている知り合いのバンド、いないよね・・・」とちょっと心配になっている草野くん。
 今ちょっと思い出したのは、真心ブラザーズの桜井くんがやっている「びっくりしたな、もう」だそうです(笑)。
 「ほかにもさ、オレたちのこと、忘れてねえかってあとから言われそうな気がしてね。ま、そのときにはまた話題に上げますので、許してください」(笑)
 (ステキな特集でした! 懐かしい曲やあの頃の匂いが蘇ってきたので、探してみようかな)


 そして来週は、『ポリスで漫遊記』。
 チープ・トリックやザ・ナックと同様に、草野くんがロック大陸に上陸してときによく聴いていたバンド。活動期間は短いが、「そんな中から、草野の独断でイカしたポリスのナンバーをセレクトしてお送りします」。

 「草野さん、自分は愛知県にいるのかと思っていたら、ここは岐阜県でした」


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