隠れ家-かけらの世界-

今日感じたこと、出会った人のこと、好きなこと、忘れたくないこと…。気ままに残していけたらいい。

今年ラストのライブ~グランドチャウデーション

2024年12月21日 13時34分33秒 | ライブリポート(スピッツ)

2024.12.17
PLUMCHOWDER 20th ANNIVERSARY SPECIAL

20/25 グランドチャウデーション
at 大阪城ホール

 

開演 18:00/終了 22:25
出演 The Birthday【feat. 中野ミホ、PUFFY、吉井和哉】/ウルフルズ/
   又吉直樹(ピース)/吉井和哉/OKAMOTO’S/スピッツ

  https://plumchowder.com/plum20th


 以前の年末ならば、仕事も普段の暮らしもいっぱいいっぱいで、なかなかこの時期に遠征はむりだったけれど、もうこの年齢になると、「行けるときに行っておかなければ」精神がすべてを優先する。スピッツのチケットもなかなかとれないし。
 正直、今年はちょっと仕事が立て込んでいるし、母のこともあるので、私の行動を知ったら、こんなときに!とちょっとイラっとする人もいると思うけど、そういう人には内緒にすればいいし(第一ここの存在も知らないし)・・・ということで、すばやい移動を試みました。翌日は朝からデスクに向かうつもりで。
 せっかくの関西なので、午後向こうの友人とおしゃべりし、相方への土産の豚まんを購入し(夏に来ることが多いので、すぐ冷蔵庫に入れてください!に対応できなかった)、高速バスの乗り場までの行程を実際に歩いてチェックし(最終的には、大阪の仕事仲間の女性の好意で車でたどり着いたんだけど)、いざ、大阪城ホールへ。
 大阪・・・、大都会だなあ、なんていまさらながらのつぶやきも漏れてきました。

 夕暮れの大阪城ホール、去年の夏の『ロックロックこんにちは 25周年』(ココ)以来!
 あの暑さを懐かしく思い出す。私もあれから1つ年取ったわけで。
   
 このステッカー、かわいいですよね。手に入れたいけど、グッズ売り場に並ぶ余裕はなし。残念。
 左の写真に私のチケットが映り込んでる・・・。

 スタンド席の前から4番目、テツヤくん側でステージが近くて感動。
 最近めっきり運がなくて、ステージは遠目にしか見えなかったけど、これはすばらしい。
 それに入り口すぐのドアからOKだったので帰りも期待できそう。

 開演前や転換時には、明日出演するアーティストの曲が繰り返し流れる。
 わかったのは、ズーカラデルの「バードマン」、Mr.Childrenの「in the pocket」かな? どちらも新曲ですよね。
 (さっき誰かの情報で、18日のときはスピッツの「めぐりめぐって」が流れたとか)
 また、これまでのプラムチャウダー主催のイベントやライブの画像がたくさん紹介されていた。
 仙台や新木場で夏のイベントが開催される前は毎年「ロックロックこんにちは」に参加していたので、懐かしい光景に時間の流れも感じてしまった。
 奥田民生さん、吉井和哉さんが、歌わずに幕間のお遊びにだけ参加した回もあったなあ。

 鶴瓶師匠が正面の大画面に現れて、イベントタイトルと出演者の紹介。
 「なんてこんな中に又吉がまじってる?」(笑)
 
 そして、なぜかロックのイベントに流れる「くるみ割り人形」。
 正面のスクリーンにイベントのステッカーと同じ画像が映って、最初のパフォーマーは、The Birthday!



◆TheBirthday◆
 チバユウスケが亡くなるまで、私の中ではTMGEで終わっていたんだけれど(ココ)、この1年でThe Birthdayを聴くようになって、ああ、ライブに行きたかったな、はとうにかなわぬ夢となっていた。
 でもこのイベントのおかげで、チバさんの曲を、バンドの音をライブで聴くことができた。
 The Birthdayファンの友人があとで、「大音量で『Sixteen Candles』が流れて、それだけで滂沱の涙」とLINEしてきたが、これが彼らのSEだったのですね。
 そして、クハラさん、フジケンさん、ハルキさんがステージ上にそろって、ビーム光線と轟音で「I SAW THE LIGHT」。
 荒々しいギターから始まって、この曲の短い歌詞をそれぞれが歌って、ふっと、この曲をチバさんのいないスタジオでどんなふうにレコーディングしたのかと想像したり。
 クハラさんが短く「The Birthdayです」と言う。

 そして最初のゲストボーカル、中野ミホさん登場。「同じ事務所にいたことがある」縁とか。
 「ここでこうして歌えるのが本当にうれしい」という言葉どおり、その気持ちが伝わってくるようなパフォーマンス。
 ロングドレスにエレキギターを抱えてロックする! カッコいいです!
 曲は、「プレスファクトリー」(ミドルテンポの曲を優しい、包み込むような声で)と「LEMON」(厳しい言葉と光が見える展開が好き)。

 次に、PUFFYの二人が登場。フォーマルな衣装に彼女ららしく花のタスキ(なんて言うんだ??)をかけて。
 曲は「チバさんがつくってくれた」、「君とオートバイ」(大好きだった!) 「PUFFYの曲でーす」と言ってたかな。
 曲終わりで、「モノ申したいことがある」。
 PUFFYはいろんな人から曲を提供してもらっているが、「みんなそのあと、セルフカバーするんですよね~。本人が歌うんだから、いいに決まってるよね」に会場が笑いに包まれる。
 そして、フジイさんいじりが始まる。
 「ずいぶん先輩だけど、ふだんはケンジって呼んでる」
 「でもこういう場だから、フジイさんとかのほうがいいんじゃない?」
 お客さんから「ケンジー!」の大きな声に、
 「許可もらった? 私はもらってますよ。許可のない方はフジイさんで」には会場が爆笑。
 そして、次もチバさんの楽曲で、「誰かが」。「大好きな曲なんで」と言ってたかな。
 私も大好きです。優しくて強い歌詞に気持ちがもっていかれた。最近全然優しくないけれど、そうできたらいいのに、と自分をちょっと戒めたり。
 ワタクシごとですが、2011年の新木場サンセット(ココ)で「誰か」を聴いて、すでに感動していました。

 そしていよいよ吉井和哉さん。
 姿が見えた瞬間の会場のどよめき! オーラっていうのはこういうことか、と思わせちゃう。ロン毛に黒のレザー(たぶん)のスーツ。
 両手を広げ、「The Birthdayです」。会場ファンは泣いていたかも。
 「爪痕」と「」、どちらも名曲。どなたが選んだのかはわからないけれど、吉井さんを迎えての楽曲にはぴったり。
 二人のボーカリストが併せ持つ甘さと鋭さの違いが、曲の解釈はそれぞれに自由と語っていたチバさんのポリシーにつながる。
 どちらも「喪失」がバックにあって、その意味を勝手に受け止めてしまう一ファンです。
 「声」のサビの部分でのドラムのクハラさんのコーラスと吉井さんのパフォーマンスを堪能しました。
 「The Birthdayでした」と短く言ってステージを去る吉井さん、ドラムスティックを客席に投げ込んで去るクハラさん。
 PUFFYのMCでさりげなく「チバユウスケ」の名前が出たが、あとは普通のThe Birthdayのライブ、という感じで、そこにむしろ大きく彼の存在をファンの皆さんは感じたのでしょうね。
 こんなふうにチバユウスケの残したThe Birthdayの楽曲がライブで聴かれるように、緩くてもいいから、長く長く3人で活動を続けてほしいと心から思いました。
 そして、ココで「この日のThe Birthday」の集合写真が見られます。


◆ウルフルズ◆
 ウルフルズ! ひさびさです。
 彼らは本当に潔く、このバンドならではの役割を全うしてくれた、そんな感じだ。
 ファンはもっと聴きたかっただろうし、新しい曲を楽しみにしていたかもしれないけど。
 登場したトータスさんのハットからかわいい三つ編みが2本見えたのが私には衝撃だったのだが(そうでもないのか?)。なにかドラマとかの撮影??
 ハットをとってしばらくしたら、私の目にも何も違和感なく、普通のトータスさんに見えてきて、それも不思議だったけれど。
 「亜美ちゃんに、トータスさん、髪伸びたね、三つ編みしてあげようか、と言われて、やってやってと言ったんだけど」、亜美ちゃんは出番があったのかな、結局、「自分でアミアミしました。次は亜美ちゃんにアミアミしてもらおう」と、ちょっと照れて、かわいいトータスさんでした。
 「バカサバイバー」~「愛がなくちゃ」~「笑えれば」~「ガッツだぜ!!」~「バンザイ~好きでよかった」の怒涛のパフォーマンス。
 ステージを左右いっぱいにトータスさんの派手な衣装が行き来して、会場が100%明るくなる。
 ジョンBのうねるベースもドラムも迫ってきたし、真心ブラザーズの桜井さんがカッコいいギタープレイとギターソロまで聴かせてくれた。
 「桜井くんは連チャン、明日も出るから」と。
 そうそう、最初にひとこと、「楽屋が知ってる人ばかりで・・・楽しい」って。同世代ばかりのバックヤードっていう感じでしょうか。


◆又吉直樹 with PUFFY
 又吉さんはここと、スピッツの前にも出てきて、短文を披露してくれる。
 PUFFYを相手に、自分とPUFFYにいかに共通点が多いか・・・とか。
 愉快だったのは、「わが町、寝屋川」の作文。
 由美ちゃんも又吉さんも寝屋川で、小学校の頃配られた町紹介のパンフにあった、「赤字の町、寝屋川」よりインパクトありすぎの「犯罪の町、門真市」(笑)。
 忘れられない言葉?では、太宰治や坂口安吾に混じって、相方の「トム・クルーズが呼んでる気がする」とか。
 「母」「忘れられない歌」も、今思い出しても笑えてくる。
 2回目の登場では、「次はスピッツ!」とそれ以外ありえなくて会場全体が立ち上がった瞬間に、またまた登場の又吉直樹! そのときの何とも言えない雰囲気がまたまた最高でした。
 とにかく、ホッと一息コーナー、という感じで一服の清涼剤?
 ありがとうございました!


◆吉井和哉◆
 なにげに風貌がかぶっていて(いやいや)、登場してひと言、「又吉です」と(笑)。
 オファーした梅木氏は、吉井さんがソロツアー中だと勘違いしていたそうで。
 「今、イエローモンキーのツアー中なんです」
 でも40代の10年間(バンド休止中のあの頃?)を「ほぼ一緒に過ごしていた梅木くんに頼まれたら断れない」ということで、急遽、メンバーを集めたので、「音源も使いつつ」「オーディションみたいでしょ? でもたまにはいいか」と、バックに2人のプレイヤーを配した簡素なセッティング。
でもそのぶん、ボーカルの声が生に聴こえて、それはそれで感動的だった。
 歩き方、マイクの持ち方、表情・・・すべてに漂う空気。
 長いソロ活動の楽曲から選んだのは、「VS」「点描のしくみ」「FLOWER」。
 そのどの曲も、ライブでは、10年くらい前のソロライブや野外の「ロックロックこんにちは」で聴いたっきりだったので、本当にうれしかった。
 ステージ袖にいるであろう梅木氏に向かって、「イエローモンキー、呼んでくれないよね。いつもオレだけだよね。イエローモンキー、嫌い?」と言うあたり、余裕の感じ。梅木さん、どんな反応してたんだろう。次のイベントには、The Yellow Monkeyの名前があるかもね。
 その流れで、「イエローモンキーの曲も、ということで」で、「LOVE LOVE SHOW」。
 「ドラムもないけどね」と自虐的だったけど、そのぶん、会場の全員が盛り上げていましたよ。
 そして、最後までカッコよく、去っていったのです。


◆OKAMOTO'S◆
 第一声は、「新宿から来たオカモトズです」。これはお決まり?
 「90'S TOKYO BOYS」~「ありがとう」~「この愛に敵うもんはない」~「Dance With You」~「BROTHER」~「Beautiful Days
 楽曲は「BROTHER」「Beautiful Days」しか知らなかったけれど、そんなことは関係なく、十分に楽しめたし、ダンスも歌も演奏もすばらしかった。
 「ありがとう」は来年リリースが決まっているニューアルバムの収録されるそうで、今日のこの日にふさわしいので・・・とMCあり。
 ハマ・オカモトさんは体調をくずして休んでいるという報道を見た記憶があるが、とても元気そうで安心。
 まだ20代最初の頃、イベントのチャウ大で、「吉井さんのこと、カズヤって言ってました」とMC(笑)。落ち着いたトーク力もさすが。
 最初、「この並び(トリ前)は、なんで?」と自分たちで言っていたけど、「この並び」で本当に大丈夫なパフォーマンスだったな。


◆スピッツ◆
 セットリスト
 春の歌     8823
 迷子の兵隊   正夢
 美しい鰭    晴れの日はプカプカプー
 チェリー    ヒバリのこころ
 バニーガール  夢追い虫
 アンコール 
 跳べ

 個人的には夢のようなセットリスト。
 2曲目で早くも「8823」のイントロを聴いたときに、これは何かあるな(笑)と確信に近い気持ち。
 ここでは、すでにベースを捨てて、そのあと拾って弾こうとしたら、裏返しになっていて。スタッフが笑っているのが見えた。まだ2曲目なのに、田村くん全開!

 3曲目で、一瞬明るいステージからカッコいいドラミングが聴こえてきて、一気に赤と青の照明で変わって聴こえてきたのは、なんと「迷子の兵隊」。「重厚な」という形容が適切かはわからないが、そういう太さを秘めたサウンドと演出が、昔の曲を一気に「今」に生まれ変わらせる。
 アウトロも、もう記憶の彼方だけど、すごくロック!でした。
 これをセットリストに選んだのは、もちろん、今年9月にリリースされた『空の飛び方 30th Anniversary Edition』がきっかけなんだろう(だから十分予測できたはず?)。でも、その中のBlu-rayに収録された1994年の渋谷公会堂でのライブが最後?と思いきや、2014年の『DREAM FESTIVAL』(ココ)と同じ年の「新木場サンセット」(コチラ)で演奏してたんだね。すっかり忘れてた。
 「長く活動しているバンドあるある」だと思うけど、過去の曲をライブでたくさん地道に掘り起こしたいなあ。

 一気に4曲、「正夢」の丁寧な演奏のあとのMCで、「スピッツ、4か月ぶりのライブなんで、ライブで力の入れ具合がわからなくて、ここまでで結構力を使い果たしたね」と苦笑い。
 「このあとは、まったりやりますから」と言ったかな?

 「美しい鰭」のあと、聴こえてきた懐かしいイントロは・・・、「晴れの日はプカプカプー」。
 2015年のファンクラブツアー、ゴースカ(ココ)のオープニング曲! そして、1989年7月12日、彼らのLOFTでの初ワンマンでのラスト曲なんですよね。
 サビでのテツヤくんの高音のコーラスが好きで、この日、脇のスクリーンに映し出される姿を横目でチラチラ見ていたのは私です。
 曲終わりで、「インディーズの曲」と紹介して、テツヤくんが「新曲じゃないよ!」。
 でも「初回のロックロックでもやってるよね」とテツヤくん。
 そこからだったか、「
プラムチャウダーにはロックロックでもツアーでもずっとお世話になってます」。

 ロックロックの第1回の画像が多数スクリーンで流れていたことから、「第1回のとき、メンバーをシャッフルしたよね。オレがボーカル、ギターがバースデイのフジイくん、ベースが明日出演のミスチルの中川君、ドラムは﨑ちゃんで、ウルフルズの『ツギハギブギウギ』をやった」と草野くん。
 田村くんの「今日できるんじゃない?」に対しての草野くんの「オレはできると思う」に、会場ザワザワ。でも、「フジイくんは忘れてるんじゃない?」。
 テツヤくんの「まあ、あんまり言うとみんな期待しちゃうからね」で落ち着きました。

 そのあとのMCで、
 草野くんが「今日初めてスピッツ見る方は?」と尋ねると、アリーナ席でパラパラと手が上がる。「初めての方は、あの曲やんねーなあって思ってらっしゃるかもしれませんが」
 メンバーからの笑い声。
 「次はその曲をやりますか?」と言う草野くんに、すかさずテツヤくんが「ガッツだぜ?」で笑いをとる。
 そして、「あなたが思っている曲・・・かもしれない」に、テツヤくんが「かな?」
 どれかな?と誰も考えた瞬間に聴こえてきたのが「チェリー」。
 安定の演奏、パフォーマンスで聴こえてくる。

 そのあと、ステージ上が一気に明るくなって、あのイントロ、「ヒバリのこころ」、メジャーデビューシングル。
 ゆっくり左右のステージの端まで移動するボーカル。定位置でしっかりギタープレイを聴かせるテツヤ氏。華麗なスティックさばきを見せるドラマー。
 そして、この曲に限らないけど(笑)、ステージの左右、前後、動き回り走り回る田村くん。
 最近の私のスピッツライブは、ホール、アリーナ、ライブハウスすべてで後ろで見ることが多かったので(チケット運が・・・)、久しぶりに田村くんの変わらぬ動きを見られて、変わらないなあ、と。 
 﨑ちゃんの後ろを回ったりするから、コードをさばくスタッフとの追いかけっこ。
 「ドン!」という大きな鈍い音がマイク越しに響いたと思ったら、ステージ上のボーカルのスタンドマイクが倒れていた。田村くんが触れたことで倒れてしまったんだけど。
 気づいたのかな、気づかなかったのかな?

 気分が上がるあのイントロからの「バニーガール」。ステージ上のメンバーの動きが一気にアクティブになる。
 サイド席からも、「Only youの合図で♪」での、たぶん表情を変えていない、淡白な指さし?、見えました。
 今改めて歌詞サイトで歌詞を確認したんだけれど、珠玉の言葉たちが並んでいて、当時、これぞスピッツ!と感動した記憶がよみがえりました。
 (余談ですが、「バニーガール」で検索すると、この間までは普通にスピッツのこの曲が上がってきたけど、今はAKASAKIの「Bunny Girl」なんですね~ )

 このあたりから、そろそろやばいなあ、間に合うかなの不安が立ち込めてきたんだけど、この曲のイントロが聴こえてきて、「あ、もういいや、いざとなったら泊ればいいんだし」の心境になる。それが本編最後の「夢追い虫」。
 (個人的には、2018年の新木場サンセットのアンコール以来。ようやく聴くことができた!)
 重厚なサウンドに妖しい言葉のラッシュ。いつ聴いてもカッコいい、ロックの大作的な存在です、私にとって。
 ライブ映像のMV同様、スタンドマイクを両手でつかみ目を閉じて(閉じてたかどうかは確認できず)歌うところもサイドから体験できました。
 何より、会場を包むサウンドの心地よさに酔いしれたラスト曲でした。

 焦る気持ちを抑えつつ迎えたアンコールは「跳べ」。
 今のスピッツにいちばんぴったりのアンコール曲だと思う。大阪城ホールが一体となったかのような時間でした。

 そのほかのエトセトラ。
 衣装は、ボーカルが黒ハットにエンジのゆったりめなシャツと濃いグレー系のパンツ、田村くんは黒のシャツと黒のハーフパンツ、テツヤくんは説明できないけどかっこよくてノースリーブ、﨑ちゃんもわからないけど(笑)、とりあえずノースリーブ。
 MCで、この季節に「メンバー4人のうち2人がノースリーブって。若いね」と草野くん。
 テツヤ「オレもさすがにどーなのって思ったよ」
 草野「袖で、寒い寒いって言ってたよね」

 最初のMCだったかな?「2024年いろいろあったと思いますが、どうにか乗り越えて、今日こうしてここで出会えたこと、本当にうれしいです」。
 短かいメンバー紹介では、
 田村「田村でーす。(ステージ袖の方へ)梅木、20周年おめでとう。でもスピッツのほうが長いもんね。これからもよろしく〜」
 そして、テツヤくんは、「梅木、おめでとう! 梅木を支えてくれた人たち、ありがとう」と言ってから、「ここにいるみんなもですよ」と。
 そして「跳べ」の前に、「今日は、一年の終わりに、ああよかったなと思い出せるような、そんな最高な夜になりました。今日来てくれたひとりひとりに、生まれてきてありがとうを言いたいです」で、両手で会場を繰り返し指差ししていました。
 会場にいたスピッツファンの知り合いからの後日の情報によると、「またお会いしますよ!」「もしよければ、また会いにきてください」もあったそうですが、記憶にない・・・。


 そして、このイベントの大ラスは?

 大画面のエンドロールに流れる、The Birthdayの「サイダー」の鉄拳さんのMV、チバユウスケの声が会場に響く。MVのラストでチバさんの後ろ姿のイラスト。
 そこからの、野外フェスでの映像。
 奥田民生の後ろに顔を見せるチバユウスケ。飛び立とうとする飛行機をチバさんが「撮れた?」ときいている。
 二人で戯れる様子、とびきりの笑顔。
 私でさえ、胸が詰まるくらいだから、泣いているファンは多かっただろうな。ほんとうにすばらしいラスト。
 このイベントに奥田民生の不在はどうなの?と思ったら、今夜も彼はツアーのライブ中。そして、こんなステキなエンドロールに出演、ということだったのですね。
 The Birthday !!

 
 私はそのあと仕事仲間の車で高速バスの乗り場に急いだので(発車3分前に着きました(-_-;))聴くことはできなかったのですが、会場にKANさん、赤い公園の曲がBGMとして流れたそうです。



 バスに揺られながら、しみじみと、生きていたいなあ、来年も息をして、音楽を浴びて、誰かと喧嘩したり笑い合ったり、ありふれててけっこうだから、生きていたいな、と思っていた。
 そんな12月の思い出深い夜になりました。

 グダグダをここまで読んでくださって、ありがとうございました。



                               



     誕生日、おめでとう!
     あなたの紡ぐ言葉、遊ぶ音たちの並び、音楽への興味が
     来年も穏やかに存在してくれることを
     心から祈っています。
     今年もありがとう。
     感謝の気持ちを贈ります。


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