隠れ家-かけらの世界-

今日感じたこと、出会った人のこと、好きなこと、忘れたくないこと…。気ままに残していけたらいい。

「ニョロ、ニョロ」~ヘビとテツヤとロック大陸

2025年01月16日 12時08分32秒 | スピッツ

2025.01.12
ロック大陸漫遊記
TOKYO FM


 「新年3週目。今回新成人を迎えられたみなさん、おめでとうございます。18歳ですよね、お祝い申し上げます」

 そして今週から3週にわたって、新春恒例の企画、【新春恒例・スピッツメンバーと漫遊記】。
 さて、今日は、「は~い、毎年、トップバッターは私です(「そうだね」と草野くんの笑い声)。スピッツでギターを弾いております、三輪で~す」。
 1年たつのは早いね~、ということから、「『マッチョ・ドラゴン』をかけてから1年」(笑)。
 (ホントだ、ココでかけてました)
 テツヤくんが考えたリストで進んでいきます、テ「もうバリバリだからね」。

 
 オンエアリスト
 01 ヘビーメロウ(スピッツ)
 02 Snake Eye(AC/DC)
 03 Snake Chammer(Ritchie Blackmore's Rainbow)
 04 Snake(PJ Harvey)
 05 キングスネークブルース(SONHOUSE)
 06 Crawling King Snake(The Doors)
 07 Union of the Snake(Duran Duran)
 08 Whitesnake(David Coverdale)
 09 ガラガラヘビがやってくる(とんねるず)


 漫遊前の1曲は、スピッツで「ヘビーメロウ」(2017年、『CYCLE HIT 2006-2017 Spitz Complete Single Collection』/『めざましテレビ』のテーマソング)。
 「スピッツの干支と言えばね・・・」(笑)でこの曲??
 (あんまり聴く機会ないし、ついつい「歌ウサギ」にいっちゃうけど、改めて聴くと、浮遊感と適度が爽やかさが、スピッツだ!という感じですね~)

 マ「今年のテーマはすばり・・・」
 テ「ずばり?」 
 マ「ずばり、と言うか、毎年恒例ですが」
 干支をテーマにしてもうン年、ということで、今年は「ヘビ、スネーク、snakeで」。
 タイトルに「ヘビ」「Snake」がつく曲をセレクトしてくれたそうです。
 マ「そうかそうか、去年の『マッチョ・ドラゴン』もそうか」
 テ「スピッツはね、ヘビに関する曲が・・・」
 マ「結構あるのか」
 テ「ないのよ」
 マ「ないのか・・・」(ないでしょ・・・)
 で、「ヘビー」からこの曲・・・ということです。
 マ「ないのか。作らなきゃ」
 このシリーズのために、曲作りを勧めるギタリスト。
 マ「そうかそうか、じゃ、イノシシの曲とか作っておいたほうがいいね」

 最初の曲は、AC/DC の「Snake Eye」(1988年、30thシングル「Heat Seeker」のCDシングルのみに収録されたレアナンバー)。
 (初めて聴いた! 気持ちいい!)
 2人ともこの曲は知らなくて、テツヤくんが「snake」で検索してヒットしたそうだ。
 マ「このころはあんまり(聴いてなかった)。『Back in Black』(1980年)とその次のアルバム(『For Those About to Rock We Salute You』1981年)くらいまでは結構熱心に聴いてたけど」
 でも聴いてみれば「AC/DC節」「形があるからね」。
 テ「グレッチとSGっていうロックサウンドの1つの形がここにあるからね、サウンド的には」
 マ「左右に分かれてるから。聴いてて楽しい」
 テ「そこはなんかいいなと思って」
 そして、4人で行ったAC/DCの大阪城ホールライブ。
 テ「行った行った! みんなでね。伊藤政則さんが来てるのを見つけて盛り上がって」」
 マ「(笑)昔はメタルのライブ行くと必ずお見かけしたよね」
 テ「しかも、オレら必ず捜したよね、どこにいるかって。で、見つけて、みんなで盛り上がって」
 マ「(笑)ウォーリーをさがせ状態」
 そして、今日は、トークがあるので曲が途中でフェイドアウトするかも・・・、。だそうです。

 次は、Ritchie Blackmore's Rainbowの「Snake Chammerへび使い」(1975年、デビューアルバム『Ritchie Blackmore's Rainbow 銀嶺の覇者』)。
 曲前に、草野くんのロニー・ジェイムズ・ディオまがいのうなりがきけました。「スネーーク チャ~マ~!!」
 マ「Rainbowの1stは捨て曲なくて、すごくいいんですよ」
 収録曲の7~8割は「ロニーとリッチー(・ブラックモア)が作ったって書いてある」とテツヤくん。あとのメンバーは「このアルバムだけでいなくなっちゃった」。
 テ「これはよく聴いたね」


★スピッツメンバーのヘビ年エピソード

 1977年。スピッツメンバーが生まれて初めてのヘビ年。
 テ「まだメンバー誰とも出会っていない10歳の頃」
 小学3年の頃? 4年生?
 王貞治選手、756本のHRを記録した年。
 テツヤくんは水戸にいたそうだ。「あの部屋(笑)で見てた、テレビで」。
 テ「オレ、巨人軍のパジャマ着てたもん」
 マ「(笑)あの頃、巨人の帽子かぶってる子、多かったんだよ」
 そして、スーパーカーブーム。
 テ「あったあった、オレ、エンジン音だけ詰め込んだLP買ったもん」
 マ「ああ、言ってたね」
 解説も少し入っていて、「エンジン音の対決」とか言って、4台くらいの車がエンジン音だけで競走している。
 テ「今思うと、なんで買ったんだろう」(笑)
 マ「(笑)そのころは盛り上がってたんでしょ」


 そして次は、PJ Harveyの「Snake」(1993年、バンドスタイルでの2ndアルバム『Rid of Me』)。
 今度はメタルではなく、「どっちかっていうとオルタナ系」。
 草野くんが検索したら、歌詞は「意味はわかんないけど、エグイ感じと言うか、エロイ感じ。割とそういう感じのシンガーだよね」。
 曲終わりで、テ「英語の歌詞がわかる人は、正月早々いいのかな、って思うかもしれないけど」。
PJ Harvey - Dress - HD Live (V Festival 2003)


★ヘビ年のスピッツ年表
 1989年。スピッツを結成して2年。22歳。
 ライブを「ガンガン、精力的にやった」年。
 主なところでは、マンスリーライブ「鳥になっちゃう日」(新宿ロフト)(テツヤくんは「鳥になった日」と言って訂正されてました)、7月12日に初ワンマン。
 カセットテープ「ハッピー・ディ」、「恋のうた」(恋のうた、ファズギター)配布。
 マ「今ならすぐにネットとかにアップしてSNSで広められるけど、そのころは手作業だよね。自分でダビングして配ったり」
 ロフトワンマンで配った2曲入りのカセットは「120くらい作ればいいね」と言っていたら、300人くらい集まって、足りなくなった。「ありがたいことに・・・」「うれしい悲鳴」
 渡せなかった人には「住所を書いてもらって、そのあと送ったんだよ」。
 そういう作業は「田村がやってたんだよね」。
 (当日にもらえた組です)
 テ「いい思い出がいっぱいあるなあ」
 そして、「スピッツ、ぎりぎり昭和からやってます」。
 (あとで、1989年は「昭和から平成にかわる境い目の年」ということで、「すごい精力的に活動したのは平成になってから、かもね。オレがアコギを持ち始めた年かもしれない」と)


 次の曲は、「日本を代表するバンド」、SONHOUSEの「キングスネークブルース」(1970年、デビューアルバム『有頂天』)。
 福岡特集(ココ)でも流れました。


●メッセージコーナー
 初めてラジオにハガキを送っている40代のリスナーさんから。
 何かを処分することを「ありがとうする」と言うそうです(なんか、ステキ)。
 「お二人は最近、何にありがとうしましたか?」
 テツヤくんも「オレも、ありがとうしよう、使うなあ」。
 マ「これ、いいよね。オレも使おう!」
 母親が子どものおもちゃを片付けるときなど、「もうこれ、ありがとしようか?」ってあるんじゃない?とテツヤくん。(なるほど)
 テ「オレは基本的に物持ちいいから、ありがと、できないんだよね」
 マ「そうか、オレも物持ちいいなあ」
 それでもギターなどかなり使ったものは「ありがとうして」、誰かに譲ったり、はあるそうです。


★ヘビ年のスピッツ年表
 次は2001年、34歳。
 マ「そうか、結構おじさんだね・・・」
 そして、「JAMBOREE TOUR "隼2001"」~「JAMBOREE TOUR "純情2001"」のころ。
 (こっちも懐かしい~。ライブの本数がすごかった)
 2001年の9.12もライブの日で、マ「すごい覚えてるんだよね」
 韓国のソウル公演も初めてやった年。
 マ「お客さんの熱気がすごかったんだよね」
 テ「ライブ中に酸欠になってぶっ倒れるかもしれないって思ったのは、このとき初めて」
 酸素吸入器を用意していたとか。「あったあった」(笑)と草野くん。
 あれからもう・・・と時の流れに感無量の二人。
 テツヤくん、「目を閉じても」思い浮かぶらしい鮮烈な記憶。
 そして、氷川きよしさんの「やだねったら やだね♪」はこの年にヒット。
 この年、スピッツも音楽番組に結構出ているそうだけど、「氷川くんには遭遇していない」。
 でも草野くんは、別のところで「お会いしたことがあるんですけど」。


 そして次は、The Doorsの「Crawling King Snake」(1971年、6thアルバム『L.A. Woman』/この年に亡くなったジム・モリソンの遺作)。

 この曲はオリジナルはブルースで、ほかにもさまざまなミュージシャンがカバーしている。
 テ「10代の頃、田村と部屋を暗くしてジミヘンとか聴いてたんだけど、ドアーズもさ、お酒飲めないからコーラをチビチビやりながら聴いてたんだ」
 マ「なん、ヤバイ感じだよね」
 テ「これがロックだ!みたいなのを感じてたのを思い出した」
 マ「初期のツェッペリンとか、大人な感じとか」
 テ「10代のオレたちには十分に大人でした」


★ヘビ年のスピッツ年表
 2013年、46歳。
 マ「これはもう、すごい最近だね。何やってたんだろう。ツアー、またやってる?」
 奥田民生さんの「さすらい」をカバー。
 2回目?の「亀の恩返し」に参加(ココ)。「いきものがかりとか出てた?」
 ライブはあまりやってなかった??と発言
 ドラマ『あまちゃん』の年で、ドラマにはまりすぎたYO-KINGが「夏のイベントで、あまちゃんのコスプレで出てきたんだよ」と草野くん。
 テ「ロックロックだね」
 草野くんの笑い声。
 半沢直樹の「倍返し」が流行った。テ「え、半沢ってそんな前? この前みたいな気がする」
 あとで「大変な訂正」、テ「大事なライブやってた、横浜サンセット」(コチラ
 (忘れちゃダメだね~)


 次の曲は、Duran Duranの「Union of the Snake」(1983年、9thシングル/1983年、3rdアルバム『Seven and the Ragged Tiger』)。
 二人が高校生の頃、ラジオからメチャ流れていた。
 テ「オレはデュラン・デュランなんて聴かないって素振りしてたけど・・・聴いてました。流行ってたよね」
 マ「女の子のファン多かったしね。聴かなきゃっみたいな雰囲気あった」
 テ「曲はよかったしね」
 マ「ニューロマのイントロがちょっと懐かしい」

 そして漫遊最後は、David Coverdaleの「Whitesnake」(1977年、ソロデビューアルバム『Whitesnake』)。
 「最後はやっぱりコレなんだよ」
 で、この曲名がきっかけになって「Whitesnake」というバンドになっていった?
 テ「かもしんないね」、マ「正確にはわかんないんですけど」。
 David Coverdaleと言えば、「Deep PurpleからWhite Snakeのボーカル」だけど、この曲はその間のソロ時代の楽曲。
 David Coverdaleの特集をやったが(ココ)、マ「初期の曲って、あんまり配信とかサブスクになくて」。
 この曲も、ボックスセットに入っていたそうです。
 (もっと聴けるようになったらいいな)


●メッセージコーナー
 「SPITZ NOW!」でテツヤくんのヒミスタツアーの衣装を見てうれしかったというリスナーさんから。
 「ステージ衣装を自身でデザインしたいと思ったことは?」
 テ「あれ、オリジナルなんだよ」
 今作ってくれている男性の服が「もともと好きで。で、衣装つくってもらえないかな?と頼んだ」そうです。
 で、その彼に何着か作ってもらって、「その中から気に入ったものを着させてもらってる」。
 マ「すごい似合ってるし、ステージ映えもしてるよ」
 (ホントホント)
 テ「あれ、いいんだよね。ありがとうございます」


特集の終わりに。
 テ「スネークは(曲選びに)苦労しなかった」
 マ「スネークはロックなんだよ。今後、イノシシとかなさそうな気がする」
 テ「今後、ホントに大変なの、いっぱいありそう。スピッツでもたくさん作っていかないと」
 テツヤくんは、「ヘビ、基本的にあんまり好きじゃない。ヘビ柄は好きなんだけどね。矛盾してるけど」(苦笑)


 そして今日の「ちょっぴりタイムマシン」は、とんねるずの「ガラガラヘビがやってくる」(1992年、18thシングル/作詞:秋元康、作曲・編曲:後藤次利)。
 (今日は、「正夢」のアウトロで。ここだけで、心が震えます)
マ「久しぶりに聴いたんだけど、すごいバブリーな感じがするね」
ガラガラヘビはプレイボーイのメタファーで、それを子どもに歌わせたりしてて、「当時もオレ、大丈夫なのかな?って思ってた。今テレビで流すのはアウトだと思う」。
 テ「ロック大陸で流して大丈夫なの?」
 マ「ラジオは大丈夫だと思うけど、テレビでは今流せないんじゃないかな?」
 テ「比較的、ヘビってそうだよね」
 マ「秋元さんの昔の曲ってそういうのあるよね。ま、時代のドキュメントとして聴いていただければ」


 マ「今日は『スピッツメンバーと漫遊記』、テツヤと一緒にお届してまいりました」。
 毎年恒例の干支にまつわる曲。
 来年は「午年」。
 マ「バンドは結構いるんだよ、Crazy HorseとかWild Horsesとか」
 曲は?
 テ「スピッツん中にあるかな」
 マ「馬はないと思う」
 作るか、早めに・・・などと。
 「走れコータロー」は候補?
 一年かけて、がんばって探してくれるそうです。

 そして来週も、新春恒例、「スピッツメンバーと漫遊記」。
 順番は「最近、固まってきたようですが」。
 テ「そうだと思うよ」に草野くんの笑い声。
 ってことは・・・。

 「草野さん、夢に白ヘビが出てきました」」

 テ「どうもありがとうございました。ニョロ・・・ニョロ・・・」

 (いつもながら、力の抜けた親しい者同士の会話に、寒さもイライラも不安もいっとき忘れられた、いい時間でした)


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