2015.12.27(日)
こんなに暮れも押し迫ってきてから、まさしく時に追われるワタクシです。
年内に終わらせるべき仕事もまだ残っているなかで、母親が新しく処方された薬でちょっと体調をくずし(薬に副作用はつきものとはいえ、高齢者への注意事項の配慮のなさはちょっと問題だと思うけど)、急遽、泊まり込みで対処したり、頼んだ荷物が届かなかったり・・・。
もう年賀状どころではない・・・。
そんななか、移動の車内で聴く「JUST LIKE HONEY」の楽しさに助けられている。
そういえば、20~30代のアーティストたちの若さを思うとき、そうか、スピッツが「ハチミツ」を制作していたときと同じような年代なんだな、などと今さらなことを感慨深く感じたり。
封入された、ディレクター竹内修氏と鹿野淳氏(MUSICA)の対談もおもしろい。
鹿野氏の形容詞過剰な(笑)発言はともかく、竹内氏のスピッツサイドからの発言はいつも、わかりやすく、ヘンな気負いも感じられないので、心地よく胸に入ってくる。
今回もそうだ。
その彼が、「『ハチミツ』は奇跡とも思える凄いアルバム」と言う最後の部分にちょっと感動。
ビーチ・ボーイズの「ペット・サウンズ」を例にあげて説明しているところもおもしろい。実験作としての優れた面だけではなく、ポップで下世話な魅力も兼ね備えた「奇跡の一枚」。
ついつい長くファンを続けていると、マンモスアルバムになった「ハチミツ」で語られるスピッツはあくまで「一部分」・・・とばかりに、あえて「ハチミツ」を軽視したがるところがあるけれど(あくまでワタシが・・・です)、でも実は、このアルバムを聴くたびに、どれも「一曲」の独立した匂いと「節度のある」自己主張をもっていて、すごいなあ、と感嘆しているわけです。
(そうそう、「空飛び」後の、テツヤによる「ボーカルの彼女」発言エピソードも懐かしい)
その一曲一曲に若い彼らが愛をもって挑んでいて、おもしろくないわけないじゃないですか!となる。
ボーカルの声だけでも、それぞれの個性がおもしろい。アレンジが「ママ」であったり、びっくりさせられたりも・・・。
竹内氏が9mmに「ロビンソン」を依頼したことを考えれば、当然あの疾走感あふれる、かっこいいギターやドラムの音を期待しただろうし、それがすごく〈爽やかな〉「ロビンソン」の誕生に通じたというところも興味深い。
あ、時間がないので、お正月あたりに、またまた語りたい(笑)。
さ、また明日から走り抜けよう。
それにしても、夜道の空気の冷たさ・・・。
みなさんも、どうかご自愛くださいませ!
どんなところにも等しく平安が訪れるわけではないのは、長く人間をやっているとわかってしまうわけで。
そういうことを、一年がゆくこの時期に痛感することが多い。
私自身にも(とあえて言うところに恥ずかしさも感じつつ)、みなさんにも、それでも穏やかな一日を!
http://spitz.r-s.co.jp/new_release/festivarena-budokan/
ちょっと遅くなったけれど、『SPITZ THE GREAT JAMBOREE 2014 “FESTIVARENA”武道館』のティザー映像が見られるんですね。
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