隠れ家-かけらの世界-

今日感じたこと、出会った人のこと、好きなこと、忘れたくないこと…。気ままに残していけたらいい。

キーボードには世界を変えるパワーがある~好きなキーボーディストで漫遊記

2023年05月02日 10時07分18秒 | スピッツ

2023.04.30
「ロック大陸漫遊記」
FM TOKYO



 GW!
 「仕事だという方も、思いきりエンジョイされている方もいらっしゃると思いますが・・・、ハイ、ちょっとした息抜きにしてください」
 東京都現代美術館で開催されている「クリスチャン・ディオール、夢のクチュリエ展」(ココ)。
 ディオールに関する草野くんの「個人的な思い出」とは?
 学生のころ看板屋さんでバイトしていたとき、作業でウェス(端切れ、ボロ切れ)をよく使っていた。着なくなった古いシャツなどが多かった中で、ある日、ウェス置き場をあさっていたら、きれいな赤いカーディガンを発見!
 きれいだし、普通に着る服として欲しいな、と思い、タグを見たら、なんとディオールのカーディガン。
 「これ、ウェスとして使うんですか」ときいたら、社長夫人が着なくなったものだったそうで、「じゃ、オレ、もらっていいっすか」と言って手に入れたそうだ。
 レディースだけどサイズもちょうどよくて、「しばらく着てました。スピッツのアマチュアのころの写真で赤いカーディガン着てるのがあったら・・・、それ、ディオールです」。


 今回のテーマは、先週に引き続き、【好きなキーボーディスト(リクエスト)で漫遊記②】
 本当にたくさんのリクエストがあったそうで・・・。


 オンエア曲
 01 ブチ(スピッツ)
 02 This Town Ain't Big Enough for the Both of Us(Sparks)
 03 宇宙フーテン・スイング(ソウル・フラワー・ユニオン)
 04 Merry-Go-Round(The Zombies)
 05 タンパクスィッツあげるよ(ジュースごくごく倶楽部)
 06 合図(Phnonpenh Model)
 07 Homburg(Procol Harum)
 08 セブンスター(スカート)
 09 Dancing in the Moonlight(Toploader)


 漫遊前の一曲は、スピッツで、「ブチ」(2015年15thアルバム『醒めない』)。
 今週も、レコーディングでクージーが弾いている楽曲。クージーへのリクエストも多かったそうです。
 (つっかかるリズムと、かわいい歌詞のアンバランスがすごく心地よい。スピッツの楽曲に登場する女の子のタイプで、いちばん多い感じかなあ。)

 最初の曲は、「60年代後半から活動するアメリカのロックバンド」、Sparksの「This Town Ain't Big Enough for the Both of Us」(1974年、3rdアルバム『Kimono My House』)。
 キーボードは、ロン・メイル。
 リクエストしたリスナーさんは、最近WOWOWで映画『スパークス・ブラザーズ』を観て、「イギリス中に衝撃を与えたというパフォーマンスに度肝を抜かれた」そうだ。映画の中で多くの人が、彼らのパフォーマンスを「芸術だ」と絶賛している。
 「オレも見たかったな」と言う草野くんは、Sparksはそのひねくれ具合から、「ずっとイギリスのバンドだと思っていた」。
 この曲は最近、iPadのCMで流れていたそうで、生徒会選挙でiPadを上手に活用したソニアが当選する、というストーリー。
 (ああ、見た覚えがある)
 以下は、「This Town Ain't Big Enough for the Both of Us」のMV。
Sparks - This Town Ain't Big Enough For Both Of Us (Official Video)

 次の曲は、ソウル・フラワー・ユニオンの「宇宙フーテン・スイング」(1997年、5thシングル)。
 キーボードは、奥野真哉さん。
 奥野さんへのリクエストも多かったそうです。
 キーボーディストといえば、奥野さんが思い浮かぶというリスナーさん、彼のキーボードが加わることで、「サイケでレトロなソウル・フラワー・ユニオン独自のサウンドができあがる」と。
 そして、奥野さんの「ロックな顔立ちが好き」と(わかるわかる)。
 スピッツの楽曲「遠吠えシャッフル」で奥野さんのオルガンが聴ける。
 ニューエスト・モデルのファンだった草野くんはライブにも足を運んでいて、対バンしたこともあったけれど、「(ニューエスト・モデルは)雲の上の存在で、怖いイメージもあって、話しかけたりすることはなかった」。
 (中川さん、ラジオ?で話したら、優しい人だった・・・と言ってたこともあったな)

 だけど、「奥野くんだけ気さくで、いつからかは覚えてないけれど、気がついたら顔なじみになっていた」。彼はパンク魂をもったキーボーディスト、と。

 次は、The Zombiesの「Merry-Go-Round」(2023年、7thアルバム『Different Game』)。
 キーボードはロッド・アージェントさん。
 リクエストしたリスナーさんは、この番組の『ピアノがいい感じのナンバー』特集(ココ)で初めてThe Zombiesを知ったそうです。
(私もそのときに、懐かし~となって、アルバム『Odessey and Oracle』をしばらくの間聴いてたっけ。また聴こうかな。)

 そのときの曲「Brief Candles」のイントロがかわいかったのと、草野くんの「捨て曲無し!」の評価で、アルバム『Odessey and Oracle』を聴き、すっかりThe Zombiesが好きになったそうです。
 (こういうメッセージ、DJ冥利に尽きるのでは?)
 このあとに続く、マニアックな?ロッド・アージェント論の熱いメッセージは割愛されちゃいましたけど。
 どの曲をリクエストするか、相当迷ったけれど、このタイミングで新曲がリリースされるということで、「Merry-Go-Round」に決めたそうです。新曲が出ていることは草野くんも知らなかった。
 ロッド・アージェントさんはバンドの中心メンバーであり、ソロでの活動、アージェントというバンドでもコンスタントに作品をリリースをしている。
 「60年代に人気だったバンドが2023年にアップデートした形で活動しているのは、すごいステキなことです。プレイも若々しいと思いました」と。

 次の曲は、ジュースごくごく倶楽部の「タンパクスィッツあげるよ」(2022年、7th配信シングル/2023年、1stアルバム『ジュースごくごく倶楽部の1杯目』)。
 キーボーディストはあたしさん。お笑いコンビ「滝音」のさすけさん、だそうです。
 ジュースごくごく倶楽部は、お笑い芸人さんたちのバンド。「おもしろい歌詞とキャッチーなメロディーがクセになる」と。
 草野くんは今回初めて知ったそうで、「お笑い芸人の片手間のバンドかと思ったら、クオリティー高いです。カッコいい。結構好きかも」。
 (メリハリきいてて、なんだか気持ちいいですよね)
 「懐かしめの歌謡ロックなアレンジがいいい感じ」で、この曲では「カズーの使い方がいいね。真似してーな」と。
ジュースごくごく倶楽部「タンパクスィッツあげるよ」Music Video
 曲終わりで、「『タンパク質あげるよ~♪』と言いながら、MVがゾンビムービー。そこがさすがお笑い芸人やな」と。
 「滝音」のさすけさんがつぶやいています。
  https://twitter.com/agomonchaku/status/1652698694100357121

 次は、Phnonpenh Modelの「合図」(2000年、3rdアルバム『SHINONOME 東雲』』)。
 キーボードは、ことぶき光さん。
 リクエストしたリスナーさんは、スピッツの「リコシェ号」が大好きで、これに参加していたことぶき光さんを知ることになった。
 それをきっかけに、P-MODELやPhnonpenh Modelを聴くようになる。「P-MODEL沼、深そうですね」と草野くん。
 「リコシェ号」のレコーディングにおいても、ことぶき光さんは、「激しいアクションでシンセをプレイされていて」、メンバーみんな圧倒されたらしい。

 そして次は、Procol Harumの「Homburg」(1967年、2ndシングル)。
 キーボードは、ゲイリー・ブルッカー。
 草野「これ、『ハンバーグ、ハンバーグ』って言ってたんですけど、正しくは『ホンブルグ』だそうですね」
 リクエストしたリスナーさんは、Procol Harumといえば「青い影」しか知らなかったが、ゲイリー・ブルッカーの追悼番組でラジオから流れてきたこの曲の「オルガンの音色に彩られた美しい旋律」が忘れられない、と。
 「Procol Harumは『青い影』だけが異様に有名だけど、それだけではないんですよね」と草野くん。
 この曲も「すごいせつないメロディーで、ピアノもオルガンも鳴っていて、すごいじーんときますね」。
 Homburgはもちろん「お肉のことではなく」、フェルトの中折れ帽のことで、ドイツの街の名前が由来。
 Procol Harumはシュールで、草野くんが歌詞の訳を読んでも、なんでタイトルがHomburgなのか、わからなかった。
 (スピッツの曲の歌詞にもタイトルにも通じる?)


 さてさて、次は、スカートの「セブンスター」(2013年、3rdアルバム『ひみつ』)。
 キーボードは、佐藤優介さん。
 リクエストしたリスナーさんは、スカートのライブでみせるしなやかなプレイに惹かれて、ライブハウスに通ってしまうそうだ。
 スカートは、言わずと知れた、スピッツの「みなと」で口笛を吹いている澤部渡さんのプロジェクト。
 草野くん曰く、スカートは、「シティーポップとオルタナティブロックがいい感じでブレンドされたイカした音楽。たしかに音源を聴いていると、キーボードの役割、大きいかもね。澤部くんのギターの音はわりとロックな感じだから、キーボードで軽快なオシャレ感とかサイケ感が足されて立体的になっている」。
 (風の中、ちょっと気持ちが走りたくなるような・・・)

 最後の曲は、Toploaderの「Dancing in the Moonlight」(1999年、デビューアルバム『Onka’s Big Moka』)。
 キーボードは、ジョセフ・ウォッシュバーン。
Toploader - Dancing in the Moonlight (Official Video)
 リクエストしたリスナーさんは、「きれいな月を見ると、この曲を思い出して、踊れないのに軽くステップをふみたくなる」と。(ステキですね)
 「かわいい曲ですね」と草野くん。もともと70年代のヒットした曲のカバーで、「昔の曲よりキーボードがキラキラしていて、かわいくていいですね」。
 草野くん自身は、Toploaderというバンドを知らなかったので、「こういうとき、この番組をやっていてよかったなと思います」と。
Dancing in the Moonlight (Original Recording) - King Harvest
 (これは、オリジナルの音源。こっちも意外とキーボードがキラキラしている? 個人的にはこちらのほうが好きかも)


 特集の最後に。
 草野くんは子どものころピアノ教室に通っていたが、「バイエル下巻くらいで、やめてしまった。向いてなかったかも」。
 ギターは間違えてもごまかせるけれど、キーボードは「ミスタッチするとすごく目立つ」。なので、キーボードは「人前で演奏するの、怖いなあと思います。ピアノの発表会での緊張感を思い出すと手汗が出ちゃう」。
 (ピアノの発表会エピソードは、結構しゃべっているので、なかなかの経験だったんだろうな)
 キーボーディストは「ステージ上では、ギタリスト、ベーシスト、ドラマーと比べると地味な感じがするが、キーボードには世界をガラッと変えるパワーがあると思います」。
 (スピッツの曲では、「楓」とか「夜を駆ける」のピアノの音は胸をわしづかみします。ライブでの「スパイダー」のクージーの演奏もカッコいい)

 そして来週は、【チョーキング・ビブラートで漫遊記】です。
 ギターのテクニックの一種である、チョーキングとビブラート(ZO-3で)を一緒に演奏するのが「チョーキング・ビブラート」。これがウリのギタリストで漫遊記。


 「草野さん、オレの免許証の顔、ヤバいんですけど」
 (証明書写真あるある、ですね)


                              
  

★スピッツが「『CDTVライブ!ライブ!』2時間スペシャル」に出演!
 5月15日19:00より放送。
 スピッツは、
  「美しい鰭」(映画「名探偵コナン 黒鉄の魚影(サブマリン)」の主題歌)
  「ときめきpart1」(映画「水は海に向かって流れる」の主題歌)
をテレビで初披露、だそうです。
  https://spitz-web.com/news/7115/
  https://natalie.mu/music/news/523168


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