「父をよろしくお願いします」～「風のガーデン」より

２００８年１１月２２日 （土）

■最近、ちょっとホロッときたこと。
　亡くなったと言われていた父親に出会った岳が、その父親を大天使ガブリエルだと思いこんでしまうシーン。「風のガーデン」の先週の回？
　岳の父親はもうすぐ天国に来るはずだと自分の死期を悟っている父親の発言も重いけど、生きているときに悪いことを重ねてきたために天国への資格審査に手間どっていると話す父親に岳が言うんだよね。
　「父をよろしくお願いします！」
　しっかり頭を下げて、本当に真剣な表情で。
　そこで涙を抑えきれませんでした。
　後日、そのシーンの話を友人にしていて、そこでも不覚の涙…。最近ちょっと涙もろいのは季節のせい？
　今週のを今朝ようやく見たんだけど、父親と娘との対面では、娘は案外あっさり父親を許していたな。やっぱりポイントは、父親のその父親との葛藤なのか。
　緒形拳演ずるその父親は、息子が帰郷していて、すでに孫たちに会っていることに気づいたようだ。
　「岳の言っていた大天使ガブリエルは…」と？
　
　在宅で亡くなった患者とその家族。きれいごとばかりではないだろうけど、空気の流れにまかせるような死への旅立ち。
　ふっと厳かな気持ちになったのは、どうしてなんだろう。

　それにしても、花たちの美しさ、自己主張がほどよい花たちの品のよさ、イギリス式のガーデンの無造作な秩序とでも言いたくなるような佇まい。
　富良野にはもう一度行ってみたい…。