燕山君は朝鮮王朝第10代。
韓国史上最大の暴君と呼ばれた燕山君ですが、
そのため王としての称号「祖」「宗」の字を贈られず、「君」という王の兄弟としての名前で呼ばれたようです。
HPでも生い立ちから最期まで紹介されていますが、
燕山君のあと、第11代の王となったのは「チャングムの誓い」の中宗でした(異母弟)。
監督はこれが長編3作目のイ・ジュンイク。
韓国では公開当時、歴代動員新記録を樹立する大ヒット、
韓国のアカデミー賞と言われる大鐘賞では、最優秀作品賞を始め史上最多10部門受賞、
ということで興味津々だった映画でした。
原作はキム・テウン「爾(イ)」という舞台劇。
“爾”とは、朝鮮王朝において、王が寵愛する者を呼ぶ時に使われた呼び名だそうです。
特にカム・ウソンさんが芸人役ということで、特訓した綱での演技は凄かったです。
股間は大丈夫?フフフ
大道芸シーンはとても見ごたえありました。
・OST 「王の男(DVD付)」
・本 キム・テウン 「王の男」
・DVD 「王の男」
<原題>「왕의 남자」=王の男
<公開時コピー>「それより奥は、見てはならない。」
<あらすじ> 時は16世紀初頭。
旅芸人チャンセンは、力がある両班(貴族)たちにもてあそばれる生活から逃げて、唯一の友人で最高の同僚であるコンギルとともに、より大勢の人々が集まる場所を探して漢陽にやってくる。
そこで時の王・燕山君(ヨンサングン)が身分の低い妓生だったノクスに入れあげ、宮中に招き入れて遊び呆けているという噂を聞きつけた2人は、宮廷を皮肉った芝居を演じ、たちまち大人気を博す。
しかし彼らは王の側近の重臣に侮辱罪で捕らえられ、重臣に「王を笑わせることができれば、侮辱ではない」と反論したチャンセンたちは、死をかけて王の前で芸を披露する。
王は幼い頃に母親を毒殺されてから心を閉ざし、人前で笑ったことがなかった。
そんな王が、一目でコンギルの美しさに魅入られ、達者な演技に爆笑し、臣下の猛反対を押し切って彼らを宮廷に住まわせる。
力強く巧みなチャンセンの芸と繊細で艶やかなコンギルの掛け合いは、ますます王を魅了していく。
これまで王に反発してきた重臣たちは芸人を追い出すための陰謀を企み、王の関心を芸人に奪われたという嫉妬心に包まれた愛妾ノクスも隠密な計略を用意する。。。
カム・ウソン ・・・・・チャンセン
イ・ジュンギ ・・・・・コンギル
チョン・ジニョン ・・・ヨンサングン(燕山君)
カン・ソンヨン ・・・・ノクス
チャン・ハンソン ・・チョソン内侍
ユ・ヘジン ・・・・・・ユッカプ
チョン・ソギョン ・・チルトゥク
イ・スンフン ・・・・・パルボク
チョ・ギョンフン(友情出演) ・・・投銭場の男
□HP http://www.kingsman.jp/
(↓ 注:以下ネタばれ)☆☆☆★★
そんなわけでチャングム1話を思い出します。
(燕山君の母親が毒殺され、燕山君が王位に着いてから事実を知って大静粛が行われ、
それに立ち会ったチャングムの父親も追われる身となり、やがてチャングムは、両親を亡くしてしまうという話)
燕山君は子供のまま大きくなったような暴君ぶりですが、同情すべき点も。
何かと父親の先王と比較され、母親も毒殺され、親身に心を打ち明ける相手にも恵まれず、愛情を知らずに育った感があります。
チョソン内侍も王に良かれと思って手をつくしたけれど上手くいかず。
コンギルはしだいに悲しみを背負った王の気持ちも理解でき、チャンセンが宮中を去ろうと言っても残ると言います。
燕山君を演じたチョン・ジニョンさんも、その狂気と悲哀の二面性を上手く演じ分けていたように思います。
カン・へジョン&チョ・スンウ「とかげの可愛い嘘」にも友情出演しているようで、予告で楽しみにしている映画なので期待がまた増えました。
カン・ソンヨンさんは小川範子さんに目が似ているように思います。
ヨンハとも「噂の女」で共演、ヒロインのジョンニム役、「Happy Together」ではムンジュ役でした。
コンギルをめぐってノクスと燕山君との三角関係のようでもあり、
チャンセンと燕山君の三角関係のようでもありました。
そしてイ・ジュンギくんですが、噂どおり美しかったです。
が、胸筋鍛えてウエストももう少しくびれた方がより美しく見えたかも。
ま、彼以外は体つき良い人たちばかりだったからあのままでも大丈夫か。フフフ
でもやっぱりカム・ウソンさんの存在感が大きいので目がいってしまう。
コンギルとチャンセンの目線で描かれたからこそ、燕山君が映えても見えました。
芸人三人組も良かった。
衣装や色彩豊かなところはやっぱり目がいったし、音楽も良くてエンディングロールは余韻たっぷりひたれました。
最後ブチッと切れたけど。
字幕は根本さんでした。
2006年12月14日(木)MOVIX三郷
平日レイトショー、友人と男性客と3人でした。ナハハ
韓国史上最大の暴君と呼ばれた燕山君ですが、
そのため王としての称号「祖」「宗」の字を贈られず、「君」という王の兄弟としての名前で呼ばれたようです。
HPでも生い立ちから最期まで紹介されていますが、
燕山君のあと、第11代の王となったのは「チャングムの誓い」の中宗でした(異母弟)。
監督はこれが長編3作目のイ・ジュンイク。
韓国では公開当時、歴代動員新記録を樹立する大ヒット、
韓国のアカデミー賞と言われる大鐘賞では、最優秀作品賞を始め史上最多10部門受賞、
ということで興味津々だった映画でした。
原作はキム・テウン「爾(イ)」という舞台劇。
“爾”とは、朝鮮王朝において、王が寵愛する者を呼ぶ時に使われた呼び名だそうです。
特にカム・ウソンさんが芸人役ということで、特訓した綱での演技は凄かったです。
股間は大丈夫?フフフ
大道芸シーンはとても見ごたえありました。
・OST 「王の男(DVD付)」
・本 キム・テウン 「王の男」
・DVD 「王の男」
<原題>「왕의 남자」=王の男
<公開時コピー>「それより奥は、見てはならない。」
<あらすじ> 時は16世紀初頭。
旅芸人チャンセンは、力がある両班(貴族)たちにもてあそばれる生活から逃げて、唯一の友人で最高の同僚であるコンギルとともに、より大勢の人々が集まる場所を探して漢陽にやってくる。
そこで時の王・燕山君(ヨンサングン)が身分の低い妓生だったノクスに入れあげ、宮中に招き入れて遊び呆けているという噂を聞きつけた2人は、宮廷を皮肉った芝居を演じ、たちまち大人気を博す。
しかし彼らは王の側近の重臣に侮辱罪で捕らえられ、重臣に「王を笑わせることができれば、侮辱ではない」と反論したチャンセンたちは、死をかけて王の前で芸を披露する。
王は幼い頃に母親を毒殺されてから心を閉ざし、人前で笑ったことがなかった。
そんな王が、一目でコンギルの美しさに魅入られ、達者な演技に爆笑し、臣下の猛反対を押し切って彼らを宮廷に住まわせる。
力強く巧みなチャンセンの芸と繊細で艶やかなコンギルの掛け合いは、ますます王を魅了していく。
これまで王に反発してきた重臣たちは芸人を追い出すための陰謀を企み、王の関心を芸人に奪われたという嫉妬心に包まれた愛妾ノクスも隠密な計略を用意する。。。
カム・ウソン ・・・・・チャンセン
イ・ジュンギ ・・・・・コンギル
チョン・ジニョン ・・・ヨンサングン(燕山君)
カン・ソンヨン ・・・・ノクス
チャン・ハンソン ・・チョソン内侍
ユ・ヘジン ・・・・・・ユッカプ
チョン・ソギョン ・・チルトゥク
イ・スンフン ・・・・・パルボク
チョ・ギョンフン(友情出演) ・・・投銭場の男
□HP http://www.kingsman.jp/
(↓ 注:以下ネタばれ)☆☆☆★★
そんなわけでチャングム1話を思い出します。
(燕山君の母親が毒殺され、燕山君が王位に着いてから事実を知って大静粛が行われ、
それに立ち会ったチャングムの父親も追われる身となり、やがてチャングムは、両親を亡くしてしまうという話)
燕山君は子供のまま大きくなったような暴君ぶりですが、同情すべき点も。
何かと父親の先王と比較され、母親も毒殺され、親身に心を打ち明ける相手にも恵まれず、愛情を知らずに育った感があります。
チョソン内侍も王に良かれと思って手をつくしたけれど上手くいかず。
コンギルはしだいに悲しみを背負った王の気持ちも理解でき、チャンセンが宮中を去ろうと言っても残ると言います。
燕山君を演じたチョン・ジニョンさんも、その狂気と悲哀の二面性を上手く演じ分けていたように思います。
カン・へジョン&チョ・スンウ「とかげの可愛い嘘」にも友情出演しているようで、予告で楽しみにしている映画なので期待がまた増えました。
カン・ソンヨンさんは小川範子さんに目が似ているように思います。
ヨンハとも「噂の女」で共演、ヒロインのジョンニム役、「Happy Together」ではムンジュ役でした。
コンギルをめぐってノクスと燕山君との三角関係のようでもあり、
チャンセンと燕山君の三角関係のようでもありました。
そしてイ・ジュンギくんですが、噂どおり美しかったです。
が、胸筋鍛えてウエストももう少しくびれた方がより美しく見えたかも。
ま、彼以外は体つき良い人たちばかりだったからあのままでも大丈夫か。フフフ
でもやっぱりカム・ウソンさんの存在感が大きいので目がいってしまう。
コンギルとチャンセンの目線で描かれたからこそ、燕山君が映えても見えました。
芸人三人組も良かった。
衣装や色彩豊かなところはやっぱり目がいったし、音楽も良くてエンディングロールは余韻たっぷりひたれました。
最後ブチッと切れたけど。
字幕は根本さんでした。
2006年12月14日(木)MOVIX三郷
平日レイトショー、友人と男性客と3人でした。ナハハ