2019年台風19号被害から5年後の長野市豊野へ

2019年に台風19号の千曲川氾濫被害で

家とお店を失った父の友人に会いに

長野市豊野へ行ってきました。

※少し生々しい表現あるかもしれませんので、

気をつけて下さい。

日曜日、父と母、私たち夫婦で伺いました。

水害被害から丸5年、自宅の一階と、近所に

構えていた奥様の美容院が完全に水没し

1年間知り合いの倉庫での生活をされていた

ようですが、台風被害の数年前にたまたま

息子さん夫婦の為にと購入した土地があった為

そちらに家を建築し、4年前から新居で

落ち着いた生活をできるようになったようです。

水害被害のトラウマから基礎もかなり高く

なっていて、少し高台にあるお宅の為

景色も綺麗。

お洒落な造りで、高齢ご夫婦が車椅子に

なっても生活しやすそうなお宅で

とっても居心地の良い素敵なお家でした。

水害後のご自宅の写真をみせていただきましたが、水が引いた後の室内は悲惨そのもので

なんと言っていいのか表現するのが難しかったです。

私も長野市に10代の頃からの知り合いが

いて、会社が水没してしまい、

NHKも取材に来て友人がインタビューを

受けながら、被害にあった社内の様子を

説明しているニュースをみて、

土建業の知り合いに声かけて、

埼玉から片付けの応援に行くからと

声をかけていましたが、

長野の知り合いの会社は建築関係なので

運良く人手は間に合うから大丈夫だということ、

周辺通行制限があり、外部からの車の乗り入れ

だけでなく駐車スペースの確保も出来ない状況

ということで、

ただただ、様子を見守るしかなかったのですが、

その会社も移転し

そういった当時の事を思い出したら

この状況を経験しながら今元気でいて

くれてることに込み上げてくるものがありました。

奥様は千曲川が決壊したとニュースのあと、

娘さんや息子さんから直ぐに避難するよう

連絡があったそうですが、

川から離れていたことや、地元で生まれ育ち

70年以上住んでいて

そんな経験はないから大丈夫と避難をしなかったそうです。

そして、外を見たら道に水が溜まり始めて

はじめて、危ないかもと思い貴重品を持って

車に乗って避難しようとしたようですが、

車に乗ってしばらくしたら一気に水が上がってきて、

車の向きも変わり車体ごと流されてしまったそうです。

車のドアを開けたくても重くて開けることも

できず、

携帯で連絡しようとかそんなことも

考える余裕すらなかったそうです。

その時はじめて、もう終わりだ

と思ったそうですが、

たまたま消防団の方に助けていただいた

ということですが、

自分も危ないのに助けてもらって

本当にありがたかったとおっしゃってました。

水害から5年間の話を色々聞きながら、

時にこちらも胸が苦しくなったりしましたが、

でも、よく笑う明るい奥さまなので

その他の会話は楽しかったですが、

やはり大変な想いをされた方の笑顔ほど

眩しいものはないというのか、

笑って話している姿が悲しい話を聞いている

以上に胸に込み上げてきてしまうものがあり

自分でも不思議な感じでした。

父とご主人はひたすら昔話で盛り上がって

共通の仲間に電話して話をしたり

楽しそうに過ごしてました笑

お喋りをしたあとは少し遅いランチ。

のあと、

豊野といえばりんご🍎

ご主人の同級生のりんご園に

連れて行っていただきました。

まず、りんご園は

山一つ持っているんですか？

と思えるほど広すきてびっくり。

りんごりんごりんご🍎

さすが豊野です‼️

シナノスイート、香りが良くて美味しかったです‼️

こちらはシナノゴールド


11月になれば出てくるフジは

今の時期でものすごく大きくて

美味しそう！

これだけ大きくて立派なりんごは

贈り物用になるよね…

なんて話をしていたら、

今は核家族であまり大きいりんごは好まれないそう。

確かにうちもフルーツはよく食べるけど

なかなか食べ終わらない💦

でもやっぱり大きいとテンション上がります(笑)

りんご園の見学をさせていただいて

シナノスイートを一箱お土産に購入し

また自宅に戻って夕方までお喋りをして

楽しい時間を過ごさせていただきました。

10分くらいで中野なので葡萄🍇も購入して

帰りました。

せっかくの長野なのに温泉♨️に入れなかったのは

残念でしたが、父も久しぶりに友人と会えて

私たちも素敵なご夫婦と出会え楽しく過ごす

ことができて良かったです。

70代も後半ですが、ご夫婦元気に笑顔で

過ごして欲しいです。