ベトナムに限らず東南アジアでは日本のように生活環境が良いわけではありませんので、経験者の方から「住み始めて必ず下痢になりますよ」と言われていたが、4月6日にここに来てから約1ヶ月間何事もなかったので、人ごとと思っていましたが来たんです。2日(木)の初級の授業が終わって6時頃帰宅して、さあ何を食べようか、自炊するか、屋台にするかなどと考えていたとき、急速に胃から腸に落下する気配を感じて慌ててトイレへ。木曜夜から金曜日の朝まで十数回トイレに行き、ほとんど寝ることすらできずに金曜日朝を迎えました。これは我慢できないと、タクシーで先日人間ドックに行ったSОSインターナショナルへ行きました。
血液検査や診察をしてもらったところ、「脱水症状があるので生理食塩水と抗生物質を点滴しましょう。500mlを3本しますので、約5時間かかります」とのこと、10時に点滴を始めて1時近くになったときに、近くのベッドからいい匂いがしてきました。多分付き添いの家族の方が病室で昼食を食べているんだなと思っていたところ、看護婦さんが「昼食の時間になりましたので何か食べたいものはありますか」とのこと。何があるか聞くと「胃に優しいフォーがいいんじゃないですか」とのことでフォーを注文。
3時頃点滴が終わりましたが、この病院に来た9時から3時までに点滴の支柱を移動させて6回もトイレに駆け込みもうぐったり。
抗生物質などの薬をもらい、会計の窓口に行くと、「この書類にサインをしてください」と言われ漢字でサインするだけで私の支払いは一切なし。病院が直接保険会社に請求します。その請求金額を見て驚いた。1860万ドン(87,420円)。
海外旅行の際にはクレジットカードがとても役にたちます。クレジットカードの種類によっては海外旅行傷害保険が自動的に付いているものがあり、ニコス、KC、オリコなどでは病気で治療をしたときに200万円までは自己負担なしで治療が受けられます。
一方、日本の医療保険(国保や健保など)では海外療養費の制度があるにはあるんですが、これは使いかってがとても悪い。治療費は現地で全額支払い、帰国後、療養費支給申請書を市町村等に提出するのですが、海外で受けたレセプトがそのまま日本で支払われることはなく、あくまでも日本の診療報酬基準に照らして減額されます。さらには日本語の翻訳文が必要になり、その費用は申請者が負担するなど極めて煩雑で実質的には・・・・。
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