玄界島へ

　博多ふ頭から市営渡船で玄界島まで35分。一日７往復で片道840円。博多ふ頭始発7時10分で玄界島へ。

乗客はつり人など数人。

　玄界島旅客待合所の管理人に話を聞いた。2005年の福岡県西方沖地震の際、管理人の自宅も壊れ、当時小学校１年生だった孫の家族と一緒に九電記念体育館に２ヶ月間ほど避難した。

　孫は避難所から近くの平尾小学校に通い、その後、福岡市中央区の港に仮設住宅ができたのでそこに入り簀子小学校に通った。その後、玄界島が復旧したので帰島した。孫は現在、玄界中学校３年で、今日４月５日は始業式なので給食がなく早く帰ってくる。島には高校がないので、中学校を卒業すると福岡市内の高校に通学するが、通学定期は月15,000円もかかるので大変だ。玄界島から福岡市内に通勤している人がいるが、通勤定期は月30,000円だそうで、まさに離島苦。

　地震で流された宅地は福岡市が造成してくれたが、その土地を購入し新築するには3,000万円前後かかるらしく、ほとんどの人は借金じゃないかなと言っておられました。

公営住宅。

 

福岡市立玄界診療所。

ほとんどの家が新築。

 今はわかめの最盛期。仕分けをしていました。

 あらかぶを生きじめにして、福岡市中央卸売市場鮮魚市場におろします。