先日の壮行会で、代表世話人をしてくれたSさんと話していたら、大学3年の夏休み21歳、今から32年前に、3年のS、М、Tと、1年のA、М、Tの6人で信州をサイクリングして南アルプスにも登ったことを思い出した。
私はサイクリングはまったくの素人。自転車を買い、車輪やハンドル、サドルなど自転車のさまざまなパーツをバラバラにして、輪行袋というキャリングケースに詰め込み6人は佐賀駅を出発した。なにぶん貧乏学生なので、長野県の諏訪湖の近くにある塩尻駅まで鈍行や急行を乗り継いで行った。夜行列車の中では深夜に人が少なくなるのを待って、通路にシュラフを引いて寝た。まる1日かかったと思う。
前日に駅長さんから「泊まっていいよ」と言われた塩尻駅に泊めてもらい、輪行袋から取り出した自転車を組み立てて塩尻駅を出発する。
塩尻から、諏訪湖のほとりを通り、茅野市から八ヶ岳に向かう。自転車が行ける美濃戸口からアタックザックに荷物を詰め替えて、八ヶ岳、赤岳、横岳を通り赤岳鉱泉に降りてきた。赤岳鉱泉から引き返す途中、近くのペンションのオーナーの車が通りかかり、ずぶ濡れになっている私たちに「ペンションによって暖かいものでもごちそうします」と声をかけていただいた。嬉しかった。
諏訪湖方面に引き返し、下諏訪町から中山道を霧ヶ峰に向かう。猛烈な上り坂であえぎ、あえぎして自転車を押し上げたりして霧ヶ峰に着いたときは、日も暮れてテントを建てる気力もなく、テントをかぶって6人が寝ていたら、翌日人の声で目を覚ました。「だれかいるみたい。死んでいるかもよ」。そのくらい疲れて熟睡していた。
車山高原、白樺湖、蓼科から、南アルプススーパー林道をとおり、南アルプスの登山口である広河原に着く。広河原から北岳、間ノ岳、農鳥岳へ。南アルプスでは3年のIさんのパーティーに会った。
南アルプス→http://goo.gl/maps/jbho6
この写真を撮ったのはМ。Мに会いたい。とても会いたい。Мとの思い出をお話します。
大学を卒業して就職したとき、Мは東京の会社に就職しました。その年の冬、Мから電話があり、「1月に会社の同僚とスキーに行く。新潟県の上越国際スキー場に行くので、都合がよければ来ないか?」というもの。
私は、大学4年の12月に長野県の栂池スキー場のペンションで、1ヶ月間泊まり込みのアルバイトをしていました。
栂池スキー場→http://www.tsugaike.gr.jp/snow/
Мのお誘いに二つ返事で「行きます」。Мは当時、新宿のアパートに住んでいて、結婚前の活水のT子さんと住んでいて、3人で近くの中華料理屋でごちそうになりました。
翌日、Мの会社の方々と上越国際スキー場に行き、2泊3日でスキーを楽しみ、夜は大宴会で大いに盛り上がりました。そこまではいいのですが、上越国際スキー場から新宿へ帰る汽車のなかで、またしても会社の方々と大宴会になり、大好きな「越後のにごり酒」をみさかいもなく飲みまくったので、前後不覚に陥り新宿にどのようにして着いたのか記憶にもない。とても楽しい思い出です。それからМは埼玉県与野市(現在のさいたま市)に引越しました。私は平成15年4月にさいたま市上落合に引っ越しましたので、Мの住まいとは、すぐ目と鼻のさきのところにお互い住んでいたのですが、会う機会がなく現在まで至っております。
Мと連絡を取りたい。どなたかМの連絡先をご存知の方がおられませんか?教えてください。
もう一つ、Мとの思い出。Мが活水のTさんと結婚するということになり、九州から「Мの結婚を祝う会」と称して、Мの出身の島根県松江市の「ホテル一畑」での結婚式に出席しました。あやふやな記憶で申し訳ありませんが、Мと同期のH、S、I・・・が九州から行ったと思います。東京からは伝説の英雄Aさんが来られました。Aさんがホテル一畑の引き出物の「タイのお頭」を持ち帰り、ホテルの部屋で二次会をしようと「タイ茶漬け」を肴に飲みまりました。ああーAさん、あまりにも・・・・。
次はAさんとの思い出。大学に入学してSUWVに入会しました。最初の学園祭のときのこと、各サークルが大講堂で出し物を紹介することになっていて、AさんがSUWVを引き連れて、北島三郎の「函館の女」を手振りジェスチャーで熱唱しました。これを見て「すごい人がSUWVにいるんだ」と感動しました。
→ホテル一畑 http://travel.biglobe.ne.jp/onsen/spot/h014091.html
南アルプスを降りて広河原に戻り、富士五湖の一つである精進湖、本栖湖、河口湖に着き、サイクリングの旅は終わり。あの頃僕らは若かった・・・・
帰りに静岡駅地下で食事をして帰った直後、その地下街で15人が死亡するガス爆発事故が発生していた。あと少しでも遅れていたら命がなかったのかもしれない。
ペンションオーナーのやさしさ、似たような経験があります。「死んでいるかもよ…」はケッサクだね。
今でこそ笑い話ですが、あの頃は必死でしたね。
若かったね、お互いに。
いよいよ仕事納めですね。
本当にお疲れ様でした。