ハシちゃんの詩(うた)日記!

山郷の散策つれずれを
ペットのハシちゃんとつぶやきます。

幹の窓の向こう

2012年11月17日 18時09分34秒 | 日記 

 種田山頭火が流転の旅をしながら詠んだ俳句が好きだが、その一つに『山のあなたへお日さま見送りご飯にする』という句がある。太いヒノキの又の間の向かいの紅葉(ももじ)の林立する少し向こうにお椀を伏せたような小ぶりのクヌギ林があるが。その遥か遠くにくじゅう連山が控えている。このヒノキの窓からは連山に沈む夕日を見る事は出来ないが、荘厳な夕陽はこの辺りまでも赤く染めてしまう。まして、周りの小山は紅葉の真っ盛りだ。楓、銀杏、ハデなど赤や黄をより一層輝かせながら夕陽は落ちていく。山頭火の句のように、お日さま見送り夕餉の支度に家路を急いだ。
 夕食後、パソコンに向かいながらふっと浮かぶ句。『障子しめて四方の紅葉を感じおり』星野立子。
 

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