夕秋のかりん 2012年11月14日 17時34分45秒 | 日記 カリンの実が青いときは天を突くように、尻を上にむけて梢の先っぽにくっついている。夏を過ごしやがて秋も深まってくると、やや水平に傾いてくるようだ。実ってきて実が少々重くなるのかも知れない。カリンの実は収穫期を迎えるまでに殆ど落下してしまう。 運良く生き残ったカリンの実は黄色が増し始め、家からこぼれる明かりに照らされ、結構な大きさのわりには恥じらいながら浮きだされている。根方を取り巻く菊も寒さのためか、だんだんうつむきはじめ、庭にも冬の足音が忍び寄って来る。 « すすきの終演 | トップ | うろこ雲 »