あんまりオルゴールに夢を見てないのは、実家のお雛様にオルゴールがついていたからかもしれません。こんにちは。
うちにあったのは女雛と男雛ふたりっきりの小さなものでした。
たまーに使われる固定電話の横に、適当に置き、適当なタイミングでしまわれるという……まあこういう感じの扱いだよね~
おかげさまで依然として未婚……どころか生涯未婚道を突き進んでいるのですが!
それはそれ。
頭に書いたように、こどもの頃適当に眺めていたお雛様には、オルゴールがついていたのでした。
ドアノブじみた取っ手がついていて、それを時計回りに巻いて手を放すと、ひな祭りでよく聞くあの曲が流れます。
それで私が好きだったのは、オルゴールが回っている最中にねじを巻きなおすこと。
と、あと、更に回して曲を早送りにすることでした。
あの曲を聞くと、イッツアスモールワールドみたいな人形劇が頭に浮かんできます。
(今でもそれは浮かんでくる、そこそこ困ります)
オルゴールを早送りすると、その動きも早送りになるのがとっても面白かったんですね。
けれど今考えるとオルゴールって安くはないものだし、今の自分にはとても早送りにできない。
もうあの急ぎ足の、イッツアスモール「ひな祭り」ワールドには入れないんだよな~と寂しくなるのでした。