デジタル領域でアンプの音量を調整するのはビット落ちが生じる。デジタルボリューム否定派でした。
16ビットでは劣化が大きく、問題が大きく実用性がない。アップサンプリングして24ビットあるいは以上にすれば実用上は支障がないと言う認識でした。
自分の現用プリアンプはオーディオ師匠がかなり以前に組んだ管球式プリアンプです。
特徴は全段差動バランス回路であること。もう一つが左右別のボリュームの抵抗をディスクリートで組んだアッテネーター式であることです。元々の抵抗値が揃っている。摩耗によるギャングエラーがありません。
このところ、オーディオ師匠はデジタルボリュームプリアンプ肯定派、対して、自分は実用性重視のやむなし派(否定派)で話が噛み合いません。
その理由が分かりました。
師匠が言っているデジタルボリュームはアナログ素子をデジタルで操作するアナログ抵抗ボリュームでした。抵抗をディスクリートに組むのではなく、電子回路として組んだパーツをデジタルで切り替えるのです。小さな素子を電流が流れる。問題ない? コンマ数ミリボルト。発熱の問題はないようです。
手動式アッテネッターの場合、あれ、左右は揃えたっけ? 10段の切り替えなので、左右が一つ違えば大きな差が出る。デジタルアナログボリュームは100段以上の調整が可能ですが、それはありません。