今のご時世、いろんなことに不安になる。
健康やお金や防犯やなんやかんや。
自分の体に何かあったらどうしようとか、家族に何かあったらどうしようとか。
妄想に妄想を重ね、思考がどんどん暗い方へ傾く。
自分や相手、周囲に変化があって、もう会えなくなったらどうしよう・・とか。
こんな今の自分で、悔いが残ったりしないのだろうか・・とか。
忘れちゃうんだよね、今此処に生きること。
今感じられることの有難さ・・・を。
清らかな魂/彼女が教えてくれたもの①
清らかな魂/彼女が教えてくれたもの②
あの時、ああすれば良かったとか、こう言えば良かっただとか・・。
切羽詰まった不安がやって来た時にしか、人は真剣になれないものなのか・・な。
心が不安でいっぱいになると動きが止まる。
良い思考も、食べることも、仕事や用事も、出来なくなる。
何とも、悲しいくらいに心が弱い・・。
思えば、日本の戦争時、
「特攻」を含め兵士として、愛する人を戦地へと送り出した家族は、
気が狂わんばかりの不安を、毎日毎日抱えていたのだろうな。
本人は勿論家族に対し、そして家族は彼に対して無事を祈り、幸せを祈り、
そして、帰って来ることを切実に願っていただろう。
当時の人々は、その祈りや願いさえも「覚悟」に変えて、
毎日の一瞬一瞬を、真剣に生きてこられたのだろう。
かつての日本人の心は強かった。
私には真似できない。
本当に頭が下がる。
今の私たちが此処にいるのは、そういった方々の強い心と「覚悟」のお陰。
ほんの少しの不安にさえ、心が騒いで狼狽える今の私。
あの時の人々の不安に比べたら、何と情けない心持ちだろうか。
「不安」を「覚悟」へ!
予測に対する心の準備や、諦めといった「覚悟」ではなく、
迷いを去って道理を悟る「覚悟」へと、自分の心持ちを変えたい!
あの時の日本人が持ち得ていた「覚悟」は、
きっとそういったものだったのだと思う。
あの時、未来だった「今の日本」を護ってくれたのは、
紛れもなく先人たちの「覚悟」である。
そういった「覚悟」を持つ、ちゃんとした日本人に私はなる!
今の一瞬一瞬を、ちゃんとした日本人として生きて行きたい!