神子屋教育🇯🇵(かみこやきょういく)

我が家流/みみかとママの「おうち」教育

奥底の引き出し 『親の世話を一所懸命するといい。子供は必ずいい子になる』

2007年09月10日 | 不登校
ママです。
あっという間に夏休みは終り、早くも新学期が始まっています。
毎年、夏休み中のみみかは、学校や地域の無料プールに毎日のように通っていました。
今年もワクワクで数日プールへ通ったのですが、夏休みを迎え間もなく、自転車から転んで怪我をしてしまい、しばらくプールはお預けとなってしまいました。
プールへ行けない不満をぶつぶつと文句をたれながら、でも、バレーボールのサークルには怪我をおしても参加していました。
ジッとは出来ない性分のみみかです。
「教室」へも、夏休み中の数日通いました。

夏休みのある日、ジジが一人で我が家を出かけたまま行方不明になってしまいました。
家族にとっての一番長く暑い夏の日の出来事でした。
この少し前から、ジジの症状が変化してきていたのを感じていたママでした。
そして、この日を境にジジの症状は、従来の常識的な垣根をさらに取っ払い、ピュアなクリアな超人に進化しました。
その分、ジジに対するママのお世話も密度を増し、濃厚な時間を過ごす毎日が始まりました。
体力的にも精神的にも、パンパンでイッパイイッパイの状態の連続です。
ただただ、ママを支えるのは、『すべては自分の魂を磨いて下さる、魂の向上へと導いて下さる観世音菩薩様』という強い信念です。
この真理を知らない無知・無明のママのままだったなら、多分きっと、ママは今を生きられなかったと思います。

大変な最中にも大きな嬉しいことがあります。
ママの大変な後ろ姿を見てかどうかは定かではありませんが・・、みみかが「どうもありがとう!」と何かをしてもらった際には、誰にでも事有る毎に自然と感謝を口にしてくれることです。
さらに、新学期が始まった早々、「教室」へ通う際のお弁当を「全部自分でするから、ママは何も手伝わなくていい!」と言って、自分一人で作って持って行ってくれました。
朝は、母の仕事の送り出しや洗濯に食事の用意に、進化したジジへの配慮などで、とてもとても慌しいのです。
そんな中でみみかのお弁当作りは、ママにとってとても大助かりです!

随分昔、認知症が今ほど知られていない時期、もちろんジジにもそんな片鱗も全くなかった時のこと。
ある人が、認知症を持つ親のことで相談され、こう答えていました。
『親のお世話を一所懸命するといいよ、その姿を見る子供は必ずいい子になるからね』と。
当時のママにはぴんと来ない相談内容と答えでしたが、何故だかこの問答がママの奥底の引き出しに、ずっとしまってありました。
ママは最近、しみじみとその言葉の意味を思い出していました。
【確かに!間違いなく!みみかは素晴らしいいい子だ!】そう、ママには思えました。
それもこれも、やはりジジという観世音菩薩様のお陰だとママは思うのでした。

それにしても、必要な時に必要なものが、ちゃんと自分の奥底の引出しから出てくるのだなあ・・・などと感心するばかりです。
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