誰だったか 定かでないが 「私は 美しい 日本の国」をつくりたい。
新 自由主義ということも 同じ 人が言ったはずである。
ゲンダイの人は どうか知らないが 私たちは 軍国主義時代に 教育を受けたから
と言って 今の生徒諸君より 自由であった。もちろん敗戦間際の 世相はそんな悠長な
ものではなかったが。
東洋的な 思想のもとに 育てられたということだろうか。
東洋的思想とは 孔子 孟子の事だけではない。アジア 東洋という雰囲気は 徳をもって
すべての事が律されるということだろう。
だから 新自由主義などというものとは かなりの差異があろうと思うが 美しい国は
真 善 美の世界である。そんなものが整っていることを日本人は文化と感ずる。
産業組合の 経営の理念に 一つの日本的 美しい国の見本がある。
組合の創設者に わたしが尋ねたことがある。産業組合の資金力を持ってしたら
まだまだ 規模を大きくし 利益を上げることができるはずだ。
「それが まちがいなんだなあ。 そんなことしたら 須磨商店はどうなる。
海造焦点はどうなる。商売あがつたりだよね。するとあの人たちが産業組合に
預けていた預金はなくなるんだ。あの人たちは組合の恩人なんだから
みんなが困ることは考えない方が徳というものだ。助け合いの精神は言い換えると徳の
高い経営ということだ。
年の企業の考え方はは 自由競争も必要だろう。でも地方の地域社会を守っていくには
共存していくことが最適な経営手段だ。」
そういわれたことがある。しかし 自由競争も行き過ぎると 格差の社会を生む。
これは第一次戦争後の事、そして今アメリカ大統領が現れたりヨーロッパに 脱EU
の うねりが起こったり グローバル化が見直されている。
なぜ 阿部さんの 地方創生は失敗か。 それは地方にまで都市化を押し付けたからであろう。
なぜ農協は改革しなければいけなくなったのか。
自由民主党の票の掘り起こし機関になったからである。
自由民主党は 他人の生き血を吸いながらアメーバーのごとく増殖した。
社会党 そして今また公明党。そして大阪維新。その他自由民主党にかかわった党は
やがては 破滅することになるだろうよ。
なぜなら 自由民主党とは 今や権力の亡者となってしまったからだ。
本来はそうではなかったのだが みんなで始末の悪い党にしてしまった。
国民に秘密にしておいてくれとアメリカに泣きついているのは日本外務省が
世界最高でアメリカも手を焼いている。という記事が西日本新聞の取材として
麗々しく一面を飾っていた。