無理が通れば 道理が引っ込む。

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テレビが 青春時代をうたっていたが。

2017-01-30 20:55:08 | 日記

   70も前の熱い夏 、敗戦を迎え うちしおれて 復員してきたとき 

  それから一年間は ただ 茫然と過ごしていた。

  両親も 何も言わなかった。すでに二人の兄たちを 戦場で失った

  二人であれば 命 拾って帰ってくれた 息子に きずかっていたのであろう。

  翌年 進学したが 爆撃の余波で 建物はすべて 灰燼と化していた。

  其れまで食べて寝ることしか しなかった わたしに まるで火が

  ついたように 忘れていた 読書欲が忽然として沸き起こってきた。

 

 不思議なもので 衣食住がおよそかたずいてくると 無性に活字に接したくなる。

  焼け残った 唯一の建物に図書館があった。それから 学校をさぼっての図書館

  通いが 始まった。

  貸し出しの本の中に 翻訳された アダムスミスの「国富論」を見つけた。

  ノートも 筆記道具も 不足していた。藁半紙を買い込んで 円費「津をなめながら

  夢中で国富論を 模写した。

  初めて自由主義経済学に接したときである。「自由」言葉は 兄の本だ゛あった

  フランスのジェームス・ミルの『真理』という本に夢中になっていた

  中学2年生の頃であった。

  「国富論」千語初めての私の教師゛あった。

  顧みると 今、新自由主義と言われているその原点手もある。

  そのあと ヒルファディングの 「金融資本論」から 左の方に向いて

  走ってゆく自分がいた。

そんなとき 学校の建設資金の 御願いが 父のもとにおくられてきていた。

  金額は 300円くらいのものであったろうか。友人の一人が 家の倉庫に

  製氷機があるということを話していた。「その製氷機あったら こちらに

  送ってくれないか。」「なにするんだ」「氷屋を始めようではないか。」

  学校の復興資金稼ぎを手伝いしようということになって ひと夏学生

  氷屋を開業した。こんなアルバイトは珍しいのか 新聞社から 取材に

  来た人が たまたま私たちの先輩で会った。

  翌朝新聞紙上に華々しく掲載され 学校からもお礼に学長が来られたという

  塩梅でこのアルバイトで 6000円ほどの建設資金を寄付したことがあった。

  そんなとき 氷の配給に力を貸していただたのは わたしの軍隊時代の分隊士

  で偶然のた出会いであった。共産党の事務局にいらっしゃった。

私たちの 青春はハチャメチャな青春であった。良いことをしたかと思うと

 闇商売の手伝いしたり、夜の辻立ちのお姉さんたちと 友達になって苦労

 話の聞き役に鳴ったり、引揚者の面倒見たりいろいろなことをやった。苦しい

 思いだしたくもない青春時代は私たちにはなかったような気がした


野党共闘に期待している。

2017-01-30 08:17:19 | 日記

  節分をまじかに 控えて 急に春めいてきた。

   まだ、本物の 春には 遠いと思が 3月も中旬の 暖かさそうである。

   今朝 ただ今の雨も冷たい 雨ではない。潤いの雨の気配すら持つ。

 朝起きると まずその日の newsが 気になる。こんな時代だから

  何が起こっているのかわからないからである。

  トランプの 一言一句で 指先の向きようで 世界が動く。

  なんて嫌なことである。

  中東人のしめだしは 英吉利・フランス・ドイツ などヨーロッパで

  外相クラスで 反対の意見が出ているが 党のトランプには いささ かの  怯みも

  みえない。わが「デンデン総理は何というのだろう。」

民進党内がごたごた しているというニュースも気にかかる。

  「レンボウ卸が始まったようだ。」当初からなぜ「レンボウ」なのか

  分からなかった。当然想定内の事だ。野党統一というテーマ以外で

  阿部内閣を引きずり下ろすことは できない。

  阿部内閣を支持する 60%という 驚くべき数字は 聞いただけで

  身震いを感ずる。なぜなんだろう。なにかいいことしたかな。そういう不信感

  が漂う。もうマスコミニ頼る手段は除外しなければならない。

  連合やマスコミニ媚びをうっても 先方はとっくに阿部内閣の一派である。

  それだけ毒饅頭にしびれてしまっている。

それにしても 野党統一の側にも目立って国民に訴求するものがない。

  よく野党には対案がなく政府の批判だけで終わっている という

  ためする野党中傷がある。大体「野党に対案を求める」政府なんて

  足場をみよといいたい。政府の提案について 不正不備なものに厳しい

  監視の目を向けるのが 野党の野党たるゆえんである。

  そんな点での野党統一の一翼は見えている。反対に政府寄りの大阪維新

  は今後の生き残りがむつかしくなるだろう。ソロソロ国民も気がつくはずだ。

どこが足りないんだ。野党統一の大義を鮮明にし 此れが一党一派の

  単なるセレモニーではないということを 国民にはっきりと伝えるべきである。

  阿部政権を倒して 野党統一はそのあと 何をどうするのか。

  今、野党が経済界と対決しているのは なぜか。グローバル化して企業が

  容赦なく資本の論理を振り回し 愛国的理念を忘れてしまっているからである。

  自由民主党と公明党は年金を食いつぶした主犯である。民主党のせいではない。

  以前の自由民主党は 真保守政党としてこくみんの為に尽くした。

  しかし、いま政治と経済界が一体化して 立憲主義民主主義の基盤を揺るがしている。

  こうした中で野党は阿部内閣を市民と連帯して どんな政策をお粉ッ行くのか。

  政策ということには 各党の塩飽があるから いえないにしても こんな日本国

  の進むべき方向だけは 共通認識を示さねばならない。

今回の動きの中で共産党の動向である。まさか今どき マルクス・レーニンでも

 あるまい。もうそれは克服している。ただ16世紀ごろから市民を動かしてきた

 民主的 改革はつよいものであろうとおもう。たとえば天皇制にしても 現憲法に

 示されている天皇制は 承認しているのであるが ただ天皇制が永遠なものか否かについては

 他の党とは異なっているとおもう。しかし、保守という人たちが天皇制に

 信頼を於いていないのも 今回の専門家論議についてみて 理解した。

 皇室のしこの御盾となる気持ちはさらさらないことが分かった。むしろ

 共産党の方が よく理解しているという奇妙な現象を見る。

日本の主権が危険水域に入っている。アメリカ第一の第一線にこくみんをささげるつもりだろうか。経団連にききたい。