私は会期中アテンド(会場案内)に入る日数が多いので展示品のことを説明出来るようにしたいなと思っていたのですが、
重要無形文化財に指定されているのは
陶芸は
柿右衛門
今右衛門
小鹿田焼
伊勢型紙、
染め織物は
越後上布・小千谷縮
結城紬
久留米絣
喜如嘉の芭蕉布
宮古上布
久米島絣
漆芸
輪島塗
津軽塗
和紙 石州半紙、本美濃紙、
細川紙、越前鳥の子紙
(なぜ四紙一緒かと言うと、和紙の違いを写真で撮るのは難しいので)
と沢山あります。
由来や歴史、工程やその言葉の意味まで、とりあえず浅く広く勉強。
しかし来場者の方から説明分に書いてあるこれはどういうこと?染料は何を使ってるか?などの専門的な質問や、方言と言うか専門用語についても聞かれたり。急いでその場で調べてお答えしてました。
喜如嘉の芭蕉布の、繊維をつなぎ合わせる「機結び」は映像をみてもさっぱりわかりません。。手が速すぎる。。
実際に見てやってみないとサッパリです。
昔々越前にいた頃、民族文化映像研究所(民映研)の上映会に行ったことがありまして、
「からむしと麻」「越前笏谷石」の2本だて。
からむしと麻の方は福島の昭和村でからむし(苧麻)から糸を作る映像でその凄さに釘付け。
その映像で作っていた糸を使って越後上布・小千谷縮が作られていることを知り、あれとこれが繋がってようやく理解できたのです。
小鹿田焼きや小千谷縮、輪島塗などは偶然にも映像で見ていたので、、うん、説明出来る。
伊勢型紙は実演があったので穴が空くほどみさせていただいたのと、凛九メンバーの那須ちゃんの仕事を見ているからこれも大丈夫。
なんとか頭に詰め込んでなんとか乗り切りました。こういう手仕事って、その土地の特徴がしっかり出ていて、見ていてとても面白い。
しかし終わったときには知識よりも増えた疑問の数々。これは是非とも現地に行かねば!