図書館・語り・紙芝居・集団相手の絵本よみ・ボランティアなどについて書きます。
絵解きボランティア
小学校訪問① 授業の中でのおはなし会。進め方とプログラム
今年の小学校訪問が終わりました。絵本の会がらがらどんが例年訪問しています。
読んだ本の記録などは、別ブログ(絵本の会がらがらどん)に、後日アップします。
「子ども時代は短いのだから、無駄なことはせずに良い本だけを与えましょう」という指導を受けたボランティアさんも多いことでしょう。しかし、教育観も変わり「子どもが自ら学ぶ」ことに重点が置かれるようになってきました。脳の働きも「聞くより自分で読む」ことのほうが良いそうです。学ぶ主体は子どもですから、体験を含めることが重要だと考えました。絵本の会がらがらどんは、数年前から聞き手選書型を取り入れ、また最近は子どもに読んでもらうコーナーを設け、その結果、子どもが生き生きとおはなし会に参加するようになり、先生方の評価も高いものをいただいています。
私たちのやり方は、事前に、スタッフ全員が様式A,B,C と名付けた用紙に自分が読みたい本のタイトルなど必要事項を書いておくという作業をします。また、それぞれ持ち寄った本に対して、深くは意見交換をしないというのが特徴でしょうか。
10年ほど前までは「選書の時によく話し合う」という方法をとっていましたが、それは検閲につながるかあるいは古参のスタッフの趣味に無理に合わせてしまうとか、弊害をたくさん見てきました。文章が長すぎる、あるいは極端に絵が細かいとかだけチェックしますが、本にこだわりすぎないことがそれぞれのスタッフの個性が出て面白さにつながると思っています。持ち込んだ本がすべて読まれるとは限らないし、自分で不安があるときは自発的に相談することもあります。何よりも、本の良しあしを決めるのは読む側でなく受ける側です。
全体のプログラムの流れは、
①導入になる楽しくて短い本(3分程度)(事前にスタッフが決める)
②ストーリーテリング(昔話や名作。5~7分)
③子ども参加型プログラム(10分程度)→別ページ
④長めのきちんとしたおはなし(読み手が選んだり、聞き手に選んでもらったりする)(10分程度)
⑤まだ読んでいないスタッフがいたら、その人の持ち込んだ本の中から聞き手選書(5分程度)
⑥授業終了5分前に終わるように、そのコマの進行係が判断して進行する。
だいたいこのようにしますが、いろいろなアクシデントがあるのは想定していますから、これを応用してやっていくという柔軟性を大切にしています。
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