ボランティア団体の財産

団体は三種類の共有財産を持っていると思います。物的財産、人的財産、知的財産。
物的とは紙芝居舞台とか照明とか会費とかで、人的とは会員さんの存在。そして知的財産ですが、これは会に参加して自分たちで得た知識や経験などです。
それらを皆使って、実演ボランティアをしています。その結果を会の定例会に報告したり話し合ったりして情報として会に還元していくのですね。そうして会は続いていきます。

問題が起こっているのは、何で会に報告しなくちゃいけないか、ということが理解されないことです。「隠したい」「面倒だ」「なんでそこまで」という気持ちでしょうか。別の団体に在籍したり他から声がかかって実演し、黙っていれば分からないだろうと報告しなかったり「個人で行ったのだからいいのでは」となります。

思い出して欲しいのは、会の知的財産の積み重ねがあってこそ今の自分があるということです。いくら個人でやったといっても、知的財産を使っているので、その補充をしてもらわなくてはならない、つまり報告して財産を増やして欲しいのです。

「会に連絡無く会員を誘って別の場所で実演をする」のは、「人的財産と知的財産の無断使用」です。
「会に連絡無く別の場所で実演をする」のは「知的財産の無断使用」です。
「会に連絡無く別の会で自分主体でやる」のは「知的財産を無断使用し、利益を他の会や自分にもたらした」ということです。


会が立ち上がる以前の活動場所については、会の財産以前の問題なのでそのままどうぞ。でもそれ以降、新規に活動したら報告してください、会を長く安定してつづけていきたいのならと、しっかり言わなくてはならないですね。
だれでもそんなに正確に生きていけないのだから、あいまいで、まちがいも多いですが、ほとんどの方は会の実演に参加して報告して、財産を補充してくださっているのです。だから皆で決めたことを守って会の実演に参加してくれるなら、なんの心配も無いと思います。
 反省や報告がたまればたまるだけ、会の財産も増えていくので、いつかみんな報告できれば一番いいですね。代表の私としては報告があるたびに会の財産が増えるので、他の会員さんを代表して「ありがとうございました」という気持ちです。



紙芝居団体にいくつもダブって入って活動する場合もでてくるでしょう。なんだかとっても大変そう、調整するほうも実演する方も。どの会の財産がどこからどこまでか、区分けできない。「自分さえよければ」を「自分が楽しまなくちゃ」に言い換える人が多いご時世です。

もう一つ、公益団体といいながら営利の事業の依頼が来たりする問題もあり、見分けることもむずかしい。少なくとも会として申し出てやることじゃないと思うのです。いつかお金が絡むだろうし、会員同士がねたんだり疑ったりする。グレーゾーンは個人でどうぞ。
つまりは図書館やセンターの公共の場所でやるのが一番安心で、代表も楽である、安心して相談できる人がいるから、という結論になります。
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