絵本の現在

7月17日の朝日新聞グローブで、絵本の特集がされていました。古典絵本が生まれる構図も説明されていて、とてもうれしかったです。

 やっぱり大人が買い与えるものだから、そうなるんだよね~というのはずっとそう感じていました。「自分が楽しんだかつてのもの」「当たり外れのないように評価が定まったもの」という、お金を出す大人の気持ちが説明されていました。 「良いものだから生き残る」という気持ちも分かるけど、もう一歩冷静に構図を研究している人はいるに違いないと思っていました。
 今を生きる子どもに届く本をと言うと、「子どもは変わらない」という意見に押しつぶされてしまいます。変わらないけど変わっている、その不思議なニュアンスを自分だけでも忘れないようにしようと思っていました。

 絵本は、生き残ることだけが正しいとは限らないのです。その場、その人と楽しんだという、その一瞬を積み重ねることも、大切なことだと思います。浜の真砂のようにたくさんのものに支えられていくつかの本は評価が定まっていくのだから、真砂を否定するようなことはしたくない。

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