おばけの紙芝居

去年、「あの、おばけがどんどん出てくる紙芝居って何だったっけ?」と尋ねられて、「あーーーあれね、ほらほら・・・」と、結局タイトルが出てこないことがありました。「これは、のっぺらぼう」「これはろくろ首」と、子どもと掛け合いしながら演じた人がいて、その場の盛り上がりように何かにメモしたのですが、どこに書いたか忘れてしまい、演じた本人も忘れてしまい、おばけで検索しても出てこないという情けない事態になりました。

 そのうちに『おばけのゆきがっせん』が出てきて、これもいいね、冬にこういうのがあると助かるね、と思って、しばらく棚上げしていました。
そんな中、今回、おすすめリスト作成のため、棚を一つ一つさらっていったら、やっと見つかりほっとしています。ただ、ほんぽーとの紙芝居架の下の段に入っていて、普段見ることが少ないものなのです。早くリストを作って「捨てないでコール」をしないとまずいと、少し焦っています。

おばけ、特にメジャーな子ども向けオバケが出てくるものは、
今回やっと見つけた
 『やまでらのかんのんさま』よこみちけいこ/脚本・絵(童心社)2004年ともだちだいすきシリーズ
冬に活躍しそうな
 『おばけのゆきがっせん』おおたか蓮/脚本、ひろかわさえこ/絵(童心社)2012年ひゅーどろどろおばけセットのシリーズ です。

『やまでらのかんのんさま』の方が、オバケの姿が大きく描かれています。マンガっぽい画風で、オバケが勢ぞろいした画面で楽しめます。オチもなかなかいいし。なむなむなーむ、という音もインパクトがあり、長さも短めで5分位でやれそうです。
オバケの絵を見ながら、「ゆるキャラ」の着ぐるみを思い出しました。昔の人は、個性あふれる人や障害のある人を妖怪のように思い、キャラクターとして形作ったんじゃないかなと、ちょっと思ったりしました。
今のゆるキャラは、無愛想だったり性格悪そうだったりするのも結構あるでしょう?今の子どもは、こういうおばけを、ゆるキャラの一種と認識するんじゃないでしょうか。全国どこでもゆるキャラを作るのがはやっていて、新潟県でもいくつあるかよくわからない位たくさんあります。ディズニーの着ぐるみに熱狂する子どももニュースで見ました。 
人間とキャラクターがごちゃ混ぜになって、お互い自然に受け入れられる感覚って、とても原始的で、とても大切なような気がしています。

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