実演記録43 新潟の紙芝居で実演訪問

カテゴリー実演記録を書くのは久しぶりです。個人情報を書かないように気をつけます。
「地域サロンで新潟の紙芝居をやってほしい」というような依頼が来ました。いつか来るだろうと思っていましたが、いざ来ると少し慌てました。
大人だけの地域の集まりだそうです。1時間弱という指示で、事前にプログラムを立てて行きました。

平成27年3月12日 午後1時45分から2時半位まで
某町内 自治会館 参加者数(全部大人60~80代位) 男12 女12 ボランティア3 合計27名。 

1 『青山のきつね』新潟かみしばいクラブ/作(手づくり)・・・・・依頼地区の近くの神社のキツネ話。演者Aさん。予定時間5分

2 『どーいんあかずきん』石倉恵子/作(手づくり)・・・・・赤ずきん話を新潟弁でやるとどうなるか、作りました。演者石倉。5分

3 (全国流通もの)『お茶にしましょ』菅野博子/作(雲母書房)・・・・・これだけ全国流通の紙芝居です。息抜きに。演者Bさん。5分

4 (三択クイズ)『にいがた妖怪クイズかみしばい』新潟かみしばいクラブ/作(手づくり)・・・・・設問は4つ。依頼地区由来の質問もあるのでやりました。演者Bさん。7分

5 (みんなで歌う)『長生き音頭』石倉恵子/作(手づくり)・・・・・鉄道唱歌の替え歌。皆で歌えるように、歌詞をカードに書いて二人で抜き差ししました。演者はBさんと石倉。5分

6 『福をよぶ大うちわ』新潟かみしばいクラブ/作(手づくり)・・・・・中央区日和山の伝説。新潟湊と祭りの団扇の話。演者Aさん。5分

7 『明和義人ものがたり』石倉恵子/作(手づくり)・・・・・中央区で江戸時代にあった町民一揆話。暴動にラブストーリーが絡む話。演者石倉。12分。

(感想)
先日、生涯学習センターであった交流会に参加したときのこと。地域包括支援の事業(地域サロンや居宅訪問)が進んできているという噂を聞きました。サロンをやる側とそこへイベントを出前する側、どちらも大変です。このサロンのチラシを事前に拝見したのですが、学習意欲と娯楽の両方が満たされるような企画を考えられている様子でした。そんな場所には、絵がよく見える紙芝居の需要が増えていくと感じています。時間が長いですから、途中で息抜きになるようなものも必要です。
 演目の中では特に、その地域に関係する話の反応が良かったです。一般的に大人向けサロンでは男の方は普段おとなしいのですが、そういう紙芝居では、ざわざわと合いの手が入りました。
AさんBさんとも、自分の言葉で語れる方々で、自分のネタの前や途中でも短いコメントをはさまれ、和やかな感じが途切れませんでした。私としてはめったにやれない「明和義人ものがたり」ができてとても嬉しかったです。「夏に古町でお祭りがある・・・」などと前置きをしてやりました。

 終了後、お菓子をいただいていると、昔は飴を食べながら見たから今度は飴持ってきて、などと言われました。地域で廃業した看板屋さんの「のぼり旗用の布」があるので下さるとのことです。 なんだか、お米などを分けてもらっていた昔の瞽女さんの巡業を連想するような現場です。
プログラムを書いた紙を一枚渡して「図書館にあるものがほとんどだから、皆さんが借りてやることもできます」と言っておきました。子どもたちとの交流で、使ってもらえるだろうかと楽しみにしています。

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