図書館・語り・紙芝居・集団相手の絵本よみ・ボランティアなどについて書きます。
絵解きボランティア
この夏の収穫
8月は全然ブログを更新しなかったですね。汗を拭きながら家事をしている最中、いくつか頭に浮かぶことはあるのですが、パソコンに向かってそれを書いていく気力が湧いてこない、そんな夏です。数十年前からの家族のアナログ写真をデジタルデータにする作業を始めたら、これにかかりっきりになってしまいました。
その1
NPO法人の機関誌「語りの世界」の次の号に、私の書いた文章が載ります。以前も「おはなし日和のおはなしのじかんに、薪のようなオブジェを作ってそれを囲んで語った」ことを投稿したことがあるのですが、今回は、企画物に対するいくつかの原稿のうちの一つです。内容は、大まかですが、「地域で起こったことなどを民話にしていく」という内容で書けということです。
「きっと新潟ならではの風土に根差したことを期待されたんだろうな」と思ったのですが、からりと明るい新潟市の住宅地に住んでいる身としては思いつくことはなく、20年ほど前の自治会の笑い話を書きました。発行されたらブログにも載せますね。そうですね、昔話も伝説も、ちょっとした地域の話がアレンジされて形になっていったものですからね。
原稿は、何日も、何回も書き直して送りました。書きながら、内容が整理されていくのが自分でもわかって楽しかったです。で、どの程度直されているか、見るのが楽しみです。
その2
「ユウガオの活け方の発見」をしました。正式には、「ヨルガオ」というのですが、白い大きい美しい花が好きで、ずいぶん昔から春にはプランターに植えて育てています。夏の夕刻、ちょっと艶めいた香りがして、楽しみにしていました。ただ、家の中に活けようとすると、すぐにしぼんでしまうし、蟻が奥から出てきたりして、なかなか長時間飾ることができませんでした。
今年はなぜかどの花も八分咲きの状態でしたが、その花を切り取って、たまたま玄関に置いておいた霧吹きで十分に霧をかけ、その水圧で蟻さんを地面に落とし、びちゃびちゃ状態で花瓶に挿してみたら、夜の11時くらいまで、わりとしっかり開いていることに気付きました。昔、枯れた枝を板に釘で打ち付けて、ものを下げて飾れるようにした台があって、そこに飾ったらうまくいったので むふふふ状態です。
その3
テレビドラマ「とと姉ちゃん」の商品試験の話を見ていて、「昔の図書館の人たちも『商品試験』をしたかったんじゃないか」と気づきました。いわゆる「選書」を、「比べて良しあしを見極める商品試験」にしてしまったのは、昭和30年代の時代のやり方だったんじゃないでしょうか。本も商品だから、比べて悪いところを探して「良いものを選び抜く」ことは時代の趨勢だった、ということ。
でも、それをそのまま 平成になって時代が向きを変えようとしている今も、ずっとボランティアにもそうしろと言い続けたのは、まずいんじゃないかなあと思います。「本を見る目を鍛える」とか言ってね。
それよりも、選書は、タイプで分けるとか利用方法別に分けるとか、そういう選び方のことだと考えを変えることはできないでしょうか。情報学の見方ですね。新しい司書も学者も、そういう見方で研究しているような気がするのですが。
絵本ナビのサイトを見て発見したのですが、「絵本」と「おはなし会・読み聞かせ」は別のカテゴリーになっているんだよね。読み聞かせをする見方と、絵本を楽しむ見方とは、違うやり方なんだよね。それを、今年の読み聞かせ講座をやる司書は、わかってくれるといいと思います。
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