図書館・語り・紙芝居・集団相手の絵本よみ・ボランティアなどについて書きます。
絵解きボランティア
実演記録36 グループホーム
久しぶりに、高齢者向け訪問をしました。依頼は多いですが、ほとんど会の方が手を上げて行って下さるので自分ではなかなか機会がありませんでした。
昨年度の実績を見てもわかるように、大人向けの訪問の割合が多くなっています。社協からの依頼もあるので、会のSさんはてんてこ舞い。しかし常に自分で反省をつなぎながら確実にやっている。一緒にやれるチャンスでした。
某グループホーム
時間:24日午後2時から2時半
参加者:元気なお年寄り15名、職員3
部屋の様子:教室より少し狭いくらいの部屋。長机にダンポール(電話でだいたいサイズを指定しておいたので、先方が用意してくださった)をのせ、その上に舞台をのせる。私の身長は167センチだが舞台は胸くらいの高さにある。聞き手は車椅子などで3列くらいになるので、その位でないと後ろの人が見えない。
交通:少人数で家庭的な施設なので、住宅街の中にあることが多い。場所がわかりにくいことを職員さんも自分で理解しておられるのか、区役所で待ち合わせてそこから車で送迎を提案してくださった。とてもありがたい。
演目:
① 『福をよぶ大うちわ』新潟かみしばいクラブ/作(手づくり)
② 『なんだろう』桜井信夫/脚本、やべみつのり/絵(童心社)
③ 『黄金バット ナゾー編』加太こうじ(大空社)
手遊び 「茶摘み」
④ 『お茶にしましょ』菅野博子/作(雲母書房)
⑤ 『ぬりえ・ももたろう』新潟かみしばいクラブ/作(手づくり)
⑥ 『へっこきよめ』香山美子/脚本 川端誠/画(教育画劇)
特記
(1)聞き手選書でやろうと思ったが「どれでもやって」といわれたので適当に見繕いながらやる。
(2)②と④は参加型。④ははじめてやったが、しりとりの部分で返事がほとんどないので、次のカードを少し見せながら当て物にしてやった。季節がちょっとあわないが、食べ物の絵のよさでカバーできると思う。
(3)手遊びは、自分の膝をたたいてもらうようにして、やった。
(4)黄金バットは、Sさんは何度もやっているせいで、口上などはほとんど覚えている。安定していて聞きやすい
(5)⑤は、歌を入れた。新潟の旨いもの自慢を最後の画面に入れる。終わってクイズ。旨いものはなんだろうね、というようなものです。
(6)⑥へっこきよめは、高齢者向けにとてもウケる。私の見かけが「ヨメ」なので、それらしく演じていても楽しい。私は昔話をもっていくのを忘れて、Sさんのを借りてやった。ぶっぶっぶーの抜きのタイミングがうまくやれたでしょうか。
(7)現在、認知症周知の紙芝居を製作中で、それ関係の本も読んだ。人間の記憶というのは「書き込み」→「保存」→「取り出し」だそうだ。高齢になったり認知がはじまると、「書き込み」ができにくくなる。だからたった今のことを思い出せないのだ。逆に、若い頃にしっかり書き込まれているものは保存もしっかりしていて、取り出しも容易で、脳が働くので快感もある。
紙芝居で当て物をする時も、直前のことを答えてもらうのは相手に負担ではないかと気づいた。ももたろうの時に、なかなか答えが出なかったのはそのせいだったのでしょう。
絵本の読み聞かせ講師について連綿と「紙芝居の窓」に書いているが、とどのつまり 新しい物やスタイルの本が「書き込めない」方が「保存」→「取り出し」で幸せになっている構図ではないか、という気がしている。
ストーリーテリングも、かつての文章丸暗記でやった方は、「保存」したものを「取り出し」でやっていくと脳も働き、幸せになれるのでしょう。ただ、これだと「自分さえ良ければ」の道です。子どもが主体的に自ら語りたくなるようなスタイルを考えていかなくてはならない。
これからの方も子どもも、絵を覚えて頭の中に保管し、その都度その絵を取り出し、口でその都度作りながら語っていくと、覚える部分も少なくていいような気がするのです。
昨年度の実績を見てもわかるように、大人向けの訪問の割合が多くなっています。社協からの依頼もあるので、会のSさんはてんてこ舞い。しかし常に自分で反省をつなぎながら確実にやっている。一緒にやれるチャンスでした。
某グループホーム
時間:24日午後2時から2時半
参加者:元気なお年寄り15名、職員3
部屋の様子:教室より少し狭いくらいの部屋。長机にダンポール(電話でだいたいサイズを指定しておいたので、先方が用意してくださった)をのせ、その上に舞台をのせる。私の身長は167センチだが舞台は胸くらいの高さにある。聞き手は車椅子などで3列くらいになるので、その位でないと後ろの人が見えない。
交通:少人数で家庭的な施設なので、住宅街の中にあることが多い。場所がわかりにくいことを職員さんも自分で理解しておられるのか、区役所で待ち合わせてそこから車で送迎を提案してくださった。とてもありがたい。
演目:
① 『福をよぶ大うちわ』新潟かみしばいクラブ/作(手づくり)
② 『なんだろう』桜井信夫/脚本、やべみつのり/絵(童心社)
③ 『黄金バット ナゾー編』加太こうじ(大空社)
手遊び 「茶摘み」
④ 『お茶にしましょ』菅野博子/作(雲母書房)
⑤ 『ぬりえ・ももたろう』新潟かみしばいクラブ/作(手づくり)
⑥ 『へっこきよめ』香山美子/脚本 川端誠/画(教育画劇)
特記
(1)聞き手選書でやろうと思ったが「どれでもやって」といわれたので適当に見繕いながらやる。
(2)②と④は参加型。④ははじめてやったが、しりとりの部分で返事がほとんどないので、次のカードを少し見せながら当て物にしてやった。季節がちょっとあわないが、食べ物の絵のよさでカバーできると思う。
(3)手遊びは、自分の膝をたたいてもらうようにして、やった。
(4)黄金バットは、Sさんは何度もやっているせいで、口上などはほとんど覚えている。安定していて聞きやすい
(5)⑤は、歌を入れた。新潟の旨いもの自慢を最後の画面に入れる。終わってクイズ。旨いものはなんだろうね、というようなものです。
(6)⑥へっこきよめは、高齢者向けにとてもウケる。私の見かけが「ヨメ」なので、それらしく演じていても楽しい。私は昔話をもっていくのを忘れて、Sさんのを借りてやった。ぶっぶっぶーの抜きのタイミングがうまくやれたでしょうか。
(7)現在、認知症周知の紙芝居を製作中で、それ関係の本も読んだ。人間の記憶というのは「書き込み」→「保存」→「取り出し」だそうだ。高齢になったり認知がはじまると、「書き込み」ができにくくなる。だからたった今のことを思い出せないのだ。逆に、若い頃にしっかり書き込まれているものは保存もしっかりしていて、取り出しも容易で、脳が働くので快感もある。
紙芝居で当て物をする時も、直前のことを答えてもらうのは相手に負担ではないかと気づいた。ももたろうの時に、なかなか答えが出なかったのはそのせいだったのでしょう。
絵本の読み聞かせ講師について連綿と「紙芝居の窓」に書いているが、とどのつまり 新しい物やスタイルの本が「書き込めない」方が「保存」→「取り出し」で幸せになっている構図ではないか、という気がしている。
ストーリーテリングも、かつての文章丸暗記でやった方は、「保存」したものを「取り出し」でやっていくと脳も働き、幸せになれるのでしょう。ただ、これだと「自分さえ良ければ」の道です。子どもが主体的に自ら語りたくなるようなスタイルを考えていかなくてはならない。
これからの方も子どもも、絵を覚えて頭の中に保管し、その都度その絵を取り出し、口でその都度作りながら語っていくと、覚える部分も少なくていいような気がするのです。
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