アンパンマン紙芝居

小型版かみしばいもあります。今度よく見てから、ここに書いておきます。


普通の大きさの物がフレーベル館からたくさん出ています。これをやってみたい方のために、私たちがどう判断してやっているか、書いておきます。

最初の講座では、「アニメはアニメで楽しんでもらえばいい」という判断を聞きました。これは「絵本の読み聞かせ講座」のときに「キャラクターものはキャラクターとして」とか「そのキャラクターさえあればよしというものだから、わざわざ使う必要はない」という論理と同じだな、と思いました。
でも、思い出すのは2年前のこと。
新潟市の読み聞かせ講座の講師が、おすすめ本として「ぐりとぐら」のシリーズをいーーーっぱいリストに入れていたのを見て、やっぱり「キャラクターさえあればいいのだな。それが子どもの感性かも」と思ったのです。大人でいえば水戸黄門みたいな安心感でしょうか。でも、私を含めて会員さんも、しばらくためらう様子がありました。
18年5月の時点では「そう遠くなく使うようになるかも知れない」などとこのブログに書いてありました。絵が、手書き風のちょっと違う感じのアンパンマンだということにも気づいていました。文が長いので、ちょっと困っていました。
 カギカッコのセリフの部分だけでもいいみたいだ、などと私が言ったものだから、みなさん挑戦しはじめました。最近は、圧倒的な人気に気づき、最近は「幼児の集まりには必須だなー」という感想もあります。
もともと漫画家の作品ですから、絵の右から左の流れなど、まちがいなく分かりやすく描かれています。

最近、別な使い方に気づきました。
 脚本を変えてやってみる練習台になる!つまり、アドリブを言う練習になるのです。
「 」のセリフで足りないところを、自分で説明したりアドリブを入れながらやってみます。これで、練習もできるし、文も短くなる。

では、試しに・・・・・『アンパンマンとおむすびまん』やなせたかし 作絵(フレーベル館)より。(写真を入れたかったが、人気マンガで手続きがめんどうそうなのでやめた)太字が、実際に演じる言葉です。


①画面
 表紙はアンパンマンが右に、左に泣いている赤ちゃんが吹きだしの中に入っている絵です。

この絵をみただけで赤ちゃんの声がする、ということがわかりますね。
だから、脚本の2,3行目は言わなくていいです。
ある日、アンパンマンが空を飛んでいると、

次の説明もいりませんね、絵を見ればわかります。その代わりにアンパンマンにセリフにして言ってもらいましょう。
「おや、あかちゃんの声がするぞ、どこだ?」

②画面
 「あーっ!!これはなんだ!!」 
次の3行も絵を見ればわかりますので、省略。
「そうか、あかちゃんのこえは この テープレコーダーから・・(略)」

というふうに、ほとんど「」のセリフとちょっとした説明で語っていけます。
どうぞお試しください。これをやっていくと、自分の言葉で語れるようになる、かも知れない。
 絵を見て登場人物の性格や間のとり方を練習している方には、絵を見て文を調整することも簡単にできます。
 絵を見て、それに合わせてください、としつこく言い続けることにしよう。これが進むと、自分で脚本も書けるようになるし、自分の言葉で言えるようになると思います。



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