「こわい紙芝居ないの?」と言われるたびに、結構困っていました。持ち合わせがあれば『のっぺらぼう』『じいさまときつね』などをやったりしますが、いつもいつもそれがその場にマッチするとは限りません。
地域の伝説から作品を作ることも、しばらく休んでいました。それとは別に、クイズ紙芝居のウケることウケること。
で、それらをひとまとめにして、地域の怖い伝説からクイズ紙芝居を起こすことを思いつき、せっせと作っている最中です。
調べれば調べるほど、話は枝分かれして幾通りにも変化しています。解釈は話ごとに違い、そのどれをとってもいいのですが、話として面白いほうがいい。そして、今の子どもにも身近に感じてほしい、というのが私の願いです。立派に、伝えられたとおりに語るのならば、他の誰かさんがやっていることですから、私はお笑いにしたいと思います。お笑いだけどちょっと怖いものを目指して。 「ほんとに紙芝居の人はいい加減で・・・」と言われてもいいので、それを踏み台にして私が前に進めば、他にもいろんなチャレンジをする人が出てくるかもしれない。
今年の箕面のコンクールも終わったのですね、今年はどうだったでしょうか。スタッフの方々は本当にお疲れ様でした。お陰さまで、私も私なりに歩いていけるような気がしています。