脚本『にいがた妖怪クイズかみしばい』

○内数字は絵カードの番号。21番以降は○で囲めませんでした。

写真はカード番号⑥。

 

 

 にいがた妖怪クイズかみしばい                  石倉恵子/作

    妖怪のおはなしからクイズを出します。ア・イ・ウの中から正しい答えを当てて下さいね。

 

 Q1

  新潟は昔、沼が多かったから、カッパがあちこちにいて、好物のキュウリの畑を荒らしたり、馬や子どもを川にひきずりこんだり、悪さばかりしていたそうです。さて、今から三百年くらい前のこと、ある人がカッパを捕まえて片腕を切り落として持ち帰りました。するとカッパは、その腕を返してくれと頼みに来て、お礼に、傷やねんざによく効く薬をくれたそうです。さて、ここで問題。その薬の名前は何でしょうか。

③ ア あいす      ④ イ じゅうす     ⑤ ウ たんす             (正解はア)

 

⑥ Q2

  千年位前、弥彦に弥三郎ばさという怖い鬼ばさが住んでいたそうです。ばさはある物が大好きで、ひどい吹雪の晩は黒雲に乗ってこれをさらっていくという噂が今もあるのです。さて、ばさが大好きな物って何?

⑦ ア お酒       ⑧ イ 高級ブランド品  ⑨ ウ 夜ふかしする子ども       (正解はウ)

 

⑩ Q3

 今から四百年くらい前の話。西川から田んぼの水をひこうと、用水路を作った小兵衛さんという人がいました。ところがそれをじゃまする人がいて、水の取り入れ口に板をこっそり差し込んだものだから、肝心な水が流れなかったそうです。さあたいへん、ここで問題です。小兵衛さんはそれから一体どうなったでしょうか。

⑪ ア 首だけの妖怪になって、口で板をはずして水をながした

⑫ イ さかさまのてるてる坊主になって、雨をたくさん降らせた

⑬ ウ ウルトラマンになって水をとばした                         (正解はア)

 

⑭ Q4

  大助小助という鮭の妖怪は、秋になると、「鮭の大助 いまのぼる」と呪文を唱えながら川をのぼってくるという言い伝えがあります。さて、今から七百年くらい前、新潟の東区のあたりに王瀬の長者とよばれた人がいて、この人はあることがきっかけで大助小助にやっつけられたそうです。その、あるきっかけとは何?。

⑮ ア イクラのおすしばかり食べていたから    ⑯ イ 鮭という漢字が書けなかったから

⑰ ウ 一日だけ漁を休むというおきてを破ったから                      (正解はウ)

 

⑱ Q5

  千年くらい前、妖術使いの黒鳥兵衛(くろとりひょうえ)がいました。兵衛は2メートルを越す大男で、新潟県内をあちこち暴れ回っていましたが、加茂次郎義綱(かものじろうよしつな)という人の軍に倒されたという伝説があります。そしてその時、兵衛の首は高く舞い上がり、鳥に蹴落とされ、首と胴は別々に埋められました。さてここで問題。その埋められたあたりでは、以前、嵐が来る前に不思議なできごとがあったそうです。そのできごとって何?

⑲ ア 鳥が突然サッカーを始めた     ⑳ イ 頭と胴が合体したいと、雷のような音で呼び合った

21 ウ 傘が2本、どこへともなく飛んでいった                        (正解はイ)

 

22 Q6

  信濃川の平島あたりの伝説です。今から八百年位前、親鸞聖人というお坊さんが川を渡ろうとした時、突然

大嵐になりました。さて、親鸞聖人はどうやって嵐から身を守ったでしょうか?

23 ア お母さんが助けてくれた  24 イ おふだに呪文を書いて唱えた  25 ウ ケータイで連絡した                                              (正解はイ)

 

26       脚本カード                                平成23年8月1日作成

参考文献: 『伝説のふるさと』新潟日報社/編 (新潟日報事業社)、

『新潟市の伝説』佐藤和彦・高橋郁子/執筆(新潟市)、『新潟県伝説集成 下越編』小山直嗣/著(恒文社) 

『ふるさと坂井輪』坂井輪地域学研究会/編・発行 、『すぐわかる日本の甲冑・武具』棟方武城/著(東京美術)

 

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