つれづれなるかも

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選手の権利、球団の利益

2005-01-24 23:49:42 | スポーツ全般
以前のエントリーで鹿島の中田浩二選手のマルセイユ移籍についてマルセイユ側が多額の移籍金を用意してくれればいいがと書きましたが、事態は最悪の方向へ進みそうです。
今月末で中田選手と鹿島との契約は切れてしまうので、その期限を過ぎれば移籍金はゼロでOKらしいんですよ。
今のところ日本国内の移籍に関しては移籍係数のよる移籍金と、契約終了後も30ヶ月の保有権などの決め事がありますが、国際サッカー事情はそうではないんだそうですね。
マルセイユ側が中田選手の完全移籍に関して提示した移籍金は2000万円。鹿島が激怒して交渉が決裂したのも頷けるほどの低評価です。
ゼロ円よりはマシなので2000万でも貰っておけばいいのにとも思いましたが、2000万円で国内30ヶ月の保有権も売ってしまうことになってしまうんでしょうか?それなら転売を防ぐためにも意地を通したほうがいいのかな?

こうして考えてみるとプロ野球のポスティングシステムは球団優遇のシステムですよね。
巨人の上原選手がわがままだといわれていますが、ポスティングで入札されればそのお金は巨人に入るわけですからね。
そのお金で別の選手を雇えばいいわけで。まあ金満巨人にはあまり関係ないのかもしれませんが。

中田選手にはマルセイユで頑張って欲しいと思う気持ちは今でも変わりませんが、鹿島が損をするのは避けて欲しかったです。そうじゃないとチーム運営のモチベーションが下がってしまいますからね。ユース育成にも身がはいらなくなってしまいそうで。だってせっかく育てた選手をタダで持っていかれちゃうんですからねぇ。
こんなことを考えちゃうのは日本人だからなんでしょうか。
国際感覚では選手個人の権利のほうが優遇されているようですね。

野球もサッカーも現状より少し真中へシフトするようなルールは作れないものでしょうかね。